ごはんにする?お風呂にする?それともオレ!?

年下Ωに押しかけ女房されてます

toshishita omega ni osikakenyobousaretemasu

年下Ωに押しかけ女房されてます
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神12
  • 萌×221
  • 萌6
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
13
得点
163
評価数
41
平均
4 / 5
神率
29.3%
著者
井伊イチノ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ラブキスボーイズコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥730(税抜)  
ISBN
9784344847736

あらすじ

超エリートαだけどダメおじさんな辰二郎のもとにやってきたお見合い話。相手の男子高校生(Ω)の蓮を見た辰二郎は「若すぎる、倫理的にダメでしょ」と否定的。だけど辰二郎と結婚したい蓮の可愛すぎる誘惑、そして初めての発情。さらに家に居座られてしまって、どうする辰二郎!?彼の理性がいま試されるーー!? Pixivコミックで累計閲覧数250万超の人気作品がついにコミックス化! !

表題作年下Ωに押しかけ女房されてます

辰二郎(α),在宅ワーカー
白峰蓮(Ω),16歳,高校生

その他の収録作品

  • 年下Ωと結婚生活しています(描き下ろし)

レビュー投稿数13

期待し過ぎたかも?

情報欄にエロ度標準とありますが、私からしたら少なめです。

でもエロなんかどうでもいいのですが、攻めの辰二郎が余りにもヘタレ過ぎて萌えられませんでした。

蓮にフラフラしつつも実父のトラウマから、何度も理性総動員でΩの誘惑から逃れ続けます。

そんなに我慢出来るものなのかと、何度目かには冷めて来てしまいました。
大ボリュームですが内容は繰り返しです。

そんなに蓮が自分に執着する理由が気になるなら話し合えば良いのにしてません。
そして居なくなってから自分の気持ちに気が付くというヘタレぶり…。

蓮の二十歳の誕生日旅行で番になる時も、やっと自分の間違いに気が付いたヘタレ攻めです。

辰二郎のお兄さんの方がよっぽどアルファっぽいのが謎でした。

1

世捨て人系ダメおじα × 攻大好きなDKΩ

結婚する気がない年上αと、可愛く健気に迫る高校生Ωによる年の差オメガバース。
苦しくなるほどシリアスではないけれど、バース性に悩まされるαの、真面目で少し切ない純愛ストーリーです。

ふたりの物語はお見合いから始まります。
いわゆる政略結婚で、もともと結婚に後ろ向きな主人公・辰二郎(α)は、お相手の蓮(Ω)に「断っていい」と言います。
しかし蓮はとても乗り気で、好き好きオーラ全開で押しかけ女房しに来るわけです。

実は蓮、辰二郎との忘れられない思い出があって、政略結婚と言えども辰二郎への恋心は本物。
真剣で、一生懸命な蓮のラブアタックに辰二郎も段々と絆されていきます。

けれど辰二郎は生い立ちゆえに人一倍、Ω差別を嫌っており、自分がαであることにも嫌悪感を抱えていて…
どうしてもΩの蓮を受け入れることができないのです。
αへの強い嫌悪を振り払い、蓮自身としっかり向き合えるか?というところがポイントになります。


辰二郎は年上αだけど、あまりスパダリっぽくなかったかな。
まあまあヘタレです。
特に最終話にあたる第7話は、まさにヘタレ辰二郎。
読者によってはもっとガッといけ!と思うのかもしれないけど、スマートに「幸せにしてあげる」と言えるリード上手のαより、自分の方が年下Ωに「幸せにしてもらっている」という辰二郎がわたしは好きだなぁと思いました。

逆に蓮は、もしかしたら自分たちは魂の番じゃないかもしれないからと言って番になるのを留めたり、年の割に冷静で思慮深い性格だったと思います。
押しかけ女房しちゃうくらい大胆な一面もあるけど、基本的には我慢強くて健気。
家のために身を引く→辰二郎との思い出を胸に前を向く→Ωになんて…
この終盤の流れは健気過ぎて、うぁああぁ〜…っ!!


