金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story

konpeitou no umi shizumanu yoru no kobune afterstory

金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神13
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

71

レビュー数
2
得点
73
評価数
15
平均
4.9 / 5
神率
86.7%
著者
中庭みかな 

作家さんの新作発表
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イラスト
テクノサマタ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
電子発売日
ISBN

あらすじ

珍しく風邪で寝込んでいるという瀬越を看病したいと申し出た創。そこで、熱に浮かされてせいにして瀬越がようやく口にできた、心の底からの望みを知る――。高野も瀬越も傷つけず、どちらにとっても最上の結果を導き出したい創は、考えに考え、高野に相談を持ち掛ける。(「金平糖の海」)

病院付属の図書室に司書として勤める関家は、アルバイトの大学生・高野と、この図書室をよく利用する外科医・瀬越の会話を聞く。(「おまもり」)

ほか、書き下ろし短編を収録。夜空にきらめく星々のような、「沈まぬ夜の小舟」後日譚集。
91ページ

表題作金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story

高野慧一,麻酔科医
相澤創,高校生で高野の恋人

同時収録作品金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story

瀬越利哉,外科医
相澤創,高校生で高野の恋人

その他の収録作品

  • 金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story「スイートチリ・シュガーナイト」書き下ろし
  • 金平糖の海 沈まぬ夜の小舟 after story「おまもり」

レビュー投稿数2

『沈まぬ夜の小舟』の番外編集

『沈まぬ夜の小舟』の番外編集、という立ち位置の作品です。
電子限定、ページ数にして110Pほどというページ数がさほどない作品ですが、彼らのその後や中身が垣間見れるなかなかナイスな作品でした。

3話収録されていますが、1話目が一番ページ数が多く、さらに内容も濃い…!『沈まぬ~』にドはまりされた方にはぜひとも読んでいただきたいと思う作品です。

本編のネタバレも含めてのレビューになります。ご注意ください。






『金平糖の海』
時系列としては本編の終盤。瀬越がアメリカに行くという話が進んでいる段階のお話です。

瀬越が熱を出したと高野から聞いた創は、瀬越の看病に赴く。
そこで熱を出し若干弱った瀬越から、とある願いを聞いた創は―。

瀬越の願い、それは、

以下壮大なネタバレになりますので少し下げます。ネタバレ厳禁な方はここでストップしてください。




*************************************


最後に、もう一回だけ、創を抱きたい。

というものだった。
創は、その願いを聞いて―。


創が愛しているのは高野。
けれど、瀬越もまた、創が困っている時に手を差し伸べてくれた人。創にとっては切り捨てることができない、大切な男性なんですね。

が、瀬越に抱かれるということは高野を裏切ることでもあって。
悩んだ創が出した答えは…。

んー。
これは賛否両論ありそうな展開だな、と正直思いました。
個人的には、高野+瀬越×創、という三角関係っていうのかな。本編でもどちらを取るか、ではなくどちらも欲しい、という展開でもいいなあと思っていたので、今作品の創の行動にあまり違和感はなかったのですが、もしかしたらこういう展開が苦手というかもいらっしゃるかも。

本編は、エロ度は決して高くない作品なのですが、このエピソードはちょいエロな作品でした。

書き下ろし『スイートチリ・シュガーナイト』
実家から沢山のエビが送られてきたと言って瀬越がエビを持ってやってきた。三人でエビを殻をむき、瀬越が作ってくれたエビチリを食べるが…。

『お守り』
創が成人になり、高野と籍を入れた後のお話。

こういう番外編集って良いですね。読んでいてすごく心が温かくなる感じ。
創たちのその後とか、関係とかが読めて、すごく嬉しかった。

特に『金平糖の海』はめちゃめちゃ良かった。もしかしたら瀬越救済のエピソードなのかな。彼に、心から愛し愛される、そんな恋人ができることを願っています。

3

本編後の後日譚

本編を読み終えてすぐ、存在を知り読みました。


そうきたか…
というのが正直な感想でした。
本編上下巻を読み、創の思考についてわかっている分、何となく予感はしてましたが…


以下ネタバレあります


順風満帆の創と高野。ですが創の心の中ではどうしても瀬越との事が引っ掛かったままでした。
瀬越への情というよりも、瀬越を楽にしてあげたい、という思いが一番強いのだと思います。
風邪をひいた瀬越をお見舞いに行った創。
瀬越の「叶うならもう一度抱きたい」という言葉を受け、創は真剣に考えます。
普通なら断って終わりなのでしょう、でも創は、このままではいけないとずっと思い続けていて、高野にある提案をします。

高野はそれを聞き、最終的には承諾します。
が、もちろんいくら創の願いとはいえ、すんなり受け入れられる内容ではありませんでした。
大人気ない態度を取ってしまい、創もまた、怒らせてしまった事を気にやみます。
でも後に、高野がなぜ承諾したのかがわかる一言があり、そこで納得できたように思います。

創が買った宝くじが当たり、そのお金で二人で行く予定の温泉旅行に、創の願いで瀬越も誘います。
もちろん瀬越は断ります、が、創の誘いに折れます。
心境は複雑だったであろうことは予想できます。

瀬越の口利きで良い旅館に泊まれることになった3人は同じ部屋で布団を並べて寝ることに。
その時に、創は瀬越の言った、「叶うならもう一度抱きたい」の言葉を持ち出します。
動揺し、創にも高野にも怒りを表す瀬越、創は言います、だから3人で、と。

抱いた事、抱かれた事を辛い記憶として残すのではなく、幸せな記憶として残す為だったのだと思います。
正しいのか、正しくないはのかわかりませんが、必要な事だったのかもしれない、読みながら感じました。
二人に愛される創、創を愛する高野と瀬越。
とても扇情的で濃密な一夜で、快楽に溺れる創に、幸せになれてよかった、と心から思えました。
ちなみに瀬越は挿入しませんので、念の為書き添えておきます。

その後の、創が高野姓になった後のお話もあります。
創は看護大学生になり、高野と瀬越の病院にある図書室で一時的にバイトをしています。
瀬越との関係も良好、幸せいっぱいなお話でした。


読んでよかったです。
創は与えるものがなくても与えようとするので、瀬越にそれが本当の意味で伝わったのじゃないかと思えるお話でした。
高野の瀬越への思いは単純ではないと思いますが、創を大切に思う気持ちは瀬越も同じだと確信していると思います。

これからの三人の幸せな笑顔を感じる読了感でした。

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