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溺愛する勇者×誤解から嫌われる平凡な幼馴染み
決して面白くない訳ではありませんが、両片思いの焦れったさを期待していた自分としては少し違ったなー…と言う印象に。
魔王討伐後の世界。
勇者の婚約者である王女から、手切れ金を渡された勇者の幼馴染み(所謂モブキャラ)が、書き置きだけを残して旅に出る……
が、実際には王女の勝手な妄想で婚約なんかしてないし、何なら勇者は一途に主人公のことを想い続けていて、旅に出た主人公を追いかける…と言う、見事な〝すれ違い展開〟にワクワクが止まらず一気読み!
序盤はめちゃくちゃ好みで「こりゃ、文句なしに神だな!!!」と思っていたのですが、勇者との再会が思ったよりもアッサリしていて、両片思いの焦れったい攻防戦が続くのかと思いきや、意外とすんなり両思いに…
主人公は攻めの事を「大切な幼馴染みで兄弟」と言っていたのに、いつ恋心を自覚したんだろ?
王女との婚約の噂も「良かったねー」と祝福して嫉妬心等も無かっただけに、主人公の心の変化が分かり辛くて「あれ?」となりました。
また、コロコロ視点が変わる文章に慣れなくて大苦戦
とは言え、冷たい態度をとりつつも、受けを一途に想い続ける攻めの不器用さにキュンとして、そんな攻めに「嫌われている」と勘違いしつつも、攻めとの思い出を支えに1人で生きていこうとする受けの健気さも良く、思わず応援したくなる2人でした◎
ピッコマで試し読みをして、もう猛烈に続きが読みたくなり、あっという間に本を購入!
もう素晴らしい作家様に出会え、こんな幸福はございませぬ!!
もぉね、もぉねぇーーー、痒いところに手が届く!
読んでてワクワク♡ドキドキ♡ニヤニヤが止まらないっ!!!
本も単行本より大きかったので、これも嬉しい♡
読み易いし、イラストも大きな画面で見られてヨダレものであります!
そして国1番の勇者であり、めちゃくちゃかっこいい攻めが、受けの事を好きで好きで愛し抜くその姿勢に感涙(´இωஇ`)♡
まさか自分が愛されてるなんてまるで思ってもいないーだって普通の男性だし。(だから気付きもしなかった)受けも、コレまた良い!
勇者の行動を誤解し、受けを排除しようとする勇者の仲間達や、王太子、勇者に惚れて我が物にしようとする王女、読み出しのこの絡みがコレまた絶品!!。獣人の一言で全てが覆えされる場面が何度読んでも面白くて、ヤバいくらいでした。ハイ、ホント何度も何度読み返してしまった 笑。
でもここ迄まではホンの序章!
この後も面白い!面白い!!
良くある「クールな攻めが何考えてんだかサッパリわからん」が無いのよー!!
どうにか受けを傷付ける事無く、一生涯をかけて守って行こうとする攻めのまぁ健気なこと♡
でも皆にバレちゃったから、もう遠慮なくグイグイと行くあたりも良いし、受けが間違って媚薬を飲んでしまい、どうしようも無く乱れても、そこをつくこと無く物凄い精神力で自分を抑え、ひたすら受けに尽くす所も、(読んでてこっちが欲求不満になりそー 笑)愛が深いっっっ。
そしてちょっとした誤解で、受けも攻めを愛していたと自覚し、晴れて二人が結ばれるのももう拍手拍手
(゚∀゚ノノ"♡パチパチパチ♡
おめでとー!!と声を限りに叫んじゃうよ ♡
本当に素敵な先生に巡り会えました!
またこの物語を盛り上げてくださった素敵なイラストの白崎小夜先生、まだ感動がおさまりません!!
