いとおしき日々

itooshiki hibi

いとおしき日々
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神23
  • 萌×210
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
11
得点
164
評価数
36
平均
4.6 / 5
神率
63.9%
著者
sono.N 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
三交社
レーベル
Charles Comics
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784815501570

あらすじ

SNSで3万いいね超! 50代×60代のBL
ふたりの出逢いと軌跡を描く──これはやさしい人生の話。

出会いは18歳と28歳、あの時から…今でもずっと君を愛してる。

「いくらでも待つよ、10年でも20年でも。俺たちがおじいさんになっても」

世代別に2人の軌跡を追った──これは、やさしい人生の話。

50代の会社員である和彦と10歳年上の真は、恋人であり、親子であり、家族。
家庭教師と生徒としての出会いから、変わったもの、そして変わらないもの……。

表題作いとおしき日々

森合和彦,50代〜,会社員
森合真,60代〜,定年退職した元会社員

その他の収録作品

  • いとおしき人(描き下ろし)

レビュー投稿数11

うらやましい人生

おじさんものはちょっとと思っている人にも是非おすすめしたい一冊です
特に本を読むのが好きな方には読んで欲しい
こんな関係を築いて一生を過ごせるなんて夢物語にしかないような気もしますが、書かれていないところでは色々あったんでしょうね
主人公2人のお互いを思いやる心と、一緒に生きていくことに対する誠実さが素晴らしかったです
苦手意識は勿体無いですよ、是非読んでほしい一冊です

1

長編小説を読んだ感覚に

スタートは50×60のエッチシーン。
ここは好みが別れる部分だが、
なぜかエロスが滲み出る優しい描写。
ここだけで、二人が慈しみ合い生きてきた事が見える。
先に定年退職した真に和彦は自分も定年退職した後の夢を語る。

大学受験の和彦の元に来た10歳年上の真。
勉強へのモチベーション向上の為、
和彦は成績が上がる毎に真のプロフを作る。
↑ここは20年前学生の人は馴染みあるやつ!
更に和彦が大学合格発表を電話ボックスからするのが好きです。

時が経ち和彦が交通事故で入院集中治療室に立ち入れない真。
ここはリアルな問題。
真から養子縁組を切り出し二人は戸籍上親子になる。

和彦が定年退職をし第二の人生謳歌と思いきや、
真は墓の購入や遺言書の作成。
お互いが大切で死後も大事にしたい気持ちに涙腺が。
死が二人を別つ時までお互いの幸せを願い、
幸せでいたい。純愛を越えて人生録です。

各年代でエッチシーンはあり、
濃度は薄いがそこを構築する話の軸が凄い。
こんな作品があってよかった。

2

人生の軌跡を描いたBL

死が二人を分かつまで、を描いたBLは今までにもあったと思いますが、ここまでガッツリ高齢者同士のセ○クス描写描いた作品は初めて読みました。
そして、そのシーンがあるゆえに萌えられなかった。若かりし時の回想シーンだけなら良かったんですが、高齢者同士の性描写が生々しすぎて…すみません。
ただ、ストーリーはとてもしっかりしていると思いましたし、お墓を建てる話のところなんかはウルウルしちゃいました。
二人の人生の軌跡を描いたBLとしては良作だと思います。

0

いとおしき人生

18歳の和彦と28歳の真。
想いが通じて結ばれたふたりのお話しはそこでハッピーエンドでその先は読者各個人で思いを馳せるところなんですけれど、この作品は結末のさらにその後を共に歩んでいくふたりのお話しです。

とはいえ、物語の冒頭は55歳の和彦と65歳の真のエピソードで、そこからふたりの出会いを回顧したり、時を進め終活をして…と、ふたりの歩んできた人生の軌跡が一冊を通して描かれています。

遺言状の描写や、定年退職後の夢を語ったり、身体を労わりあいながら行う行為だったり…
あまりお見かけすることのないシーンをいろいろと体験させていただきました。

人生って綺麗事だけじゃないですけど、その人生を一緒に添い遂げたいと思う人に出会えて、それが叶い、幸せと感じられること。
描き下ろしまで読み終えて彼らの過ごしてきたいとおしき日々を、いとおしき人生を噛み締め、表紙の縁側で日向ぼっこをしているふたりを見て胸がぎゅうっとなり、たまらず涙がこぼれました。

