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表題作星だけが知ってる

遠野健吾,27歳,カフェ店長
悠木そら,20歳,法学部2年

あらすじ

流星群が降った夜、バイト先と彼女を失ったかわりに見知らぬ男からのキスを受けた。それは甘くて苦いコーヒーのような恋の始まり。

作品情報

作品名
星だけが知ってる
著者
古矢渚 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
ISBN
9784344839199
4.2

(124)

(51)

萌々

(53)

(16)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
518
評価数
124
平均
4.2 / 5
神率
41.1%

レビュー投稿数12

渚さんワールド全開!!!

コミックス3冊目、おめでとうございます!!
高校生同士の甘酸っぱい青春ラブストーリーで
ときめかせていただいておりましたが
今作はカフェ店長(27)×大学生(20)
おお……歳の差ですね…!!!と
読む前から表情筋が緩みっぱなしでみっともない自分でしたww

大学生のそらは、
人間関係が気に入っていたバイト先が諸事情で無くなり
付き合っていた彼女にフラれ
大切なことを一気に失い傷心中でしたが
年上男性との偶然の出逢いがきっかけで
予想もしていなかった感情が芽生え……。

イケメン店長がバイだというのは抵抗なかったです、
ちょっとフットワーク軽そうですが誰彼かまわずではないし
ちゃんとそらの意思を尊重してくれるし
カフェの店長としてしっかりプロの意識がありますし。
なんたってシュッとしたイケメンです(イケメン言い過ぎ)

店長は優しくしてくれるし大人の余裕があるし、
いつのまにか心を引っ掻き回されるそらですけど
その自然な流れときたら……。
イエス、フォーリンラブ。
そら自身がとても真面目な頑張り屋さんで素直だから
店長もそりゃ惹かれるわ当然だわ。
くるっとした垂れ目ちゃんがとても可愛い…。
つい構ってしまいたくなるだろうなぁ。

果てのない宇宙のように
様々な人間がいる中で出逢えた必然、
とてもロマンチックです。
正直天文系はあまり興味はないのですが
星空が綺麗だと首が痛くなるくらい眺めていたくなりますね。

そらの大学の友人、かねやんと淳ちゃんも
やはりナイスキャラで和みます!!
渚さんの作品は良い友人が登場するのがいつも嬉しくて
今作も和ませていただきました。
このままでは勿体ないくらいなので是非スピンオフとか読みたいです!
元バイト先の高山さんもかっこいい…好き…。


お酒は飲めてもまだ大人ではない自分とは違い、
なんでも出来そうで誰だってきっと好きになるだろう店長の
自分だけに見せてくれた一面、
これもう甘苦しいわー!!!!!
あーもう渚さん!!!!好き!!!!大好き!!!!!!
じんわりじんわり縮む距離と加速する好きの気持ちと
もどかしいんだけどそこがめちゃくちゃ味なんですわ!!!!

Hなシーンがね、読みたいってそりゃ思いますよ、思いますけども
切なくなったままぐっとこらえて妄想に励みます←
きっとじゃなくて絶対そらは店長に甘やかされるんだろうなー。
決して強引にではなく、ゆっくり丁寧に優しく愛してくれるんだろうなー。

作品もあとがきでも、渚さんのお人柄がわかるような
ジワるユニークさだったり優しさだったり。
1冊まるっとでとても満たされました!!!

13

ゆっくりと近づいていくBL

既刊2冊とも購入済み、どちらも好きな雰囲気の作風でしたので作家買いさせて頂きました。
古矢先生の描かれるゆっくりとしずかに近づいていくBLが大好物なわたくしには、今回の作品もドンピシャでした。
BLに即物的なものを求める方にはオススメできません。
エロもなければ濃厚な絡みもなし。
ふたりの距離が少しずつ近づいていくのをもどかしく見守るのが最大の楽しみ方だと思います。

古矢先生は前作がともに高校生の恋を題材にされていたので、“大学生”“年の差”という毛色の違う題材にどういった物語を描かれるのか楽しみでした。
主人公のそらくんはどこにでもいる普通の男の子だし、健吾さんも特別何かに秀でているわけでもない。
日常生活にいそうな普通の男の子たちが出会い、距離を縮め、恋をしていく。
ハラハラとした緊張感や、このふたり上手くいかないんじゃ…?という危機感もなく、ゆっくりと着実に近づいていくふたりに「はよ進めー!」ともだもだしつつ(笑)、
心情の移り変わりをとても丁寧に描かれていたので、主人公が相手に惹かれていくのがわかりやすく、読了後は満足感でいっぱいになりました。
いい意味で古矢先生らしい作品だったと思います。

絵についてはとても丁寧な作家さんだと思います。
綺麗だと思いますが、どちらかというと素朴というか、丁寧と言った方がしっくりくるような。
作品の雰囲気にもあっています。
別の方が仰っている某方との類似ですが、個人的には言うほどでもないかな?といった印象です。受け取り手次第でしょう。

今回も間違いなく素晴らしい作品でした。

9

カフェに行きたくなりますよ~

今読み終わりました。
キュンときて、心が暖かくなりました。
癒される作品をさがしていて、オススメみたいなので、この作品を知りました。読んで良かった!ホント、この一言!

偶然出会った大学生のそらと、カフェ店長のけんご。星や宇宙の話が、所々に出てきて、雰囲気の為に出してるのかなぁと読み進めていたら、結構重要な役割でした。
凄く細かく内容を練られていて、お見終わった後にスッキリ。

キスまでですが、またそれも良い!
けんごの落ち着いた雰囲気と、そらの爽やかさと可愛らしさが、たまらないです。

「本腰いれて落としにかかるけど」や、「改めて、俺と付き合ってくれませんか」や「お持ち帰りしたい」などなど、後半キュンキュンするセリフばかりで、鼻息荒くなりました。
絵も、安定の素晴らしさです。
そらのクリっとした目が好き!
あと、作中に出てくる詩織(女)も、美人でBL本なのに見とれました(笑)

4

很耐看

如果又後續會更好

0

お互いに救済し合う関係性が最高

ふわぁ~っと好きだなーって気持ちが染みていくような作品。連載で追っててもめちゃくちゃハマっただろうなあと思いました。一話と二話の終わり方がすっごく良くて!期待を煽ってくる感じが半端ない!ここで終わりの短編漫画だったとしても神です。
カフェ店長と大学生。そらは「普通」って言葉が似合いそう。だけど大人から見ると先の可能性がいっぱいあって、夢を語れる純粋さも持っていて、キラキラして見えるんじゃないかな。健吾が応援したくなるの分かるなあと思いました。
健吾はぐいぐい来る大人だけど誠実な対応もできるので、安心してついて行って良い人っぽい。圧倒的な人生経験の差で大学生くらい簡単に落とせそうなのに、そうしないのが良いです。じわじわ攻めていくスタイル素敵。
ストーリーはこういう方向に進むのか~と意外だったけど、すごく良かったです。お互いに救済し合う関係性が最高。大人のちょっとしたズルさとか、それが全然効かないまっすぐさとか、二人の年齢差が絶妙。もちろん相性でもあると思うけど。
これから!っていうカップルの誕生で、あったかい気持ちで読み終われます。冬に読み返したい、大好きな作品。

0

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