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表題作執事は夜の花嫁

ヴァンパイア・アレイスト,受様と弟の恩人の伯爵
千歳晶緋,攻様の秘密を知り花嫁にされる執事

あらすじ

全てを捧げ奉仕する、それが執事の務め―。
幼い頃、弟とともに伯爵・アレイストに拾われた晶緋は、彼に恋心を抱きながら執事として仕える毎日を送っている。
しかしある事件をきっかけにアレイストの正体を知り、口封じのため無理やり花嫁にされてしまった…。
淫靡な婚礼の儀式を経て、夜毎花蕾を使われ奉仕を強いられる。
でも、彼の好きな人は本当は晶緋の弟だったのだ…!仕方なく花嫁にした不本意さをぶつけられるように酷く抱かれる日々。
晶緋は泣きそうな思いを堪え彼に仕える…この切ない一途な想いの行方は―。

作品情報

作品名
執事は夜の花嫁
著者
あすま理彩 
イラスト
あさとえいり 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784877245429
2.4

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萌々

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中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
4
得点
14
評価数
7
平均
2.4 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

気持ちがすれ違ったまま花嫁にされる受け

すれ違い片思いの切ない展開です。
無理矢理があるので、苦手な方はご注意。

伯爵でヴァンパイア・アレイスト 不器用俺様攻め×執事・千歳晶緋(20)健気受け
病弱な弟の方ばかりが大事にされるのに、初めて自分の事を大事にしてくれたクリストファーのことをずっと晶緋は慕ってきた。
偶然、アレイストの正体を知ってしまって、口封じの為に彼の花嫁にされることに。
本当は弟の方を好きだと思っている晶緋は切なくて。

本当に晶緋のことが好きだから花嫁にしたのに、晶緋は弟の身代りと思っているので、抱かれても悲しそうで。
その所為でアレイストは余計に酷くしてしまうし、晶緋の方もだからひどくされるのだと思って、思いあっているにも関わらず、すれ違ってしまいます。
お互いに早く愛を伝えあえばいいのでは?というようなすれ違い片思いです。
リンク作の「伯爵は夜の花嫁」の2人が出てくるのですが、自作でのキャラ感と違ってクリストファーが嫌味な悪い奴にしか見えませんでした。
晶緋に誤解させて切ない展開を作る為に、わざとクリストファーに酷い言葉を言わせていた感がありありで、通常のキャラとずれていた気がします。
それだけに、クリストファーのキャラの違いに読んだ時に驚いたぐらいです。
攻めを悪者にしない為に他のキャラに言わせて、無理矢理にすれ違いを作ったのがバレバレで、ちょっとあからさますぎる気がしました。
それさえなければ、あっという間にハッピーエンドだったからかもしれませんが。
攻めのアレイストにも誤解を解くように、もっと頑張って欲しかったです。

誤解している中でのHが切なくて萌えたので、健気受けが好きな方にはお勧めです。

エロ:★4 鬼畜エロ多め。
総合:★4 切ない展開はよかったのですが、すれ違いをする過程が不自然なのが勿体なかったです。

0

吸血鬼の花嫁

身代わり花嫁モノかと思いきや…
命を助けて拾ってくれた伯爵・アレイストを想う晶緋。
成長した晶緋は養われているだけというわけにはいかないから、街に出て働こうと思うのにそれを許さないアレイストに執事の仕事を与えられ働いていた。
執事という立場を弁えているから今まで以上にアレイストに距離を持ち、頑なに同じ食事の席につこうとしない。
それを苦々しそうにしているアレイストに晶緋は気づかない。
ある日アレイストの正体を知ってしまった晶緋は口封じのため花嫁にされてしまうが、アレイストは本当は弟を花嫁にしたかったと知ってしまう。
それから毎晩好きな人に抱かれているのに、自分は仕方なく花嫁にされた立場だと思い込んで辛そうな晶緋。
抱かれたあと優しく接してくれるアレイストに頑なに執事として接する。
アレイストは晶緋が好きで花嫁にしたのに、晶緋はいつも悲しそうに抱かれていてつい酷くしてしまっていた。
本当は最初から両思いだったのに晶緋の勘違いとアレイストの言葉が足りない事ですれ違ってしまう。

晶緋が健気でいじらしいです。
序盤からアレイストが晶緋が好きなのは結構伝わってきてました。
執事の晶緋に高そうな宝飾品を与えるけど弟はそんなの貰った事ないと言う。
眠れなくて朝起きれなかった晶緋を心配して様子を見に行ったり、夜お酒を買出しに行こうとする晶緋を引き止めたり。とても優しいです。
まあこうなったのもクリストファーが原因だから勘違いするのも仕方ないですね。
ちょっと勘違いに至るクリストファーの発言に無理やり感もありましたが、全体的に話の流れが切なくてよかったです。

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ヴァンパイアの花嫁。

シリーズものとは知らず読みましたけど、こちらだけでも問題なく読めました。


受け様の晶緋は、幼い頃両親が行方不明となり、弟と一緒に伯爵・アレイストに保護される。
もちろん攻め様はアレイスト。

アレイストへ恋心を募らせながらも、アレイストの為に執事として尽くしている晶緋。
健気だけど、頑なだなぁ、なんて思ったりも。
甘え下手なんですよね。


近くで連続殺人事件が起こっていたある日、アレイストの元へ来客があり、晶緋はアレイスト達がヴァンパイアである事を知ってしまう。

正体を知られた者は、意志を奪ってしもべにするか、快楽によって服従を誓わせる花嫁とする…
アレイストが花嫁にしたかったのは弟の方だと思い込んでいた晶緋にとって、自分は口封じと身代わりの花嫁。
これは痛々しかったなぁ(ノω・、)

2人のスレ違いが切なくて萌えました。

ただ、殺人事件の方の結末は、めっちゃ不満が残るんですよね。
アレイストが犯人だと思い込んだ刑事のやり方が酷すぎて( º言º)
せめて謝罪くらいさせて欲しかった。
BLとは関係ないけど、モヤモヤが残りました。

辛い思いをしていた晶緋ですけど、今後はアレイストの執着と溺愛が待ってますね( ^ω^)

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すれ違いもの

神父→伯爵→執事の順に読み終わったこのシリーズ…図らずも時系列順だったのね~ラッキー(*´∀`)♪
個人的には神父>執事>伯爵の順で好きかな。

「身代わり」ものって割と好きなんだけど…晶緋も良い子なんだけど…明らかに好意を向けられているのに「身代わりだと思い込んで止まらない」受けにちょっとヤキモキ…。
何か展開が読め過ぎて…。
健気な子だから嫌いじゃないのだけどね…。

あと挿絵を見る限りでは弟の刻は「美しい・可愛い・病弱」というイメージではないかなー…。
元気でやんちゃな子って感じ。
クリストファーや晶緋が讃えるほど違和感が生じてならない(´・ω・`)ショボボン

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