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表題作極・華

八島宗二 磐田組分家八島組組長
蓮川水樹 政治家の愛人

同時収録作品極・華

龍ヶ崎義純 ヤクザ
真木洋平 龍ヶ崎の『嫁』

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

やくざのせいで両親に心中された水樹は、窮地を救ってくれた男の愛人となった。
が、今や政治家のその男を脅かす極道・八島を消せと指示される。
やくざへの怨恨を元に殺意を奮い立たせた水樹だが、八島を狙う他の刺客に刺されてしまう。
図らずも八島の命の恩人となった水樹はしかし、八島にまっすぐな目で射抜かれるたび戸惑いと熱い疼きが生じ…やくざを憎みつつ、また、殺意を抱きつつも、命がけで八島に抱かれたいと思いが募る―。

作品情報

作品名
極・華
著者
日向唯稀 
イラスト
藤井咲耶 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
シリーズ
極・愛
発売日
ISBN
9784829654132
3.8

(5)

(2)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
19
評価数
5
平均
3.8 / 5
神率
40%

レビュー投稿数2

受けの水樹、萌えとは違う意味で好きだ

なかなか骨のある誘い受けで、非常に面白かったです。
頭がよく、適度にずるく、適度にプライドが高く、適度に一途で、適度にビッチ。
八年間も政治家の愛人をしたあと、その愛人を苦しませるヤクザを殺すために、みずから鉄砲玉としてそのヤクザのもとに出向く。
でも、殺すはずが、そのヤクザの命の恩人になってしまい、怪我を負ってしまう。
で、怪我が治るまでそのヤクザに面倒を見てもらうことになる。
ともに過ごすうち、どうしようもなくそのヤクザに惹かれていく受け。
ヤクザを油断させて殺すためにベッドに誘いながらも、「抱かれたい」という本心は、否定するそばから沸きあがってきて。

こういう受けは、BL小説では珍しいので、ゾクゾクしながら読みました。
こういう性格の受けで、遊郭モノとか読みたいな。
ほんと面白かったです。

難点は、文体というか、文章の構成が、私には合わないことかな。
会話のあいだにモノローグを挟むという文章構成を多用されるので、疲れてしまいました。

ちなみにこれは、『極・愛』『極・艶』『極・恋』と続いてきた、極シリーズの四冊目です。
毎回主役が変わるので、前作を読んでなくても内容は掴めますが、順番に読んだほうが面白いです。

1

極道の人ってそんなに悪い人ばっかりじゃない。

ヤクザが家族を奪った。
そんな、水樹を拾い飼い馴らしたけど…
その男を救うつもりで、ヒットマンになるものの、
狙った相手、八島に夢中になる。

0

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