で、描き下ろしがこれまた良いのです。
なんと第1話から10年経ったの彼らの姿を描いたもので、お見合い当時の秘話が明かされます。
泣ける。なんとも温かい描き下ろしエピソードでした。

最終話で数年後、描き下ろしで10年後を見せられたら、その間のあれこれが気になるというもの。
それこそ、やまもおちもいみも無くていいから、空白の時間のイチャラブをもっと見たいです♡

1

可愛い押しかけΩ

270ページ超のたっぷりボリュームで描かれた井伊先生のオメガバース。

αですが自分の生い立ちや背景から第二性のしがらみにとらわれたくない辰二郎と高顔面に柔らかな物腰ながらなかなかに強引な押しかけΩの蓮。

蓮の溢れんばかりの辰二郎大好きオーラ。
ポメ系美少年の破壊力といいますか、あんなに健気に真っ直ぐに想われてはじめは蓮を遠ざけようとしていた辰二郎も絆されていくのは仕方がない…
ですが、心情描写がしっかりとしていて、ただ絆されるだけではなく、ふたりがお互いを想い合い求め合い家族になっていく過程がコミカルな中に切なさも盛り込まれ、一話一話丁寧にお話しが紡がれていてじっくり読み込むことができて満足です。

オメガバースで出会いから発情を経て、気持ちが結ばれてから何年も最後までいたさないというある意味偉業?を成し遂げた蓮を想うがゆえの辰二郎の鋼の理性には頭が下がります。

どのページを見ても井伊先生の端正でお綺麗な絵を堪能できて、目にも嬉しい一冊でした。

1

ほのぼの絆され系かと思いきや・・・

今回は大企業の社長の弟と見合い相手の高校生のお話です。

とある事情で結婚を急ぐ受様と見合いした攻様が観念するまで。

この世界には男女の性の他に
アルファ、ベータ、オメガという分け方があります。

一番人口が多いのが普通の人であるベータです。
男女ともに妊娠可能で発情期があり、
フェロモンはアルファに強く作用するオメガは
1%と言われています。

残るアルファは能力が高く国の要職や会社経営者に多く
昔は人口の1%でしたが、
今や0.1%を切る程貴重な存在とされます。

攻様は会社社長でアルファの父と
オメガの母との間に生まれたアルファですが
攻様はアルファに向けられる責任や重圧を嫌い
自由気儘に活きています。

それ故、父はもちろん
ベータの兄以外の親族とは疎遠な生活ですが

ある日、
その兄から「会って欲しい人がいる」と連れ出され
取引先の会社子息である受様を紹介されるのです。

何とこれは攻様の"お見合い"だったのです!!

受様は制服姿の見目麗しい美少年で
あまりにも若い相手に倫理的によくないと
及び腰の攻様でしたが、
相手の受様はかなり乗り気なようです。

俗に若いオメガを好む人間は多いのですが
攻様にとっては差別と表裏一体にしか思えません。

受様だって大手企業の子息と思っているのか
こんな年が離れたおじさんとの見合いなんて
望んでいるとは思えません。

しかし受様はなぜか攻様に好意的で
しかも昔、会った事があるとまで言い出して!?

はてさて、
この2人のお見合いはうまくいくのでしょうか!?

自身がアルファである事を忌避している攻様と
攻様兄が攻様の見合い相手に選んだオメガの受様との
ラブコメディ調オメガバースになります♪

受様は攻様との出会い(というか再会)で
初発情を迎えてしまうのですよ。

攻様はなんとか受様の発情を抑えようとするのですが
初めてな受様は頼れるのは攻様だけとばかりに
攻様から離れてくれません♪

受様に手を出せない攻様は
離れてくれない受様の1人エッチを見せられても
そんな受様を放っておけず悶々に耐え、
何とかその場をおさめる事に成功しますが

受様を思って耐える攻様の優しさに
受様が惹かれない訳がなく、
受様は体当たりで攻様にぶつかる事にするのです。

それが"押しかけ女房"って事なのですよ ヾ(≧▽≦)ノ

こんな受様が押して押して押してまくって
攻様が絆されちゃうのかな!? と思いきや、

攻様の出生や受様の家庭事情やらが絡まって来て
攻様が絆されちゃった頃にはアレレレ!?
そっちに行っちゃうんだ!? 的な展開になり

攻様が受様の手を取って2人で幸せになるまで
楽しく読ませて頂きました♪

受様の狙ってる見え見えな押せ押せも可愛いけど
体当たりしていく様子の必死さが凄く可愛いです。
攻様が落ちちゃったのは当然ですね。

攻様がちょっと忍耐強すぎないか!? と思いましたが
ずっと年下の受様に対しての矜持もあったのかな
と思うと攻様もかなり可愛く見えてきてしまい
ほのぼのほっこりな気分で読み終えられました。

