気持ちいい…… だから、やめないで…

コミック

  • おやすみ、いとしい小鳥さま

おやすみ、いとしい小鳥さま

oyasumi itoshii kotori sama

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作おやすみ、いとしい小鳥さま

シュウ,人間,屋敷の使用人
ライ,有翼人,屋敷の若き当主

その他の収録作品

  • その後のお話

あらすじ

ここは、羽根を持って生まれる種族と人間が共存する世界。シュウは、弟妹たちを養うために、有翼人・ライが当主の屋敷で働き始める。気難しく周囲と馴染めていないライが、眠りながら涙を流す姿を見かけ、彼のことが気になってしまうシュウ。そんな中、屋敷の前に置いていかれた有翼人の卵を拾ったライが、跡取りとして自分が育てると言いだした。彼に頼まれて、シュウも子育てを手伝うことになるが…?

作品情報

作品名
おやすみ、いとしい小鳥さま
著者
佐倉リコ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784866575421
4.2

(91)

(40)

萌々

(35)

(13)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
12
得点
382
評価数
91
平均
4.2 / 5
神率
44%

レビュー投稿数12

有翼のお子ちゃんに弱いのです

あっ、好きぃぃぃぃーーーーー!!!
好ぅぅきぃぃぃぃぃーーーーー!!!

個人的に好きのオンパレードで荒ぶってます。
主な部分だと↓↓
・ウブで性的知識が乏しい受け
・大らかで大雑把なワンコ攻め
・有翼のお子ちゃんの可愛さ!!
堪らずハァハァニヤニヤしながら読みました(///Д///)

羽パタパタなお子ちゃんの癒やされ度が高く
BL観点で考えると評価迷うところなんですが…、
買ってた雑誌を何度も読み返すほど好きで神評価。
(全員他人だけど家族になるって良き…)
(お子ちゃんが可愛いくて堪らない!!)


さてさて。
背景は中華風ファンタジーといった感じ。
有翼人は神に近しいとされ、ちょっと特別な存在です。

受け:ライ
有翼人。親から疎まれて育ち、内向的な性格です。
羽にコンプレックスがあって普段は隠しています。

攻め:シュウ
人間。ライのお屋敷に勤め始めた新人使用人です。
大らかで大雑破な下町育ちといった風体…かな?
雇用主であるライにも敬語を使わないけど愛嬌があります。

ライの屋敷に勤めるようになったシュウは、
ほっとけない雰囲気のライを気に掛けていました。

そんなある日、ライが屋敷に捨てられた卵を拾ってーーー。

といった感じで拾った卵を2人で育てつつ、
少しずつ距離が近くなっていく展開になってます。


所謂不憫受けの部類なのかな…?
ライは親に見放されて否定されて育ったんですね。
だから卵を育てる!といっても何も出来なくてね。

見かねたシュウが手助けしながら
2人で卵を温めたり不器用に子育てする姿がジンワリ///
感情表現が不器用なだけで愛情は持っているんですよ。
けど上手くできなくてもどかしい…切ない…(;///;)

でも子供は素直ですからね!
次第にライを「パパ」と慕うようになってキュンときた。

お子ちゃんことコマが「可愛い!!!!!!」の一言で。
ちっちゃい羽をパタパタしてふよふよしてるんですよ。
(かの有名な○ッチャンやテ○チャンみたいな)
(ムチムチの腕やおててやほっぺが堪らない!)

