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初心者むけ？のあっさり☆彡
全作品繋がっていて、お話によって主人公が変わる。
①／ LOVE・JACK
学生の頃付き合っていて別れた彼と
主人公が同じ職場になって、元さやに収まる話。
お話が短すぎてすぐ終わっちゃう感じ。
②／ Lip to Heart
／ Heart to Heart
１つ目のお話にちょこっと出てきた瀬名さんが主人公。
このお話は“萌え"とまで行かないけど
でもちょっとした嫉妬や寂しさなんかも描かれていて
イイ感じに収まるお話。
③／ Changing World
／ 恋人ノヒラキカタ
こちらは瀬名さんの元カレ（ちょっとお子様？）が主人公。
主人公が学生で先生との恋。それから主人公が
社会人になってからのお話も。
こちらも同性ゆえによる結婚の心配や嫉妬なんかが
ほどよく入っているお話。
／ 元カレ
②と③の３人のお話。
たった数ページしかないけどとってもほのぼのｗ
オムニバスを描く時は
九条AOI先生は絵が綺麗で読みやすくて、なんとなく手に取って読んでしまう作家様です。３つのカップルがオムニバスになっている短編集です。
・『LOVE・JACK』
リーマンの三角関係ものです。みんなスーツ姿が素敵なのですが、ストーリーがかなりあっさりで、主人公の有人がちょっと女々しすぎたかな～。元彼と再会して…というよくあるストーリーなのですが、もっと元彼の頌栄の視点なんかもあったら良かったと思います。私的にはデビュー目前まで行ってた音楽への道を、恋人と一緒にいるために捨てると言うのがどうにも理解しがたいので、その辺の頌栄の気持ちが知りたかったです。
・『Lip to Heart』『Heart to Heart』
1話目の『LOVE・JACK』で有人に振られた瀬名のお話。気になる相手をカニで釣るのが得意の手口という、手練れって感じの瀬名（未遂だけど攻めだったはず）が、今度は受けです！受けになるだけでぐるぐる一人で考えて、なんだか可愛くなっちゃってます。お相手になるのは瀬名が別れたばかりの元彼（夏生）の友人の桜井で、彼が夏生の荷物を代わりに取りに来て知り合います。荷物って…瀬名、同棲してたんかいっ！それなのに1話では有人を口説いてたのか、振られて当たり前だよ！
瀬名の後輩も当て馬で出て来て、盛り上がりそうな感じはあったんですが、桜井が瀬名を好きになった理由がまったくわからず、夏生と桜井の関係も良く分からず、盛り上がりに欠けました。桜井のキャラがちょっと悪って感じで素敵だったので、さっぱりしすぎた展開になんだかちょっと残念でした。
・『Changing World』『恋人ノヒラキカタ』
瀬名の元彼夏生のお話。なんと夏生、高校生ですっΣ(ﾟдﾟ;) ええっ!? 瀬名は高校生と同棲してたの！？それとも瀬名と付き合っていたのはこのお話の後ってこと？
時系列が完全に謎ですが、やんちゃで可愛い夏生のお相手は美術代用教員の市川。高校時代の彼らと、夏生が就職して一緒に暮らしてからが描かれています。
両方の気持ちが良くわかって、一番良かったです。瀬名の元彼としての夏生（電話出演のみだったけど）はギャンギャンうるさい子供ってかんじだったけど、主役になるととても可愛い男の子だとわかったしね。そうかあのうるささからすると、瀬名と付き合っていたのはもっと前ってことなのか。そんな子供と瀬名は付き合ってたのか。ふむ、解せないな（笑）オムニバスを描く時は、時系列に矛盾がないように願いたいものです。
登場人物の交友関係が気になって＾＾；
全部で3組のカップルのお話で、それぞれ接点があるんですが、どれもサラッと軽めのお話です。
深く追求できるようなお話ではないので、そうすべきなんでしょうが、読んでいて時系列的にどうなってるんだろうかと気になってしまいました。＾＾；
1話目で主人公カプの受け様を誘ってくる瀬名はその時点ではまた元カレの夏生とはきちんと別れてないんだよね…とか、夏生の荷物が瀬名のマンションにあるってことは、二人は同棲していたの（それともほぼ同棲状態だったとか）？でも夏生ってこの時はまだ高校生のはずだよね、市川と出会う前だもん…とか。
社会人の瀬名と高校生の夏生はどうやって出会ったんだろう？とか、夏生と夏生より年上に見える桜井は友人だっていうけど、この二人もどうゆう関係なんだろう？とか。
色々設定に疑問があったのと、どのカップルもなんだか軽い付き合いのように感じられたのが萌えられなかった理由かと思います。
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