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表題作メロンの味 上

(仮) 木内昌汰,30歳,中城の家の居候
(仮)中城親,25歳,ライブハウスで働く青年

あらすじ

「俺 ナカジョーくんがいい! 」
ライブハウスで働く中城と常連客の木内。
ふたりの同居は急だった。
木内は同棲していた彼女と別れたばかりでしばしの寝床を探していたとのこと。
さらには人肌がないと眠れないから一緒に寝たいと言う。
自分はゲイだと明かして断ろうとする中城。
だが、「いいよ! 」と言い切られてしまい…

作品情報

作品名
メロンの味 上
著者
絵津鼓 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813032991
4.5

(374)

(263)

萌々

(73)

(23)

中立

(12)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
27
得点
1688
評価数
374
平均
4.5 / 5
神率
70.3%

レビュー投稿数27

下巻の内容含む

精神疾患で咳出るの?という薬や疾患に知識を持っているという方のコメを見て精神疾患持ちからコメントさせていただきますと「出ます」。
書物やwebでは関係ない(実際ヒットしない)など記載されていますし、単なる風邪と疑われる方も多いから疑問に思われる方も多いでしょう。薬の副作用かもしれませんしそこは個人差だと思います。
(余談:病は気からっていいますし、その気が滅入ってるので病院からは無視され処方箋に咳止めはくれず年中市販薬で抑えてますが。)

リアリティもあって設定も細かく描かれていて私自身、感情移入してしまいましたし、きちんと前を向こうとしている木内さんと自分を重ねてしまって涙しました。
逆にこういう症例もあるんだ、そういう寄り添い方(支え方)もあるんだということも学べる一冊です。さらに、まだ世の中寄り添ってくれる人も少なからずいると励まされる(?)、幸せを分け与えてくれる(?)作品だなと個人的に思い神評価にしました。
(下巻の内容を含んでのレビューを書いています。上巻は作品への敬意と序章として物語への引き込み具合が素晴らしかったので結局のところ神評価)

この二次元においてリアリティがあるのは…って方は控えたほうが良いかもしれません。

追記:上下セットで購入されることをオススメします。(上巻の終わりが次が気になって仕方のない状態で幕を閉じるので)

カッコが多くてすみません。少し妬みを含んでます。気分を害された方、申し訳ございません。

18

今までと、ちょっぴり違う…?

作家買い。
絵津鼓さん作品、ちょっぴりお久しぶり?な気がしていて、しかも表紙の雰囲気が絵津鼓さんのイメージとちょっと異なっていて。ん?もしかしてシリアス展開なのかな?なんて思っていたのですが。

上巻のカバーの折り返しの部分(「そで」って言うんですかね)とか下巻の「あとがき」を拝見して、絵津鼓さん、体調崩されていたんでしょうか。もう大丈夫なのでしょうか。ご自愛ください、先生。

ということでレビューを。

絵津鼓さん作品て、ほのぼのっていうのか、可愛いっていうのか、ほっこりするっていうのか。そんなイメージが個人的に強いのですが、今作品はねえ、なんて言えばいいのかな。

すっごく心に突き刺さる。

そんな味わい深い作品でした。





主人公はライブハウスで働いている中城くん。
その日もいつものように働いていたが、常連客の木内という男性にいきなり居候を頼まれてしまう。同棲していた彼女に振られ、家を追い出されて行くところがないのだという。やむなくそのお願いを聞き入れ自宅に連れて帰る中城くんだったがー。

というお話。

BLではテッパンと言える二人の恋の始まり。

親の持ちもののビルの最上階に棲む中城くん。
そして、働いている様子はないのに金銭的な問題はなさそうな木内くん。
お気楽な若者たちのお話。

という描写から物語はスタートするのですが。

いやー。
いやいや。
こうくるか!

切ない、というのとはちょっと違う。
けれど、傍からは見えない「何か」を抱えた男たちのお話なんですね。その「何か」を乗り越えようとして、もがいて、あがいて、傷ついて。一人では乗り越えることができなくて、立ち止まってしまった、そんな男たち。

何だろうな。
自分と重ねてしまうっていうのか。

大なり小なり、こういう闇は誰もが抱えている気がします。そこを、シリアス過ぎずに、けれど軽視することなく、ストーリーを紡いでいく。その絵津鼓さんらしい温かさとか、優しさに包まれている。そんな感じ。

今作品は上下巻が同日発売になりました。上巻では二人は身体を重ねることはありません。ないのだけれど、触りっこはあります。絵津鼓さん作品なのでエロ度はもちろん高くないのですが、その触りっこがね、とってもエッチです。お互いの傷をそっとふさぐような。

