買った天使に手が出せない

katta tenshi ni tega dasenai

買った天使に手が出せない
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
13
評価数
4
平均
3.5 / 5
神率
25%
著者
キトー 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
ISBN
9784434298783

あらすじ

目を覚ますと見知らぬ世界に転移していた、社会人の零。曖昧な記憶の中、奴隷商人に捕まり、オークションにかけられてしまう。しかし奴隷商によって耳栓をされていた零は「ただ仕事を紹介してもらえるだけ」と勘違い。自らを性奴隷として競り落とした富豪シダーム家の主人、ダイヤにもフレンドリーに接してしまう。初めは下心にまみれ、隙あらばうぶな零を堕とそうと試みていたダイヤも、どんどん零がかわいく思えてしまって――。「もしかしてあの子は天使なんじゃないかと思うんだ」性奴隷として買われたはずが、まさかまさかの大溺愛!一途に執着しまくり、だけど手を出せない。そんな二人のじれじれ激甘異世界BL!

表題作買った天使に手が出せない

ダイヤ・シダーム,富豪シダーム家の次男
零,32歳,事故に遭って18歳の姿で異世界転移した日本人

その他の収録作品

  • 番外編 妹は、天使の隣を殴りたい
  • Characters

レビュー投稿数1

勘違いスレ違いBL。甘々爆笑系です。

小説投稿サイト掲載作品からの書籍化で、帯にある通り「勘違いから始まる溺愛×異世界BL」と言ったお話になります。

で、私は元々、このタイプの勘違いスレ違いBLって大好きでして。
や、スレ違いと一言で言っても、胸が締め付けられるような切ないものから思わず微笑んじゃうような可愛いものまでー。
様々ありはすると思うのですが、今作は甘々爆笑系ともでも言いましょうか。
あまりに好みのあらすじだったので購入したんですけど、予想以上の面白さと甘さに悶絶しましたよ~。
受けにメロメロになってしまった元遊び人の攻め。
彼の混乱っぷりだったり暴走っぷりだったりには、ひたすら笑っちゃいましたよ。
地位も名誉もおまけに才能まであってと超いい男のはずなのに、このしょうもなさってなんなんでしょうね?
終盤なんてやに下がり過ぎて、ただの変態オヤジみたいになっちゃってますもん。
実はかなりいじらしくもあるんですけど。

えーと、そんな感じで甘くて笑えるだけじゃなく、(ちょっぴり)切なさあり、ハラハラドキドキあり、胸にジーンとくる心を打たれる展開ありと言った所で、ストーリーとしてもすごく面白いです。
緩急の付け方がとてもお上手ですよね。
とりあえず、癒しやハッピーな読後感を求めてる方に全力でオススメしたい。

で、内容です。
車に引かれ目を覚ますと、若返った姿で異世界へと転生していたリーマン・零。
拾ってくれて仕事の世話までしてくれた親切な男達(気付いてないけど奴隷商)の助けにより、大富豪・シダーム家の次男であるダイヤのもとで働く事に。
自分を雇ってくれたダイヤに深く感謝するんですね。

一方その頃、毛色の変わった青年・零を性奴隷として購入したダイヤ。
早速「夜のお仕事」を命じるものの、何故か添い寝をされて、安らぎを覚えてしまうー。
また、零と過ごす中で、いつも一生懸命で心優しい彼に惹かれて行き、抱きたいと言う欲望が募るように。
しかし、あまりに純粋な彼にどうにも手を出しあぐねてー・・・と言うものです。

と、こちら、このあらすじでお分かりいただけると思うんですけど、二人とも出会いの時点でかなりの誤解と言うか、認識の齟齬があったりするんですよね。
で、この誤解によるズレが解消して二人が結ばれるまでが丁寧に綴られるワケですが、これがめちゃくちゃ甘いし笑えるし可愛いしで最高なんですよ。

や、そもそもね、このあらすじだけ見ると零が只のアホっぽく思えるかもしれないんですけど、それは違うのです
彼は、並外れて純粋でお人好しなのです。
えーと、何だろう。
とにかく言動が真っ直ぐだし健気でいい子なんですよね。
彼を捕まえて売り飛ばそうとした奴隷商人ですらほだされて、「兄貴、やっぱり連れていきましょうよ! ちゃんと面倒見るから!」「黙れ! 俺だって耐えてんだ!」みたいな。
また、ダイヤから「夜の相手」を命じられれば、「それならよく妹にしてたから得意です!」みたいな。
で、寄り添って話し相手をし、その優しい声に気付けば寝入ってしまっていたダイヤ・・・。みたいな。

個人的に、あまり純粋無垢な受けって嘘臭いと感じてシラケちゃうタイプなんですよ。
ただこの主人公ですが、単に純粋でお人好しなんじゃなく、芯の通った強さだし優しさなんですよね。
見返りなんかを求めず、人に手を差しのべられるー。
それは、早くに両親を亡くして妹を一人で育て上げたと言う、彼の境遇なんかが関係してると思うんですけど。
そう、めちゃくちゃいい子なんですよ。

また、そんな零にアッと言う間に骨抜きになる攻め・ダイヤ。
彼はですね、全てに恵まれているが故に、わりと傲慢と言いますか。
それが、奴隷でしかない零に調子を崩され、最初は混乱する。
やがて、「彼は本当は天使なのではないか?」とか、アホな事を言い出す。
もうね、受けが好きすぎて、斜め上に暴走しだすのが笑えて笑えて。
最初こそ余裕ぶってた男が、嫉妬で我を忘れちゃったりするのにニヤニヤしちゃって。
個人的に溺愛攻めって大好きで沢山読んでるんですけど、その中でもかなり上位に来る男だと思うんですよ。
自分の気持ちより零の幸せをちゃんと優先しと、意外といじらしくもありますしね。

ちなみに、ここに「零が自分が性奴隷として買われたと言う事実を知ってしまう」と言うスレ違いだったり、ダイヤの元遊び相手が零に嫉妬して・・・と言った山あり谷ありの展開もあります。
ちょっと切なくてキュッとなったり、ハラハラドキドキしたり、思わずジーンと来たりと、すごく良かったですよ。
飽きる事なく、最後まで楽しく読ませていただけました。
とりあえず、終盤のダイヤのデレデレとやに下がりっぷりは見ものだと思います。

5

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う