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表題作黒い夜の陰謀

市村浩基 若手代議士
白川佳純 若手弁護士

あらすじ

弁護士の白川佳純は、黒い噂のある若手代議士の犯罪を裏付ける決定的証拠を掴んでいた。
しかし、追い込む寸前で事故に遭い記憶を失ってしまう。
佳純が目覚めたのは、浩基という恋人の部屋で、浩基は佳純の体力が戻っても、マンションから一歩も外へ出そうとはしなかった。
自分を監禁状態にする浩基に対して次第に疑問を抱くようになった佳純は、時折フラッシュバックする記憶の中に以前の浩基の姿を見るようになった。
鋭利な視線と、凍りつくような冷たいオーラ…。
いつも優しく自分を抱く浩基とはかけ離れたその姿に、佳純は激しく動揺して―…。

作品情報

作品名
黒い夜の陰謀
著者
あすま理彩 
イラスト
音子 
媒体
小説
出版社
竹書房
レーベル
ラヴァーズ文庫
発売日
ISBN
9784812431993
3.2

(20)

(1)

萌々

(7)

(8)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
5
得点
60
評価数
20
平均
3.2 / 5
神率
5%

レビュー投稿数5

やってるシーンが相当長い……

 弁護士の白川佳純は、黒い噂のある若手代議士の犯罪を裏付ける決定的証拠を掴んでいた。

 しかし、追い込む寸前で事故に遭い記憶を失ってしまう。

 佳純が目覚めたのは、浩基という恋人の部屋で、記憶を失う前から佳純と恋人同士だったのだ、という彼は何くれと佳純の世話を焼いてくれる。
 ただ、佳純を外に出すことだけは絶対にしなかった。
「近所の買い物くらいなら自分で行ける」と佳純が主張しても、「体調が万全ではないから」という理由を付けて、決して佳純を外に出そうとしない。
 始めは、浩基が自分のことを心配してのことだから、と気に留めていなかった佳純だったが、フラッシュバックする過去の物と思える記憶には、鋭い目をした浩基の姿しかなく、また自分も、スーツを着てやる気に満ちた格好であった。

 今、自分の置かれている現状と、浩基の余りの様子の違いに次第に疑問を抱くようになった佳純は、マンションをこっそり抜け出す事に成功する。
 そこには自分を「かすみ」と呼ぶ男の姿が……。

 男の事を思い出せない佳純は、そのまま逃げるようにマンションに戻るけれど、男に腕を掴まれた感触は鮮明で、確かに失った記憶を呼び戻して……

 という感じの話でした。
 とにかく、浩基が佳純のことを自分の手元に引き止めようと必死なせいか、そういうシーンが長い長い長い長い……
 正直「本編何処ー!?」という世界で……読み疲れました。

 いや、そういうシーンを楽しみたいのなら、すっごくオススメ。
 訳のわからない不安感を抱く受けとその受けをひたすら騙しながら、自分の元に引き止めようとする攻め。
 しかもそっちも結構えげつないことやってるし……
 それ自体はものすごく萌えたんですけど、それでも何よりもページ数が半端なく多くて、読み疲れました。

 もうちょっと本編メインでもよかったのになー……と。

 そっちのシーンをたっぷり堪能したい方にはオススメしますが、そうじゃない人には疲れるかもしれません。

1

同じ相手に二度恋をする

弁護士の白川佳純は若手代議士の黒い噂の真相を追っていた。しかし、追い込む寸前、事故に遭い記憶喪失に。
目覚めたら、浩基という恋人の部屋。
時折、記憶が戻るが、全部思い出すことが出来ない。
全ての記憶が戻り、浩基に夢中になっている。

0

ある意味面白味のある展開

なんだかちょっと複雑な気分にさせられる物語でした。
ストーリーの進め方としてはあまり読んだことのない感じでしたので、楽しめました。
起承転結の「承」がとても長~い感じかな。

弁護士の白川は代議士市村の裏帳簿の証拠をつかみ、いよいよ追い込めることが出来ると息巻いていたが恋人の検事奥寺は危険が伴うと心配をしていた。
そんな矢先、白川は自動車事故にあい記憶を失った。
記憶のない白川に市村は自分が恋人とウソをつき同棲生活が始まる。

この同棲生活(監禁生活)のシーンが長く、そしてえっちシーンの連続です。
お腹いっぱいで、そしていつ話は進むのだろうと思いながらすでに終盤。

部屋から出してもらえない白川はある時鍵を見つけて外へ出る。探しにきた奥寺に会ったことがきっかけで記憶が戻るが…

疑惑があっさり晴れたのはいいが、元カレ?となってしまう奥寺さんがちょっと悲惨な感じが。
でもこの超展開な感じは嫌いじゃありません。

代議士物は好きではないのですが、ほとんどお仕事関係の話が出て来ないのと終始ふたりの世界なのが変わっていて、これはこれで良かったかなと言う感じでした。

0

もっと続きが読みたかった

読み終えて、「えっ、ここで終わりなのか〜! 思いが通じ合った後が読みたいのに…」とまず最初に思いました。
弁護士の白川佳純は代議士である市村浩基の犯罪の証拠を掴み、追い込む寸前で自動車事故にあい記憶を失ってしまう。目覚めると佳純の恋人の市川の部屋で佳純の世話をしてくれる。そして、同棲生活が始まるのだか…。

ほとんどが同棲(監禁?)生活のシーンでした。佳純も記憶がないながらに市村に惹かれているのがわかるし市川も時折冷たい顔ははしても佳純の事が好きなのが伝わってくるしよかったんだけれど…ちょっと長すぎましたね。
あまり話が進まないのにページ数は残りがどんどん少なくなってくるし、記憶が戻ってからはあっという間でした。
それでも佳純が市川を庇おうとして、市川が佳純を部屋に引き留めた理由もわかりお互いの気持ちが通い合う場面はよかったです。
でもでも、その後両思いだとお互いわかってからのラブラブが見たかったんですよ。 書き下ろしでも載せてほしかったです。
挿絵がとてもキレイでよかったです。

0

ヤリたい放題

記憶喪失なのを良いことに好き放題だな、攻め(;´Д`)
正直、「こんなところで終わるのっΣ(・ω・ノ)ノ」だったのでアレなシーンを減らして結末を何とかもう少し書いて欲しかったです…。
いやもー…削っても良いんじゃない?と思う勢いの連続っぷり。
お腹いっぱいではみ出ちゃうわ←
編集さんから増量指示されたらしい(あとがき参照)んですが…編集さんorz
せっかく面白そうな設定なのに…。
代議士、弁護士、検事のお仕事については何も書かれてないに等しいです。
サスペンス…何それ?そんな設定だったかしら?状態。
ひたすらやってるだけ(´・ω・`)
なんか勿体無い…。

1

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