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表題作動物園の鳥

あらすじ

春の近づくある日、鳥井真一のもとを二人の老人が訪ねてきた。僕らの年上の友人でもある木村栄三郎さんと、その幼馴染みの高田安次朗さんだ。高田さんが働く動物園で、野良猫の虐待事件が頻発しているという。動物園で鳥井が掴んだ真実は、自身がひきこもりとなった出来事とどうつながるのか―。鳥井は外の世界に飛び立てるのか。シリーズ完結編。

作品情報

作品名
動物園の鳥
著者
坂木司 
媒体
小説
出版社
東京創元社
レーベル
創元推理文庫【非BL】
発売日
ISBN
9784488457037
3.3

(3)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

シリーズ最終巻

面白かったので2.3巻と一気読みしてしまいしました。坂木と鳥井の素敵な共依存関係どうなることかと思いましたが、2人共重い一歩を踏み出し今までと少しだけ変わった次の段階の関係へと進んだようです。残念ながらBLではないけど将来そうなる説が100%消えた訳ではない(往生際が悪い。私の)。坂木の奴がなー。女への未練ありありなのが腐女子的には何とも残念。絶対BLになる世界、みたいに「あれ?こいつこんなに可愛かったっけ。腰ほっそ!」みたいになれば!もう一押し。

「守っているつもりでその相手にすがっている」という鳥井のセリフは坂木にとって痛かっただろうな。鳥井は滝本のことを言ってたんだけど、坂木もまさかそうだとはこの時全く思ってなかったんだと思う。2人が大人になっていきこの蜜月のような日々が少しずつ色を変えていくのは何だか物哀しい。

まあおじいさんになってもお互い結婚してなかったら一緒に暮らしたらいいじゃない、と思います。BLではないけど私の中では限りなくグレーゾーンのお話です。

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