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あらすじ

捨てられた太子×独りぼっちの妖虎
出会うはずのない二人が出会う―。
中華仙侠風ブロマンス!

大陸を六つの国に分けたうちの一つ、「臨国」の太子・孟雀。
愛する国と偉大な父王のために少しでも役にたちたいと思っているが、
政策も意見も受け入れられることなく、父王の関心は弟ばかりでやるせない日々を送っていた。
ある日、父王の名代で隣国へ赴くことになった孟雀は、父王に頼られた嬉しさから意気揚々と出かけるが道中様子がおかしく――?
しがらみだらけの太子と、虎の妖に憑かれた男が 幸せを求めて闘う中華仙侠風ブロマンス!

【目次】
第1回 危難の森
第2回 謎の青年
第3回 虎のカミサマ
第4回 二人で帰ろう

作品情報

作品名
新月の虎(1)
著者
登坂がけ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
実業之日本社
レーベル
リュエルコミックス
発売日
電子発売日
3.3

(3)

(0)

萌々

(2)

(0)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

中華仙侠風BL(ブロマンス)!

初めましての作家様
御本に曰く中華仙侠風BL(ブロマンス)
BLにはならないとのことなのか

絵柄が昭和で読者を振り落としそうな気がしますが個人的には無問題で一巻読みでした


以下ガッツリネタバレです





中国の架空の時代
前王朝を倒した英雄達が分割して立てた王国の王子モウジャク
父王になぜか煙たがれているが懸命に英雄である父を尊敬し父の御代のためにと政策を考えては、父に取りあげてももらえない日々
ある日そんな父が他国との友好のための使者になれと言う
友人も同行すると言われ喜んで受けるがそれは父がモウジャクを亡き者にしようと画策した黄泉への旅路だった
友人に殺される絶体絶命の時血の匂いに誘われた大きな虎に襲われる
まさにモウジャクを殺そうと剣を振り上げていた友人は虎を恐れて逃げ出したがモウジャクは一人残される
その時森から飛び出してきた若者がその虎を一撃で倒してしまう
言葉をうまく話せず自分を5歳と言う若者はユトと名乗りモウジャクを洞窟に連れて行く
その洞窟には人の苦しい思いを吸い取るという虎の神の絵が描かれていた
ユトの純粋さに癒されたモウジャクは自分が本当に父から憎まれて疎まれて命を狙われているとしり心の均衡を壊しそうになる
その時ユトがモウジャクの苦しい気持ちを吸い込んだ
まるで壁に描かれた虎の神の様に
己を5歳と思いろくに言葉を話せず森で一人で暮らしているユトには思うことがありそれを成し遂げるには誰かの思いを吸い取ることが必要だった
王子が再び使者としての務めを全うしようと旅立つ時
見送るユトとモウジャクに黒い魔手が迫りユトだけを取り込んでしまう
ユトを助けたいと願うモウジャクは不思議な声に導かれて
死闘を繰り広げている化け物の虎とユトを見つける
二人は協力し合い化け物の虎を倒すのだが
本当の化け物は虎ではなく別の何かだった
その何かは2人を溶かして食べるかの様に覆い尽くす
死にたくないモウジャクと共にいたいと願うユトの脳裏に不思議な声が聞こえる
「死にたくなければ(お前が今倒した)虎の心臓を食べろ」と
モウジャクのために生きたいと願ったユトは迷いなく虎の心臓を食べた
化け物から逃れ気がついたモウジャクの目の前に黒虎がいた
ユトが虎になってしまったのだ
そしてモウジャクの父はまだ執拗にモウジャクの命が潰えた証拠を求めていた
父王の脳裏に可愛かった幼い頃の愛しく育てていたモウジャクが浮かび上がる
その瞬間幼いモウジャクの姿が炎に焼かれてしまう



以下次号
である
続きまだですか?と言いたくなります

だいぶ駆け足で書きましたがたった一冊にこれだけの情報量を緩急つけてスピーディに描いているのであっという間でした
BLとかブロマンスとかの前に読み物として面白そう
ただBL臭が非常に薄いので好みが分かれるだろうな
化け物の謎
父王が抱えるモウジャクの謎
2人がどうやって生きて行く道を見つけるのか
数巻必要な気がします
同人誌が元とのことですのでお話はしっかり描き終わっているのだろうと思うとある意味安心です
ちゃんと出版されるといいな

ただお話がメインの為かBL的には今のところキュンも萌も少ないのでとりあえずこの評価ですが

虎と人間でも構わないんですがブロマンスでも大丈夫なので次回が楽しみです


2

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