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表題作月にむらくも、恋嵐(新装版)

紅塵

その他の収録作品

  • 恋嵐前夜
  • 月にむらくも、花日和
  • 鴉の独白
  • つきにむらくも、豆さいず

あらすじ

「なあ、豆。胸にたった一人の人間が住みついちまった奴は、そいつと交わると最高の快楽が味わえるんだぜ」。豆は花街の高級男娼楼「幻月」一のみそっかす娼妓。ドジな豆のお客は強引で正体不明な男前・紅塵だけ。豆は嵐みたいな彼に抱かれるたび、メロメロに乱されちゃって…この気持ちは一体なに!?そして紅塵の正体は!?読んだら絶対夢中になる大ヒットラブが新装復刊。出会い編や舟遊びエッチ編、4コマの他にショート書下ろし。

作品情報

作品名
月にむらくも、恋嵐(新装版)
著者
玉木ゆら 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
月にむらくも、恋嵐
発売日
ISBN
9784862631145
4

(3)

(1)

萌々

(1)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
12
評価数
3
平均
4 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数1

たまに掘り返して読みたくなるシリーズ

遊郭ものです。
BLの遊郭ものといえば、見世で売れっ子の娼妓が紆余曲折の末にベタ惚れした攻に身請けされてめでたしめでたしなんですが、この受は物語序盤からすでに身請けされてます。
しかも本人にはそれを知らされないまま、みそっかすで間抜けで容姿も平凡な自分に客がついてくれないと真剣に悩んでたりと、なんというか……

一風かわった遊郭ものです。

しかもこの攻が、とりわけ目立たないこの受にベタ惚れしているってのがまた。
身分のある攻が、だめだめな受に夢中になり、愛情ダダ漏れ状態。
せつない展開になるかと思いきや、ミステリ風味になってみたり、変なコメディになってみたり。
最終的には身請けされてめでたしになるんですが、個人的には脇役の方が気になるお話でした。
楼主と初雪の馴れ初めとか。

最近ではあまり拝めないような、ちょっとレトロ感のある作品ですので、難しいことは考えたくない、とにかく幸せで満たされる話が読みたいという時には最高です。

1

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