0

いたいけで健気な、花嫁オメガバース。

拗れた想いがぐーるぐるしちゃうけど。
初恋を実らせた花嫁オメガバース!とにかく甘い!甘い筈なのに。
作家さま毎に違う世界線のオメガバースが楽しめるのも、この設定の興味深いところ。
本作はやはりというか、ベーシックというか。バース性で差別され、Ωはとかく生き辛い世の中。そして辰二郎は 優秀なαであるという特権階級なのに、性別に縛られない生き方をしたいといって、名家を出て、一見アウトローな生き方をしている。
そんな辰二郎を見かねたβの兄は、辰二郎を結婚させようと見合いを持ちかけるのだが。
見合い相手はまだ高校生。番いにするにはピッタリだという蓮はΩらしい美少年だった。
年若いΩを番いにしたいというおっさんαが多かろうという世界観らしい。
辰二郎は、倫理観的にも子供に手は出せないだろう⁈ と驚き、性的にΩにハマる様な差別的人間を侮蔑しているから。拒絶しては逃げ回るのだが、この、政略結婚の裏にあるもの、まだ子供なのに家の為に嫁に出されるΩ性の哀しさ、そして何より真っさらで健気な蓮の可愛らしさに絆されて。どんどんどんどん恋に落ちて行くのだ。甘ーい‼︎

もちろん。辰二郎的に正しい倫理観を選ぼうと、もがく姿にも。そう思うに至った哀しき背景があり。だからこそ、蓮をこの世界のあらゆる差別や辛い事から守りたいと願う様になる。
ラスト周辺の、辰二郎の台詞には捕まれます‼︎ サラリと流されてしまうかもしれないけれど。蓮の両親に放った台詞には刮目して欲しい。というか、この両親は毒親ですっ!(憤慨‼︎)そして辰二郎の亡き父も毒親。
こんな最悪な親の元に育ったとしても。自分の思うように、正しく強く、生きる事を選ぶ。
テーマはちょっぴり重かったりするんだけど、愛情がブレること無く安心させてくれるんです。
このお見合いを最初に持って来た兄の、弟想いなところにもほっこり。
あと。イチノ先生の可愛らしい絵!辰二郎に可愛く懐く蓮の愛くるしさ。背の高いイケメンの辰二郎。描き下ろしには、蓮そっくりの可愛い子供と温かな家庭を築いているのを読めて幸せ♪

1

受けの笑顔と攻めの寝顔のまつ毛、プライスレス

年下でオメガの少年・蓮から、押しかけポメラニアンならぬ、押しかけ女房をされるアルファの辰二郎。
まさにタイトル通りのお話なのですけれど、カバーイラストの雰囲気とはまた少し違った、真面目でピュアなお話をあたたかさと可愛さでくるんと包んだ印象を受けるお話です。
初読み作家様だったのですが、細めの線で繊細に描かれた絵がとっても綺麗ですよねえ。
特に、花が咲くような蓮の笑顔が好き。すごく可愛い。

主に攻めである辰二郎視点、時々蓮視点で進むこちらの作品。
オメガであり、10歳以上も年下の高校生の蓮が「好き好き好き〜!」と、お見合い相手である辰二郎に健気に猛アタックを繰り返す様子が尻尾を控えめにふるふると振っている小型犬的で、読んでいてなんとも微笑ましいんです。
甘えるように寄り添って眠る蓮の可愛さったら!

そんな蓮からアタックをされる攻めの辰二郎ですが、まともな感覚を持つ理性的な大人だったのがとても良かったんですよね。
アルファがオメガの発情に抗えずに手を出してしまいがちなオメガバース界の中でも、なかなかの理性と常識をお持ちの攻めだと思います。
まだ未成年の愛らしい蓮にほだされながらも、自身にも相手にも"待て"を言える大人がじりじりする姿が好き。

こちらのお話。この世界においてのステレオタイプな人ではない人がメインのお話というところが見どころかななんて思います。
辰二郎は、いわゆるアルファらしいアルファではないんですよ。
むしろアルファなことやバース性の関係性に対して嫌悪感や思うところがある人。
なぜ彼は嫌悪感を抱くようになってしまったのか?
そして、蓮からのアプローチの数々を受けてどうなっていくのか?
なぜ蓮はそれほどまでに辰二郎を想ってやまないのか?
可愛いラブコメだけでは終わらず、2人の心情とともに丁寧に描かれていて非常に楽しめましたし、描き下ろしでは最高に癒されてしまった。

ただ、本の厚みは嬉しい厚さだというのに、全体的にエピソードがあっさりとしていたことと、蓮側の家庭事情が良く分からなかった点がなんだか気になってしまう。
会社を潰すわけにはいかないし、従業員にも生活があるから…と、オメガの息子に政略結婚をさせようとする両親が謎でもやもや。善良そうな人たちに見えるのだけれど。

