メロンの味 下

melon no aji

メロンの味 下
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神101
  • 萌×222
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

41

レビュー数
23
得点
606
評価数
129
平均
4.7 / 5
神率
78.3%
著者
絵津鼓 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033011

あらすじ

ふたりで一緒のベッドに寝ることも日常の一部になった中城と木内。
だが、まだ木内には中城に言わないでいることがあった。
そんな中、木内の部屋探しは難航。
「ずっとウチに居れば?」
中城はそう言いたくても言えなかった。
木内が本音を出せるような相手には自分はなれていないと感じたから…

表題作メロンの味 下

木内昌汰,30歳,中城の家の居候
中城親,25歳.ライブハウスで働く青年

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • あとがき

レビュー投稿数23

じっくり読めてよかった

絵津鼓先生の作風がガラリと変わったと思いました。絵柄も内容も。
今までの可愛くて切なくてほのぼのした感じじゃなくなって、大人っぽくて苦しくてぴりぴりした感じに。
でも、ほんわりとしたどこか温かい光が灯るような終わり方は一緒でした。
ずっしりとゆっくり丁寧にストーリーが流れて、上下巻でじっくり読めてよかったです。

いろいろな生き方があって、様々な愛し方と、それぞれの家族のカタチがあるんだと改めて考えさせられました。

メロンソーダの味もメロンの匂いも。
嘘もホントもその人次第。

2

さりげない見せ方が上手すぎる

木内さんのある言葉に涙が出ました。
ページ捲ってすぐに目に入って来たので
見せ方が上手いなと思いました。

劇的な何かがあるわけじゃないのにすごく心の中に入ってくるお話しでした。
ゆっくりとふたりの距離が縮まって。
励ますのではなくなにも言わずともそばにいてくれることが一番嬉しいってなんか分かるなぁって思いました。

描き下ろしは急激に世界が変わっていてびっくりです!
微笑ましい。
もっとラブラブになってからのふたりも読みたいなぁ。

5

良い作品ですが、個人的にはあまり刺さりませんでした

ノンケとゲイのお話で、それぞれ悩みというか闇を抱えているお話です。最後はハッピーエンドでした。
絵は綺麗で表情がとても良く表現されているなと感じました。

あくまでも個人的な感想ですが、絶賛されるほどかな?と思ってしまいました。あまり印象に残らなかったです。自分なりに考えてみたのですが、いわゆるオチとなる部分が「攻めがうつ病だった」と読んで思ってしまったからかな?割と序盤から薄々このキャラはうつ病なのかなってわかりますし、結局それで何を言いたかったのか、二人のナラティブ(物語)としてどのように進展したのかがいまいち伝わりませんでした。

悩みを抱えていて病んでいる、という設定は他の薄暗い漫画でも良くあるものですし、他の漫画の方が上手く表現できていたな、とこの本を読んだあと思いました。

3

ゆっくりゆっくりハッピーエンドへ

心の奥底にある感情を言葉にするのは勇気がいること。

少しずつ心の距離を縮め、お互いが必要だと思える相手に巡りあえて本当に良かったと思う。

二人にとって心穏やかな日々が続きますように…。と、祈る気持ちで読み終えました。


私はただ読んでいるだけなのに、彼らの苦しさが手に取るような感覚で伝わって来るのが不思議でしたが、あとがきに絵津鼓先生も苦しい時期があったと拝見して納得。
先生、お疲れ様でした。
そして「メロンの味」を発表してくださりありがとうございました。

2

また絵津鼓先生が好きになりました。

上巻を読んだあと、なかなか下巻を読めないでいました。内容は知っていたのですが、メンタルやられそうで、怖くって。もちろんハッピーエンドなんですけど。

ようやく決意して読んで、先生のあとがきを目にした時、涙が溢れました。この本には先生の全てが詰まっていたんだと。

何かを作り出す辛さと苦しさと怖さと、自分の限界とピークを知ってしまった時、諦められたら楽なのに何かせずにはいられない。忘れたくても印税で暮らしてる以上、目を逸らす事は出来ない。

先生がこの本を出すまでに、沢山の想いがあったんだろうなぁ。ファンとしては、出版に対しただただ感謝するしかないのですが。この気持ちが先生に伝わったら嬉しいな。

さて、肝心のストーリーですが(笑)
結局メロンの味の謎は、ラストまでよく分かりませんでしたー!(笑)メロンの味=嘘、偽り、偽物、だけど美味しいし、いい香りだし、好きって事かな。それはきっと2人の曖昧な関係に似ているのでしょうね。

ただラストで木内さん(攻)が中城くん(受)にプロポーズするシーンは、とっても素敵でした。この日に言おうって決めてたんだろうなぁというのが垣間見れて嬉しい気持ちに。未来が描けるって凄い事なんですね。ささやかな2人の幸せがずっと続く事を願います。

