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表題作月にむらくも、春宵夢

護警所預所・受けにメロメロの35歳
元男娼妓・現在は身請けされて幸せ…15歳

その他の収録作品

  • 光の子
  • つきにむらくも、豆さいず

あらすじ

いつも一生懸命な豆は、高級男娼楼「幻月」の元娼妓。今は嵐のような男前長官・紅塵に身請けされ蜜月中v…のはずが、街の治安を守る男は超多忙。なかなか逢えない寂しい毎日を過ごしている。そんな時突然豆の耳に紅塵と元恋人の結婚話が飛び込んできた!!
不安に揺れる豆だったが、揶揄しながらも手前が愛おしくてたまらないと胸の内を語った紅塵の想いに安堵する。しかしさらなる危機が二人に迫ってきて!?
書き下ろし&4コマ入りv
出版社より

作品情報

作品名
月にむらくも、春宵夢
著者
玉木ゆら 
イラスト
六芦かえで 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
シリーズ
月にむらくも、恋嵐
発売日
ISBN
9784862634375
3.5

(4)

(1)

萌々

(0)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
14
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
25%

レビュー投稿数2

何が幸せかは人それぞれ

「月にむらくもシリーズ」も4冊目なんですね。
ちょっとビックリしました。
元みそっかす娼妓・豆は可愛いもんなぁ~。
出るとやっぱり読みたくなってしまうんですよね。(そのわりには随分ほってありましたが…汗)

今回は、「事件」に巻き込まれるというより、紅塵の元恋人の画策と、お偉いさんの跡目争いに巻き込まれてしまう・・・という展開でした。
紅塵は本当に本当に豆を可愛く愛しく想っているのに、元娼妓で何ももたない豆は「紅塵の幸せ」を考えたとき、どうしても自分に引け目を覚えてしまうのですね。

豆の可愛らしさから、どちらかというとほのぼのなイメージではあるのですが、こういう切ない部分もきちんと書いてあるので「可愛いなぁ」と微笑ましくなりながらも時々ジワッホロッとさせられてしまいます。
「ちゃんと押さえてある」というところが、やはり読んでいて楽しい一因かと思います。
そしてやはり豆の「可愛らしさ」と「一生懸命さ」ですね。
私も豆の拗ねて尖がった口を抓んでやりたい(笑)
四コママンガの、豆の頭の蝶々の触覚みたいな髪がとても好きです(笑)

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中だるみもなく楽しめます

むらくもシリーズ4作目。
そろそろマンネリ化してきて、このままの路線でいくつもりか……?
と危機感を抱きつつ読み始めたら、あれれ?
今回はちゃんとふたりが主役でした。

それも、今回は受が健気に頑張り屋さん。
攻はますます受に執着していってますが、へたれてきてもいます。
流れ的にシリアスな展開かなーと思いながらも、いやいや待てよそう思わせておいて、やっぱりいつものファミリー劇場みたいなオチに持ってくつもりか……とドキドキしましたが。

割とガチでシリアスで、しかも結構せつなかった。
遊郭もの……というとちょっと違う気もしますが、こういうのを読みたかったんですよ~! と気づきました。
攻の元交際相手として登場した女性が、また嫌になるくらい女を武器にした悪女で、これもまた刺激になってて良かったです。

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