またまた追っ掛けする先生が増えましたが、シアワセなんだなぁ~~~(*˘︶˘*).。.:*♡
ありがとうございました♡♡♡
健気すぎる攻めと鈍感で頑張り屋な幼馴染の孤児院院長
既に詳しくレビューされているので、詳しくは他の方のレビューを参考にしていただいて、ちょっとだけ。
勇者としての武功を挙げ凱旋してきた幼馴染ジオ(攻め)に寄生しているとジオの仲間たちに思われてきた孤児院院長のレイル(受け)。
何度もジオを自由にしてやれとアドバイスされ、とうとうジオと結婚すると噂の王女から手切金を渡され旅に出ることを強要されたレイルは、その言葉に従い、初めて自由を得ます。
それを知ったジオは烈火の如く怒り狂い…
話は普通なら中盤あたりに出てくる当て馬に程よく追い出されるところから始まります。
激怒するジオに対して仲間達は自分たちの考えを訴えますが、それに対してジオの明かされることになかった恋情と気遣いに驚かされます。
報われなくてもいいレイルの負担を少しでも減らせれば、というジオの気持ちとレイルの置かれている立場に驚き、何も知らないで必死に子供たちを守っているレイルを傷つけたことを悔いる仲間達は本当はとてもいい人たち。
一言レイルに謝りたいと皆でレイルを迎えに行くことにするのです。
ジオの献身にはもう感動しました
レイルは一人での孤児院の経営により心身ともに疲弊していて子供たちを健康に育むことに精一杯でジオの気持ちに気づくことはありません。
ジオも気がつかれないように気をつけていて、二人の恋人でもない家族でもない、同士のような関係がとてもいいです。
本編最後の孤児院の一番の年長の片腕的存在のウィリー視点の独白で泣きそうになりました。
子供たちことでいっぱいいっぱいのレイルに自分の心配をさせたくなくて一生懸命言葉を尽くして勇者の仕事に危険はないというジオの献身を、幸せになった二人をずっと間近で見守ってきた様子がとてもよかったです。
あと、何度か出てくる誓句、これがとても心に沁みます。特に最後の「火神サラシネを抱く兄弟たちへ、変わらぬ愛を注ぎます」と言うところが好きです。
二人の手紙の最後に必ず書いてあることに、そして何かあった時にいつもそれを読んで心慰められることに泣きたくなるほど切なくなりました。
とても素晴らしい話だったのですが、一つ難点を言うとすればタイトルで絶対損してると思います。軽めの話と思っていたらずっと重くて深い話で嬉しい誤算でしたが、タイトルで敬遠する人がいるのではと思うのです。
もったいないなー。
じつは、初めてタイトルを見た時にちょっとだけ引っかかってしまって避けてしまったんです。
そして人気Web小説の書籍化って文言も、今までの経験からなかなか信用出来なくて、、、。
でも何かの拍子にちるちるさんのレビューを読んで、俄然興味が湧いてしまって購入しました。結果、読んで良かったです。レビュワーの皆様のおかげです。ありがとうございました。
あらすじを読んだ時は手切れ金を貰って孤児院から出たレイルをジオが追いかけて、気持ちを伝えてハッピーエンドくらいにしか思っていなかったんです。
確かに追いかけて行ったし、ジオがレイルを囲い込むのも早かったんですが、それだけじゃなくてとても深くて思わず唸ってしまうような内容でお見事としか言えませんでした。
特にジオのレイルを思う気持ちが深くて、彼のずっと耐えるような愛情が胸に迫って来るんです。それにレイルもジオを大切に思ってて、「なんだこの二人は両思いだったんじゃん」とか思ったりするんですが、そう簡単じゃなかったところにとても萌えました。
そしてジオのレイル以外に対する扱いがとても小気味良いんです。王族だろうが関係ない。子生意気な第二王女をやり込めた時はスッキリさせて貰いました。
そんなレイルがジオが気持ちを決めるまでじっと待ち続けるんです。口は悪いけどこんな溺愛攻め最高でした。
レイルが居なければ何も意味がないと思っているジオがどんな選択をするのかがとても興味深くて、上手くまとまった結末にはなるほどと唸りました。
書き下ろしも面白くて、一気読みして寝不足になりました。
私のようにタイトルで躊躇してたら、是非読んで欲しい作品です!