4

日常の中にある幸せを感じました。

絵津鼓先生の新作ということで、内容を特に確認せず購入しましたが、本作もとても良かったです。過去作はポップな表紙が多かった中で、今作は少し大人な雰囲気も感じたところでしたが、内容についても中々登場人物の内面が掘り下げられた作品になっていたのではないかと思います。

大きな出来事がある訳ではないですが、日常の中で誰しもが抱える可能性がある心の内の変化が丁寧に描かれています。攻めの木内も受けの中城も、お互いの弱い部分を支え合える本当の意味でのパートナーになれて本当に心があたたかくなりました。

個人的には、中城が仕事としてやりたいことがないという発言に対する、木内の夢だったりやりたいことを仕事で探しがちだけど〜〜というセリフはとても自分自身救われるような気持ちにもなりました。現実でも目標を仕事で求めがちな部分は多いのではないかと思いますが、仕事が全てじゃなくても良いじゃないかと思えば、少し生きるのが楽になるかもしれません^^
改めて普通に生きていく、生活していくことが普通であって一番難しいことなのかな〜と思えた作品でした。また読み返したいと思います。

1

良い結末でした

上巻の方のレビューでは、結局、装丁を誉めまくっただけで終わってしまいました。
まあ、上巻の方では二人の関係が具体的にどう進展していくのか、むしろ、BLとしてこのゆっくりした展開で描かせてもらえてるのが凄いって感動していたのですが、
ちゃんと、下巻で回収されましたね。
二人の関係が挿入を伴うセックスへと行きついても、エロ描写自体はフラットで、
それよりも、木内の告白シーンの方がよほどエモーショナルで、
この後、一度離れて暮らしたからこその、エピローグだったのだなと、納得のハッピーエンドでした。

2

曖昧な関係でいいじゃないか

相手を理解したい、知りたい、助けたいは時にはエゴにもなり得る。
救いたいと救われたい、愛したいと愛されたいの狭間で生きる少し不器用な男2人の物語。
上下巻通してすっごくよかったです。感動しました。

木内と中城の関係性って何なのだろうと終始曖昧なままでしたが、なんというかその曖昧さが2人を繋ぐ確固たるもののような気がしました。

作中にもあったように魂で惹かれあったのだろうなと。

ゆっくりゆっくりつっかえていたものが解けていくような、素敵なお話でした

1

メロンの味 下

すごく良かった
心にじんわりと沁みる感じ
木内さんの辛さは読んでいても辛かった
ポツポツと話される言葉の意味が深かったです

下巻読んでからまた上巻に戻ると、木内さんがとても愛おしく思えました

ナカジョーくんはずっと変わらずいい男でそれにすごく救われた
ほんとに素敵なキャラクターでした

想像する辛さと実際とは違うのでしょうが、このお話から伝わってくる二人の辛さが心に刺さります
すごい作品でした

劇的な救いがあるわけでない日常に見出される光はこんなにも温かくて優しいんだなと思います

読んで良かった

2

気負わずに傍にいる

 淡々と、しっとりと。これはきっと絵津鼓先生にしか描けない物語だなぁと思う。木内の心に沈むもの。中城に出会ってからの木内は一見普通で、薬を見つけなかったら絶対に病気だなんて分からないくらいですよね。きっと鬱病ってそういうものなんですね。元気な日もある。365日四六時中沈んでいるわけではない。でも波が激しくて、沈む時はただ落ち込むというレベルを超えて沈む。日常生活に支障が出たり、好きだったことができなくなったりする。

 精神的な病気ってはっきりと合う治療法も手探りだから、周りの人間が本人に向き合うことが一番難しいんじゃないかと思います。元気に見えたら、本当に病気なの?と聞きたくなったり、体じゃなくて心の病だから本人の心がけ次第で治るよなんて安易な言葉をかけてしまったり。でも、改善を促す言葉は本人にプレッシャーになることもある。ただ、寛げる安らげる場所と、好きなこと楽しいことを気負わずに共有してくれる人。本人には薬やカウンセリング、絶え間ない励ましなんかより、それらの方がずっと必要なのかもしれません。

 偶然一緒に住むことになった中城は、たまたまそれができる人だったし、それは木内の内情を知っても変わらなかった。中城自身は無自覚だったでしょうけれど、そう接することのできる人ってなかなかいないと思います。中城も木内の優しさ、他の人には簡単に言えないことを言っても何でも受け入れてくれる温かさに今までになく癒されていた。救う側と救われる側なんじゃなくて、2人は上下巻通してずっと変わらず平等な関係だった。木内の病は治ってないと思うし、完治することはないかもしれない、でも、中城の隣でなら無理せず向き合っていくことができるんじゃないかなと思います。恋人を通り越して家族になろうよ、そんな突然の提案がすっと受け入れられるほど、隣にいることが自然に思える2人でした。

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う