ボタンを押すと即立ち読みできます!
樹は何でもできてしまう器用さ故に、周囲の人を傷つけてしまいます。下巻では、樹の過去、周囲と足並みが揃わなくなったところが描かれていて、樹の天才肌故の苦悩が垣間見えました。
勉強も部活もあえて手を抜いても目立ってしまうのは、樹の持つリーダー性なのだと思いました。
佑征が樹のことを好きなことを樹は知っていますが、どちらから言いだすのかが最後までじれったかったです。手を握り返すところは、もう二人だけの世界だなとしみじみと思いました。
上巻から引き続き読みました。
距離感と、関係性に悩む二人が続いていました!
樹の抱える孤独感は、切ないなぁ。寄る辺ない。
何でも出来てしまう樹は、いわゆるギフテッドとかタレンテッドのような感じですもんね。
出来すぎて、回りからバリアを張られてしまう。
だけど佑征は違う。樹が唯一、寄り添える存在なんですね~
正直、じれ焦れしながら二人の関係性を追うのはしんどさも有りまして。
え?これ着地どうなります?
ついね、半分くらい読んだところでラスト近くをチラ見してしまいました。
つい、朝チュンで良いけどございますかしら?
と、思ってみたけど、さすが古矢渚先生。
ある意味裏切らないぁ。
いいとこまで行くんだけどな~!
とはいえ、佑征も樹も互いに向き合って幼なじみから関係を進められたのは良かった。
タイトルどおりの展開でした。
ロ〜〜ングピリオドでしたね。
佑征は気持ちが重いし、こじれまくってるし、あきらめきれないしで、両思いになった時はさぞうれしかろうと。
それが伝わるシーンよかったです。
これだけ重い佑征みたいな人は、付き合ってからどうなるのかめっちゃ見たい。
もうほとばしってましたが、これからこの2人はどうなるんだろうと。
ま、樹はこのままかも知れませんが、佑征の執着がすごくてまた自己嫌悪になったりめんどくさくなって、樹と共に成長して大人になってくんですかね。
で、また気の毒な女子キャラ出てきた。
気の毒と言ったらいけないか。
メイン2人を触発すふ役割とは言え、健気に告白してあっさり振られて、友だちときゃびきゃぴ泣いて、絵に描いたように前向きになって。
こんなBLにおけるザ・当て馬女子キャラたち、令和でもまだ見られるんだなと感心してしまいました。
下巻では樹が何に対しても興味を無くしてしまった理由が描いてありとても切なく感じました。そして佑征の言葉によってどれだけ救われたのかが分かって、樹が佑征に固執する理由も判明したのでスッキリしました。
だけど、申し訳ないけど、私はハマり切れなかったので上巻より評価を落としました。きっとひと月後には内容を忘れていると思います。
それは多分だけどいまの私の感性に合わなかっただけで、あと10歳若かったら刺さる内容だったかもしれません。
それから個人的な好みなんですが、上下巻通して登場した女性徒の2人があまり好きじゃなかったのも原因かもしれません。
もう作者名で予約はせずに評価が出揃ってから購入を決めたいと思います。すいません。
とてもとても良かったです♥
読み終えたあと胸がいっぱいになりました(*^▽^*)
心理描写や表情の繊細な変化が心を揺さぶられました♪
上巻では、佑征視点で物語が繰り広げられて樹への想いを消すために苦悩している姿が描かれ最後に樹からの試すような言葉に佑征はどうするか⁉と気になってしょうがない展開でした。
下巻はそこから物語が始まりました。
外の雨音と静寂な暗闇の中でベットに2人…もうドキドキと緊張しちゃいました♪
樹の「しないの?」破壊力ヤバい!! これは狡いよ~(´;ω;`)
ついにキスしてしまった佑征…そこで止められたのも偉いよ。
樹、やっぱり佑征の気持ち気づいてるでしょう?なぜ聞かないの?
ドキドキしたし、じれったい2人とも自分の気持ちを言わないからもどかし~い!
冬休みが終わり学校が始まったけど明らかに2人の関係に距離ができていて、このまま離れてしまわないか不安になりました。
そして樹はまた陸上部・松島に追いかけられ、そこに土居先生が登場。上巻で樹のこと見ていたから何だろう?って思ってたから接触があって良かった。
ここで樹の「天才肌」故の苦悩が明かされます!
彼が部活や進路に対して真面目な様子がないのか。佑征が「もったいない」という言葉を樹に言わないであげてと告げたのか。
過去に樹の天才肌は周りから最初は称賛の反応だったのに羨望の対象にされるようになったのが分かりました。人間関係の難しさと感情コントロールの難しさを強く感じました。とても辛くて苦しい、兄からもそう思われたときは言い表すことができない感情だっただろうな(´・ω・`)
でもそれを佑征だけは「樹のせいじゃない」と言ってくれたのが、樹にとって心の救いで支えで自分らしくいられたんだろうなと感じました(o^―^o)
そして土居先生もよく樹のことを見ていて素敵な先生です。
距離を置いたままの2人それぞれの所に佑征は樹の兄と里帆、樹は優香。
このままじゃいけない動かなければ変えられないと、何気ないかもしれないけど些細なことが後押しになるのだと感じることができた印象深い場面でした♪
里帆と優香が2人にいい影響を与えてくれた、そして彼女2人が良い子すぎて絶対幸せになってほしい♡
最終回は最高すぎました!
雪が降る静寂のなか2人だけしかいない河川敷、雪合戦を唐突にし出す2人。
いつものノリのような空気感からガラッと2人が胸の内で燻っている感情の吐露する場面はどのコマも目が離せないし想いが熱く伝わってきて感情を揺さぶられまくりヾ(≧▽≦)ノ
佑征が今まで樹から逃げて傷つけてきたことの謝罪をしたけど、肝心の「告白」をしない佑征。それを指摘し引きずり出そうとする樹、頑固なのはお互い様だと思うけど今回はおれた樹。やっぱり気づいていたんだね…樹の「告白」めちゃくちゃ良かった♥表情も最高♪ やっと佑征も「告白」できて本当に良かった!
佑征は樹に尻に敷かれてるって友達に言われていたの本当にその通りだと思うけれど、樹の心を支え受け止めてくれる器の広さは佑征しかいないと思いました!
兄と向き合う樹、自然に接しているけどかなりの勇気が必要だったろうし簡単には元通りにはいかないかもだけど佑征がいてくれたから大丈夫だと思います。
心の繊細さは、佑征より樹の方が傷つきやすい子だと感じたので佑征の今までの行いを考えると罪深い子だと思いました!
でも結局どっちもどっちかな…(笑)
恋人になった2人、さほどいつもと変わらない感じ?かなと思ったけど…この自然な流れで空気が変わるのヤバい!2人らしいな~と思いました(o^―^o)
あと2人が「大切な存在」と認識したキッカケみたいな「萩の満月」が繋がりを結んだお菓子っていう存在で印象的でした♡
素敵な作品でした(⋈◍>◡<◍)。✧♡