1

優しいストーリー

ちょびっとお色気度の高い表紙にビビッて手に取ることがなかったのですが、レビューが高評価ばかり。ということで気になって購入してみました。

αという性に嫌悪感を抱き葛藤するスパダリαの辰二郎×一途で健気なΩの蓮の恋のお話。

辰二郎がαを毛嫌いする理由、そして年の離れた辰二郎を一途に想い続ける蓮。
この二人の内面が少しずつ見えてきて、すれ違いつつ、モダモダしつつ心を少しずつ通わし始める二人がとにかく可愛い。二人とも好青年なので、読んでいて応援したくなる。

辰二郎のお兄ちゃんもナイス。
辰二郎とお兄ちゃんは、その生育環境から仲たがいしてもおかしくない関係で、けれど彼らは強い信頼関係で繋がっている。

読み進めていく過程で彼らの関係性、内面、そういったものの魅せ方が非常にお上手で、読んでいてするんと理解できる。痛い展開になったり、すごく悪い人がほぼ登場しないので心がホカホカする感じ。

んー。
全体的に非常に優しく温かいストーリーで、こういうお話がお好きな方は多いだろうな、と。

が。

非常に素敵な作品だったからこそ、もう一声ほしかったな、と思いました。

例えば蓮の実家。
家業が傾き、Ωの息子を身売りさせるほど困窮させる状況でありながら、蓮は「いいところのお坊ちゃん」という設定。さらに、お金のために息子をすごく年の離れたαのオッサンに嫁がせるって、それって親としてどうなのよ…。

もっと言うと、嫁ぎ先の決まっている息子が他の男(=辰二郎)と見合いする。これも、どうなのかな?

蓮も、蓮の両親も、結婚相手がすでに決まっていることを納得している、という状態でのお見合い。二股かけることになるわけで、うーん、という気持ちになってしまった。

さらに辰二郎も。
彼は父親との確執から自身のαという性に葛藤を抱いているわけですが、その父親が登場しないために今一つ説得力に欠ける。

優しいストーリーにしたいという作者さんの思いは理解できますし、実際、終始温かな空気感の漂う作品になっていてその思惑は成功したと言えると思いますが、その辺りが描き込まれていないために、バッサリ言ってしまうと奥行きの無い、浅いお話になってしまったように思います。

あともう一点。

彼らの年齢が分かりづらい…。
正直、辰二郎と蓮の年齢差が、絵柄からは推測できませんでした。辰二郎が自分のことを蓮と年の離れたオッサン、と評しますが、その年齢差が絵柄から読み取れないので、その辺りが上滑りしてる感じ。

酷評してしまいましたが、萌えどころは沢山あります。
キャラも良いし、ストーリーも良い。すごく素敵な作品ではあります。
だからこそ、この突っ込みどころの多さがなければ…、という感想になってしまいました。

反対に言うと痛い展開が苦手とか、優しい、ほっこりしたストーリーが読みたい気分の時には最適な1冊かと思われます。

2

しっかり者の2人

表紙をみると年下Ωが色仕掛けでおじさんαをおとすみたいな話かなと思っていましたが、読んでみると2人ともしっかりしていてえっちするのも結婚して蓮が20歳になる頃で想像していた話とは違いましたがいい話でした。

蓮は最初の頃は辰二郎に猛アタックしていて積極的でしたが、礼儀正しくていい子なのが伝わってくるしワンコみたいでかわいかったけど、辰二郎と別の人生を歩むと決めて家を出た時から急に大人びて、顔はかわいいままなのに成長を感じました。

最後に2人の子供もみれて、辰二郎と蓮が結ばれて本当によかったし、すごくいい家庭を築くんだろうなと思いました。蘭が辰二郎をパパ、蓮をおとーさんと言い分けてるのがかわいかったです。

1

ほっこり心温まる安心オメガバース

この作品はすごい。

まずは、なかなかお目にかかれない、斬新なオメガバースものだったなぁという印象です。
というのも、
"α自身がαであることを嫌悪していて、責任などのしがらみのない生活を望む性格"という、この安心感しかない攻めの設定。
これがオリジナリティに溢れており、ストーリーが面白いなぁと感じました。

そして、受けが一途に攻めを想う姿に心打たれます。
と同時に、無邪気な可愛さがとにかく癒しで、受けを見てるだけでも疲れが吹っ飛んじゃいます。
いい具合にせつないところとコメディな部分とが詰まっていて、ストーリーは十二分に楽しめました。

それにしてもせつなさ多めでした。特に後半。
攻めも受けも、抱えている過去や今の状況が深い。後半はギューッと胸を締め付けられるせつなさに、かなりの時間駆られていました。
遊園地の約束をしたシーンは忘れられません。