2

幸せ

出会いから最期まで。
2人の転機となる部分を切り取った、いとおしき日々です。
もちろん描かれていない部分では様々な困難があったことでしょう。
カミングアウト、会社での立場であったり、養子縁組など。
でもそれを敢えて描かずただただ2人が睦まじく過ごしている様子が描かれています。

たかが10歳差されど10歳差。
若いときだけではなく、年を重ねても新たに困った問題が出てくるのは新鮮でした。
「いくつになっても好きな人の体」というセリフ、愛が詰まっていて好きです。

18歳×28歳、70歳×80歳までの2人を描いた最高のハッピーエンドです。

修正(紙)
白抜き(輪郭あり)
最高で60歳×70歳のいちゃラブあり
思ったよりもしっかり行為をしていました。


1

胸に刺さる作品

帯に、「50代×60代のBL」と書かれていてとても気になり購入した作品。

10歳の年の差の2人の出会い、恋、葛藤、お付き合い、養子縁組(家族になる)、看取り、死……

この生涯の時間を時系列ではなく、行ったり来たりしながら2人の人物を読ませてもらった。

必ず誰しも均等に訪れる変化を大きな抑揚でなく、ただ、ただ、自然に流れるように描かれている。

初めてのHから年齢を重ね、勿論、身体も若い頃とは違うしそれを描くのも読むのもどうなの?と思うかもしれないが2人の人生の積み重ねの作品なので、1ページ1ページが大切な流れであり、その老いた姿も大切なシーンである。

真が人生の終焉を思い始めた時、遺言書を書き記すと言った。和彦も自分も書くと言って互いに記した。打ち合わせもせず預けた互いの遺言書だが、「きっと同じ事を書いている」と言った和彦の言葉はグッときた。

残された和彦だが、真を生涯愛し、最期を看取り、真も愛され最期まで和彦を愛し……

幸せな人生を読ませて頂きました。 
胸に刺さる作品でした。






1

共に旅路をゆく

2019年発表のアンソロジー「熟れおじBLー攻め&おじ同士ー」で本作内の一編「小春日和」が収録されていて非常に印象深かった作品。
ずっとまとまるの待ってました!

でも若い人にはどうなのかなぁ?の50代x60代BL。
しかしながら、ただくっつきました、Hしました、はいハッピーエンド、というストーリー展開に飽き足らない読者層は確かに増加しているのでしょう。
そこで、人生を共に過ごす、という長い愛の物語を描く作品が出てくるのはある意味必然。
本作は、長い愛を生ききった2人の恋人たちのエピソードを出会いの時、深まる時、決意の時、別れの時、それぞれ時系列をシャッフルしつつ、行きつ戻りつで見せてくれます。

さて、いざ読んで。
長い愛。生涯の愛。永遠の愛。もちろん素晴らしいし理想の形。
だけど、いいところばかり、きれいなところばかりだったかな?
いいんですよ、ドロドロ汚くて辛いのは見たくないしこれはこれでいい。
でもこれからの「生涯系」は、おキレイで済ませないで。って思う。
溺愛の中にだって相思相愛の中にだって、引っ掛かりや不条理、ここは違うだろう、っていう行き違いはあって当たり前じゃないですか。
そこを。
目線一つで。
何気ない言葉の選び方一つで。
吐息一つで。
まさぐる指の動き一つで。
かすかな違和感や2人の日常に起こる小さな諍いや、ちょっとした嫉妬や、誤解や、怒りや。
そんなものたちをあぶり出す作品が読みたい。切実に。
そういう「死が2人を別つまで」の長い愛の生活と「機微」を読み取りたい。
全BL作者の先生方。よろしくお願いします。

1

道徳の時間

年齢を重ねていくと、徐々にBL作品の登場人物は年下になっていきます。これからの自分を考えるような本も読みたくなるわけで。BLをそこまで真面目に読んでませんけど、年末年始ともなるとそういう娯楽も楽しみたくなる。親戚と会ったり、人生ゲームで遊ぶ時節柄。

