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表題作秘め事の輪郭

あらすじ

新入社員の有泉は何事にもあまり熱心になれない今時の若者だ。誘われて、直属の課長の高峰となんとなく付き合いだして半年。その高峰が事故を起こし、意識不明に陥った。身内でもない有泉にできることは、高峰の好きだった煙草をくゆらして無事を祈ることぐらいだった。ある夜、有泉は目に見えない何かに襲われる。妙なところに触れてくる手の感触は。

“もう絶対に課長だ。この手はあのすけべ野郎に決まってる!”

何故か、彼のところへ毎夜現れ、不埒なことを仕掛けてくる高峰。そんな時、会社に現れた刑事から、高峰の車を誰かが細工した可能性があることを知らされる。

“俺が犯人を捜してやるから、そいつの所へ出てくれよ!”

そう約束した有泉は、高峰の事故前後の足取りを追い、上司、同僚、妻とさまざまな人の気持ちを知ることになる。高峰を事故に追いやった犯人は誰なのか。真相を追いながら、有泉は認めようとしなかった、自分自身の高峰への想いに徐々に向き合うこととなっていくが…。

作品情報

作品名
秘め事の輪郭
著者
谷崎透  sora組 
イラスト
sora 
媒体
小説
出版社
sora組<サークル>
電子発売日
4.6

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レビュー数
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得点
14
評価数
3
平均
4.6 / 5
神率
66.7%

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