心がとても優しい実はスパダリな攻めに、可愛い可愛い受け。
すごくハートフルな心温まるお話で、読み終わった後はかなりぬくぬくしていました。
ホッコリしたい時にまた是非読み返したいなと思います。

2

可愛くて優しいおすすめのオメガバース♡

『同性の恋人と同棲して6年が経ちました』に続いて読んだ井伊イチノ先生の作品です。

デイトレーダー 辰二郎(α)と高校生 蓮(Ω)のお話。

ある日、団地で一人暮らしている辰二郎は、兄に「会ってほしい人がいる」と連れ出されます。
辰二郎が高級ホテルに到着すると待っていたのは高校の制服を着た美少年。
「お前のお見合い相手だ」
兄の言葉にビックリする辰二郎ですが…。

かなりボリュームのあるページ数にも関わらず、丁寧で可愛い絵柄と上手なストーリー構成で、最後まで一気に読めました。
ただ、オメガバースの特徴的な設定は弱いので、ドラマティックな激しさなどはありません。
その分、作品全体がふんわりと優しさと甘さに包まれており、さすが井伊イチノ先生だなと感じました。
シリアスな場面もどこか安心して読めてしまうのは、逆に幸せなのかも(笑)
それぞれのバックボーンを回想シーンで絡め繙かれるので、辰二郎のα嫌いの原因や蓮の恋心なども理解しやすかったです。

お見合いの返事を断られてしまった蓮ですが、辰二郎の兄のアドバイスもあり、辰二郎の家に居候することに成功します。
「おはよう」「おやすみ」と言葉を交わすのも、一緒に食事をするのも、誰かと暮らすことが久しぶりの辰二郎にとって蓮との毎日は新鮮でした。
…が、このお見合いが政略結婚のためであることに気が付きます。
しかし、蓮が自分の名前を呼びながら〇ナニーする姿を目撃して…。

表向きは政略結婚に見えますが、じつは蓮の一途な恋心が軸になっています。
蓮の両親が経営している会社は業績が悪く、このままでは倒産しかねません。
何とかして会社を支える従業員とその生活を守りたい…。
高校生の蓮は両親から重い負担を強いられます。
会社の債権と最後の恋…タイムリミットを迎えた蓮が選んだ答えとは?

一方、大企業の社長だった父親の隠し子だった辰二郎。
αの父親のようになりたくないと兄以外は家族と疎遠です。
会社を跡を継ぐことも出来るのに、亡き母親と暮らした団地を買い戻し一人で生活していました。
そんな辰二郎の日常に入り込んできたのが蓮だったのです。
純粋で無垢な蓮がめちゃくちゃ可愛くて、辰二郎も拒否するのが大変だったでしょう(笑)
しかし、発情期のΩのフェロモンにも負けない辰二郎の意志の強さには感服です。

このお話には、当て馬は登場しません。
脇キャラとしては、最後まで「いい仕事」をする辰二郎のお兄様が登場します。
お父様の跡を継いだ本家のご子息ですが、異母兄弟の辰二郎をとても気に掛けているんですよ(笑)
お兄様がいたからこそ、蓮の恋が成就したと言っても過言ではないでしょう。
いいお兄様だな〜。

Hシーンは、エロは薄いですが愛おしさと可愛さでいっぱいです。
蓮を大切にしているからこそ、20歳まで手を出さなかった辰二郎に拍手!
もはや天然記念物ですよ(笑)
魂の番でもそうじゃなくても2人には関係ない。

描き下ろし『年下Ωと結婚生活しています』
本編の数年後のお話。
おぉ、子供もめちゃくちゃ可愛い〜。
愛し愛される素敵な家族が出来て良かったね(泣)

ある意味、新たなオメガバースの世界を切り開いた作品なのかも?
理性を失い本能で惹かれるのではなく、お互いの気持ちが伴って初めて結ばれる。
それは、まさしく「愛」なのです。

辰二郎の心の変化と蓮のひたむきな想いにキュンキュンしっぱなしでした。
結婚して何年経ってもずっとラブラブの2人♡
来世も来来世も結ばれて欲しい!
ちなみに、おじさん設定の辰二郎ですが全然若いしイケメンですよ(笑)
カッコイイ辰二郎と可愛い蓮の外見や内面などの対比も楽しめる1冊になっています。

オメガバースはもちろん、可愛くて優しいお話がお好きな方にはぜひ読んでいただきたい。
井伊イチノ先生のファンにもご満足いただけると思います。

4

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