コマは生まれて最初に見たシュウを慕っています。
なのでパパのこともシュウのことも大好き!
一緒に寝たいとごねて3人川の字とか癒やしMAXです///

で、上にも書いたけれど、
有翼人は元来性的欲求が薄くてライは知識が乏しい。
072のやり方さえ知らないんですね。

そんなウブなライにシュウが手ほどきするシチュ、
ぶっちゃけ、めーーーーーちゃ萌えました(///Д///)
(ライの反応が可愛すぎて妙な背徳感にソワソワする)
(可愛い…エロイ…エロ可愛いのダメ…シンド…////)

そんなこんなで妙に危なっかしいライなんですが、
シュウがお兄ちゃん気質でせっせと構うのが良きです!
少しずつ少しずつライのトラウマが解けていくようで…。

親から愛されなかったライは、
シュウが初めて愛してくれた人なんだろうなと。
んでライを親として慕ってくれるコマがいてね。
そう考えたら今が最上の幸せなんだろうなとジンワリ潤みました。

はぁぁぁぁ…可愛かった!!!癒やされた!!!
リコさんは絵が綺麗だし糖度が高い甘々が沁みますね。
今更ですがドハマリ中です(∩´///`∩)

余談追記:
アニメイト有償小冊子は初エッチ後、
お風呂で後ろキレイキレイするお話です///
シチュが大変エッチでした…!ヾ(*´∀`*)ノ

9

まるでレオナルド・ダ・ヴィンチのような!

雑誌Dariaさんでの初連載で、こちらのレーベルからのリコ先生初単行本作品です!

まず表紙をじっくりみていただきたい!
口元に泣きぼくろ、お背中からは翼!
そしてチャイな服の胸元を押し上げてる小さな突起!!!わ!!!!!これだけで最高だ!!!!!!!!

わたしは売場で絶叫しそうになってしまいました。

リコ先生初の中華な世界、鳥人キャラ!
そして、実直な攻めくんと子育てラブです!!
面白くないわけがない!!!

受けのライ様は、幼少期に翼を両親から中傷されたことから、羽織をいつも着ていて、見せようとはしません。

そこへ働きにきた、兄弟多く面倒見のよいシュウくん。 始まる前からいいカップルになりそうな予感しかなかった。

中華服から妖艶に飛び出すライ様の乳首もとても見どころなのですが、それに勝るとも劣らない、ライ様の物言いだけな耳飾りから目が離せませんでした!!まるでライ様の心の内を体現してるよう!時には、セクシーに、また別の場面では儚げに。小物使いにキャラクター性出せるリコ先生さすがとしか、、、

お屋敷に捨てられていた鳥人の幼子をそだてるふたり。3人の並んだ姿がまるで、宗教画の定番画題 聖家族のようです。

幼子コマちゃんがふたりのキューピッド役になるとこもよいです。

最終話の、ライ様がコマちゃんみたいにしてみたかったと2階からシュウくんに向かって舞い降りてくるシーンが幸せに満ちていて恍惚としてしまいました。このときの耳飾りの揺れ動く様にライ様の高揚感がみてとれます。

こちらのコミックスを手に入れる前日に、新国立美術館で開催中のメトロポリタン美術館展にて、死ぬまでに観たかったフラ・アンジェリコ
『キリストの磔刑』を観ました!!

フラ・アンジェリコの上品で非日常感満載のゴールドの使い方が本当に素晴らしく泣きそうにななりました。天使の羽根化の軽やかな感じも大好き!フラ・アンジェリコは初期ルネサンスの画家です。ルネサンスといえば、外せないのはレオナルド・ダ・ヴィンチ!彼の受胎告知の天使の羽は、本物の鳥さんの翼に酷似し過ぎてるため、現実的過ぎてちょっと苦手でした!
しかし、リコ先生の描くライ様の翼とそっくりで、ダ・ヴィンチを再評価したしまったわたしです(笑)美しいものって繋がっている!!

4

ヒーリング効果

有翼人のライと、雑用係のシュウのお話。


すっっっっっっっっっっごく良かったです…!
リコ先生の作品はいろいろ読んでいるのですが、
この作品がわたしは個人的に一番好きかもしれないです。

二人の恋愛のお話ではあるものの、
ライが有翼人のたまごを拾い育てることにします。
そしてそのたまごをシュウが温め無事生まれます。
その子はコマと名付けられるのですが
可愛いの一言なんですよね…!!!!
リコ先生の描くショタが好きな私からしたらたまりません…!
もちもちぷるぷる!!!!!!