上巻は中城くんの抱えた想いがメイン。
でも木内くんもまた、何かを抱えているのだろうということが読み取れる。

そして、タイトルの「メロンの味」。
これ、どういう意味なのかなって思っていたのですが。
作中、「メロンソーダ」が登場します。メロンじゃないのにメロンのような「何か」。けれど人はそれをメロンだと思い、そして愛しているし受け入れている。

んー。
味のあるタイトルだなあと。

そして、これも書きたい。
表紙がとても素敵です。絵津鼓さん作品は割とポップな表紙のものが多いですが、この色合いに、この絵柄。

で、紙質が良い…!
普段、本には透明のブックカバーを掛けていますが、これは掛けずにそのままで置いておこうかと思ってしまった。

先述しましたが、今作品は上下巻ものです。
下巻もまとめて購入されることをお勧めします。

15

あえて描き切らないところがすきです


みなさんも言ってる通り、セリフなどの文字がない、描写だけのシーンが多いので故に、読み手に物語を想像させるような余白があってエモさが引き立つ作品でした
.
あと、下の方にページ数が書かれていて漫画ってあんまない、、ってか見たことなかったので新鮮。



タイトルになっている『メロンの味』ってどういう意味なのか考えたんだけど、木内が中城と喫茶店にいったとき中城のメロンソーダをみながら『メロンソーダのメロン味って実際のメロンと違うのに、偽物なのに、みんなに受け入れられていて羨ましい』というシーンがあります。
.
当時天才だといわれ、でもバンドを起動に乗せられず、今では精神的に外に出られない時もある木内にとって偽物のメロンなのにそれがわかった上でみんなに受け入れているのが羨ましいのかな、
.
この作品は全体を通して穏やかなシーンが多いんですが、物語の中で、暮らしているうちに中城は木内が鬱の傾向があることを知ります。
.
木内は『死にたい』といっても、止めることができない中城が好きなんだろうなって思いました。自分のエゴを相手に押し付けないというか。。死にたいって、言える相手がいるのすごいし、それくらい中城のこと信頼してるんだとも..自分にとっては愛の告白よりすごい。

上巻73pの木内の言葉で『自分で自分のこと大事にしていたら大事にしてくれる人と絶対出会えるから!!』というシーンあるんですけど、この言葉、大きいコマじゃないけどホロリしちゃうくらい好きです。これは中城にいったようでいつも木内自身が自分に言い聞かせてる言葉だと思いました。その大事にしてくれる相手っていうのが木内にとって中城で中城にとって木内だったらいいな〜〜、、
.
私的に思うことは、鬱で外に出られなくて働いてないけどお金はある木内も、親に援助されながらフリーターしていた中城も、特別ではないし普通だと思う。シンプルに自分が後悔しない道を歩めばいいな〜と
.
.


この作品は、漫画らしい起承転結や関係が進展するような事件などは目立って無いと思います。でも、だからこそリアルで現代社会を移しているようにも感じます押し付けがましく無いというか、あえて描き切らないところがすきです。
絵津鼓先生はじめましての漫画だったのでまた読みたいと思います!

14

紙の本で!

最近は、コミックも電子書籍購入がメインだったけど、この本は紙の本で購入。
これは本当に、紙の本で買ってよかった。つ
この不穏な感じのカバーイラスト、これ自体が絵として目立って充分興味を引くけど、さらに、手に取ってみた時の、このカバーの「紙」が「神」!
この紙の質感が、イラストの雰囲気とすごく合ってる。
ihr HertZは基本的に上質紙使用のレーベルだけど、このカバーの紙といい、本体の紙の白さといい、すごく、すごく、作品内容と合っていて、本当にとてもいい。

内容とこの装丁で神+です。


8

絵柄が…!

絵津鼓先生の絵は可愛らしいイメージが強かったのですが、少し変わりましたよね。
目の下の線があるだけでだいぶ印象違います。
今回は受けもかっこよくて新鮮です。

時折見せる木内さんの影を感じさせる部分。これはどういう意味なんだろうと考えながら読みましたが上巻ではまだ分からず。
色々と謎がところどころで出てきました。
ナカジョーくんも元彼や家庭環境複雑で…。

ゆっくりとふたりのことを知っていく。そんな上巻でした。
電子でとりあえず上巻読んでみようと購入したのですが、読み終わってすぐに下巻を購入していました。惹き込まれました。

8

この作品が収納されている本棚

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