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表題作夏のてっぺんに咲く

天野陽介,高校2年生→大学生
綾辺香一,高校2年生で陽介の幼馴染→大学生

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下イラスト

あらすじ

「俺が陽介の恋人になれたらよかったのに」
幼なじみで親友でいつも一緒にいた陽介。
今年もいつもの夏のように陽介やいつもの連中と海に花火に祭りに…
そんな毎日を過ごすんだろうと思っていた。
あの日、陽介に彼女ができるまでは。
陽介の隣の彼女に胸がちくんと痛む。
彼女とのデートの為にバイトに励む陽介にモヤモヤした。
それが“嫉妬”だと気付いたのは少し経ってから。
陽介への想いは日に日に大きくなり、そしてある日想いが溢れてしまって━━?

幼なじみで親友で…それ以上…DKたちの真っ直ぐで不器用な青春グラフィティ

作品情報

作品名
夏のてっぺんに咲く
著者
炬太郎 
媒体
漫画(コミック)
出版社
コスミック出版
レーベル
Spicy Whip Comics
発売日
電子発売日
ISBN
9784774732268
4.1

(89)

(38)

萌々

(34)

(10)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
18
得点
359
評価数
89
平均
4.1 / 5
神率
42.7%

レビュー投稿数18

何度読んでも本当に大大大好きなお話

夏とDKと恋愛という眩しくて切ないキラキラの青春BLです!
幾度となく読んでいるのですが読む度にすごく好きだと惚れ直す1冊です。

まだ恋を自覚していない香一の元に無邪気に彼女ができた報告をしてきた陽介。そんな切ない待ったなしの始まり方をする物語ですが、陽介が早々に彼女にフラれてしまうため前半は本当に眩しいくらいに夏を楽しんでる2人を見ることができます。その分後半が辛いんだけど!!

この物語の特徴は間違いなく香一の気持ちの変化がものすごく丁寧に描かれているところだと思います。
陽介と彼女を見ていてどこか座りが悪い気持ちになり、彼女と別れた陽介と過ごす夏がとんでもなく楽しかったり、途方に暮れそうになった水族館で自分を見つけてくれたり、性欲を覚えたりと恋に落ちない理由を探す方が難しい夏を過ごして、その後急に現実を突きつけられ自分の気持ちが抑えられなくなったりともう香一の変化や葛藤が手に取るようにわかる描写があまりにもうますぎる。
そしてその後陽介の葛藤が描かれていて、陽介が答えを出す勢いがまた学生らしくていいなぁと思いつつ、でもこの始まり方でうまくいくのか…と不安になった気持ちを描き下ろし以降で幸せにしてくれるという構成まで大好きです。

ただの親友から始まって最後は気の置けない親友のような恋人として末永く仲良くしていくんだろうなぁという未来が見える終わり方で、本当に最初から最後まで大満足でした。

0

高校生たちの甘酸っぱい青春

※ネタバレ注意

 私はアオハルBLが大好物なんですが、この作品には私の好きがこれでもかというほど詰められている作品でした。特に好きだったポイントとしては
・二人の関係性→最高
・香一君が陽介君に思いを吐露するシーン→最高
・絵の綺麗さ→最高
 こんな感じですね。特に2つ目の思いを吐露するシーンはあらすじにも使用されている「俺が陽介の恋人になれたら良かったのに」というセリフが登場するシーンで、ここのコマ割りや画角だけでもこの漫画を買ってよかったと心から思えるほどです。
 詳しいことは読んで確かめてほしいのですが、最後に言える一言としてはこれを読んで後悔することはないということです。

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最高!!!

表紙買いだったんですけど、絵柄も私好みで内容も最高でした。感謝

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ある男子高校生のひと夏のはなし

今回珍しく片方の子が髪染めてます。だいたい地毛で派手髪な漫画多いけどこの漫画の子は染めてます。リアル感あって好きやで。プリンにならんのはよくわかってるじゃないか(誰)プリンになったら萎えちゃうからね(だから誰)
甘酸っぱい青春です。セックス?ナニソレオイシイノ状態です。まじで男子高校生。あー、尊い。
セックスセックスのヤリまくってる漫画ばっかり読んでると心が汚れちゃう(時すでに遅し)からたまにはピュアっピュアな漫画を読まなくちゃいけないの。心が汚れてるみんな読んでね((()

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転機の夏

陽介に彼女が出来たことで初めて気付いた気持ちがあったことはきっと香一が一番驚いていたはずで。
はっきりと認めることも否定することもしない香一の曖昧さから気怠げな夏を感じて、なんとも言えず切ない気持ちになりました。

彼女から陽介を奪いたいとか好きで好きで仕方ないとか、そういう激情はないのだけど
これまでの陽介との思い出の欠片を集めていくと彼への気持ちが完成するような。
ゆっくりと香一自身も自覚していく様子が美しかったです。

気持ちを伝えられてちょっと流されるようなカタチだった陽介も
しっかりと香一とも自分自身とも向き合ったんだな、とわかるような2年後のお話が素敵でした。

転機になった高2の夏をこれからもきっとふたりは何度も思い出すんだろうな。
暑くて楽しいことがいっぱいで非日常があふれている感覚になる夏は存外にあっさりと過ぎてしまうもの。
ほんのり物悲しい気分も感じつつ、爽やかでキラキラしたふたりの夏の日々がとても眩しいお話でした。

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