男性同士だから、という要素はあまりない作品でした。ザ人生の作品の場合、そういったトラブル、別れ、浮き沈みを描くことが多い気がします。結婚が養子縁組であることなど違いはあれど、定年を喜んだり、介護を考えたり、墓を選んだりはしますからね。介護の壮絶な部分描かれてはいないし、死への向き合い方も穏やかな雰囲気。
そういう最後になるんだろうなとぼんやり予想しながら読み始めたら著者近影に「王道的ハッピーエンド」と書いてあって、予想通りにいかないのかな?と思っていたところ、"そういう最後"を描いた割にはたしかに"王道的ハッピーエンド"だったかもしれない。

一冊にまとまると、どうしても駆け足になるのは勿体ない気もすれど、そもそもそういうコンセプトの作品かしら。道徳的な良さのある作品です。

萌〜萌2

3

泣かずにはいられなかった

10歳年上の真と年下の和彦。
18歳と28歳で出会い、そこから80オーバーまでを描いた温かく純粋な愛の物語。

各話のタイトルがとても素敵で、それだけで泣けてしまいます。
そして80歳を過ぎてくると、どうしても頭をよぎるものが……
いつか来る別れを予感させる年齢に、胸を痛める準備をしながら読んでしまいました。
長年連れ添った二人だから出せる空気感、愛に満ちた言動の数々が読み終わった後も心に響きます。

幸せに満ちたラストから涙の描き下ろしまで、ノンストップで感動しました。
最後のモノローグは、ぜひ作品を読んで確認してほしい。
新年早々、マジ泣きしてしまった;


家庭教師の生徒と先生として出会って惹かれ合い、10年20年先の未来を誓う。
そんな気の長い話を実現させていく二人が尊い。
真の20代〜80代、和彦の10代〜70代を時にノスタルジックに、時にリアルに描き切っているのが凄いんです!

時系列バラバラに語られる構成も素晴らしく、真の揺れる気持ちや不安、二人の深い愛がじわじわと沁みていきます。
クロニクルじゃないところに面白さを感じました。

白髪やシワが増えていく様な、加齢変化がしっかり描かれている所も素晴らしいのです。
細かい所まで意識して書かれているところに、先生の作品への愛と情熱を感じました。
赤いちゃんちゃんこや、アン○ルツ的なものさえ愛しく思えた^^

60代でもHしてるところは、さすがBLという感じ。
男女では描けない(見たくない?)場面もキュンとさせてくれます。
若い頃より素直になる真がイイ!

そして何より、揺るがない和彦の愛の大きさに心打たれました。
和彦の手紙にも、きっと同じことが書いてあると確信できる。
真からの手紙、全文読みたかったなあ。

とても素晴らしい作品で、グッときまくりました!
ただ、両親との関係なんかはどうだったんだろう?
特に和彦のお母さん……二人のことを許したんだろうか?
二人の愛に焦点を当てた作品なのでそこ迄は無理なのかもしれませんが、ここも人生においては大切な局面だし、すごく気になってしまいました。
いつか、そんなサイドストーリーも読めたら嬉しいです。

4

こういった味わい深い物語が増えると嬉しい

恋をして、ハッピーエンド で終わるんじゃ無くて、
恋をして家族になって 共に老いて 永く思い合う二人のお話。

死が二人を別つまで心がつながったお互いであることは、
男女の子を成した仲でも難しくなっている今世だから、本当に尊い得難い内容の作品だと思います。
食って寝て供に寝床で暮らすだけが、生活;生きるということじゃないです。
年明けから良いもの読んでしまった。

若いころのフェロモンが衝動させるピチピチの肉欲愛から、フェロモンが枯れて互いを思い合う性が聖・清に昇華した愛は、生き物の至上の愛と教わったけれど、この物語はそれを描いているんじゃないか、と感動しました。

よしながふみさんの「きのう何食べた?」も、同じテーマの作品ですが、
心の結びつきに焦点をあてた、努力して長持ちさせている、落ちそうで落ちない線香花火の灯のような愛を包みあって育んでいるカップルを描いた作品、
こういう作品がもっと増えて欲しい。
男女の愛より、もっと厳しい条件で生きているマイノリティな存在の二人。
描き切れない部分もあると思うけど、厳しい中で手を離さない二人の生き方を読むと、感動します。
比較すると、私はとっても薄情。
薄情に負い目を感じるので、こういう結んだ手を離さない作品に気持ちが揺す振られるんだと思う。

4

この作品が収納されている本棚

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