ライが不器用で最初は距離のあるライとコマですが
シュウが間を取り持ちつつ、無事父になるライ。

この二人はコマのおかげでくっついたと言っても過言ではないし
ほんとにコマは天使みたいに可愛くて、
ライも素直になると可愛くて可愛いがぎゅっと詰まった1冊でした。
ヒーリング効果抜群なので、心が疲れたときに何度でも読み返したいと思います。

3

可愛い!買って大正解!!

さすが佐倉リコ先生!!可愛いが溢れてます!

受けがウブで、それを優しく包み込む攻めがスパダリすぎて最高です!
さらにコマが可愛すぎる!佐倉先生のか描く小さい子本当に最高
コマがパタパタ跳ぶ練習をしている場面がお気に入りです!本当に天使
受けと攻めがお互いを愛しているだけでなく、そこにいい感じにコマも入り込んで、3人でラブラブしているのが幸せ過ぎました!

設定がファンタジーで、衣装とかも凝っていてさすがだなと思いました。受けや攻めの性格が王道で読んでいて幸せになれました!


もう少しコマが大きくなった時の話とかも読みたいなー
続編希望!!

1

ほっこりな家族もの

今月2冊目の佐倉先生のコミックス。第一弾と共通してるのは、恋人…というより、パートナーになってく感じを描いているというところでしょうか。

世界観と設定の紹介はさらっと。中華風で、人間の他、鳥のような羽が生えた有翼人が居る世界。
攻めさんは普通の人間で、有翼人のお家で住み込みで働くことに。その当主様が受けさんになるわけですが、その生い立ちからか、そっけない感じ。そんな様が気になっていた中、ある日屋敷の近くで有翼人の卵が捨てられ、それを拾って育てることにーと話が始まります。

有翼人の繁殖は人間と違って卵のようです。だからか、例え母親でも、自分の子供という感覚が薄いのでしょうか…。そうではないと思いたいけども、この話で出てきた有翼人の母親は、自分の卵を捨てたり、生まれた子供の羽のことでギクシャクしたり…。
当主様は家族の情には恵まれず育ちましたが、屋敷の近くに捨てられた卵を見捨てられず、自分は誰とも子を成すつもりがないからと、拾い、跡継ぎとして育てることに。
なんですけど、自分が拾ったくせに卵をどうしていいかわからない(笑)自分のことすらままなっていない当主様をちょくちょく気にかけるようになってた攻めさんがお手伝いしつつ、2人で卵を見守る。
そして生まれた赤ちゃんもまあ可愛い!うっかり攻めさんを最初に見ちゃったもんだから、当主様でなく攻めさんを親と認識しちゃいましたが、いやいや当主様の方がパパなんだよーと、戸惑いつつも育てていきます。

そんな感じで、子育てもの…とまではいかない、家族BLという感じでしょうか。生まれたコマちゃんとは、攻めさんも受けさんも血は繋がってないですが、育てる人が親なのです。
自分が親からの愛に満たされず育てられたのに、それでも育てることにして、ちょっとずつ親として成長する受けさんが健気。それと同時に、育まれていく受けさんと攻めさんの関係。
恋人というか、パートナーになるというよりは、「家族」になってく感じの話だったと思います。でも、ちゃんと性行為を伴うような、愛情で繋がっていく様も描かれていて、その塩梅もよかったと思います。
鳥は初めて見たものを親と認識する、というのが描かれてましたが、受けさんにとって攻めさんは、もちろん初めて見た人ではないですが、初めて家族としての情や性的な事を伴う愛情を教えてくれた人なのかもしれません。
だからといって心酔するというわけでなく、攻めさんに依存しすぎないように、とセーブをかけるような人で、そこが可愛いです。

家族BLしすぎず、でも人として親としての成長もあって、ラブもあって、と本当、いい塩梅、という感じです。ほっこりしました。1冊で纏まってるのが凄い。そしてやっぱり佐倉先生の描くちびっこが可愛い…!

6

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP