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表題作虹の麗人 半陰陽

クラーク・ダリ 33才 富裕な伯爵 メララク研究所所長 事件後イリスの後見人
イリス・ネルロード 19才 天才の麗人 半陰陽 

あらすじ

美貌の研究者を待ち受ける伯爵の城。 耽美小説の第一人者が贈るラブストーリーの電子版。

科学研究所の室長・イリスは、天才的な頭脳と美貌の持ち主。 
彼には、半陰陽という秘密がある。「出来損ないのヘルマフロディテ」 アカデミーで秘密を知るバレッドに襲われ、イリスは事件を犯す。
事件後、メララク生物学研究所長で富裕な貴族、クラーク伯爵が後見人となり、イリスは中央から辺境の研究所に異動。日常に怯えて生きるイリス。イリスを快く思わない所員達。追いつめられ、秘密を知られたイリスは、生体実験体としてメララクへ行くことを決心する・・。【著者HP紹介文より】

作品情報

作品名
虹の麗人 半陰陽
著者
山藍紫姫子 
媒体
小説
出版社
秋水社ORIGINAL
レーベル
BL桃色図書室
電子発売日
4.1

(6)

(4)

萌々

(1)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
24
評価数
6
平均
4.1 / 5
神率
66.7%

レビュー投稿数1

安心して読めるラブロマンス

山藍先生の作品の中で、官能場面が痛くない。唯一推せる山藍作品。 
官能小説のお手本?

男同士のハーレクイン「バイオレットスキャンダル文庫」で出た、両性具有三作
★「冬の星座」:冬の星のように冷たい美貌の貧乏貴族の男子が、昏睡する間に、偽装死亡届+手術+王族と婚姻。
  男性⇒半陰陽に性転換されるパターン。
★「アレキサンドライト」:瞳の色・半陰陽、二つの秘密を持つ麗人の奪い合いを仲裁して大けが。
★「イリス」:サイコロジカル・スリラー。 半陰陽のイリスが、心理的に追い詰められる。
  「山藍紫姫子の世界1」で漫画化。電子版漫画「虹の麗人番外編 シークレット・ガーデン~」がある。

山藍先生はご本人曰く、BLではなく「官能」を追求する小説家。小道具として、猿まで使う。
ファンサービス旺盛で、同じものを読者に買わせない人。
装丁の美麗に凝る人で、コレクションしているファンも多いみたい。
レーベルを変えて再刊される都度、再編・加筆して出すことが多い。

新しい電子版はどうかなと、1話だけ購入したんですけど、
 私が読んだ2006年版紙本と、タイトルが変わっている。
 本文は、ほぼ電子版と大筋は変わらないけれど、・・ちょこちょこアチコチ、改編加筆されてました。・・同じじゃない。

1巻は、紙本の1章の区切りではなく、紙本の1章の途中まで。
 表紙は、写真風。 
 中は、挿絵無しの電子版。
 
ハーレクインロマンス「バイオレットスキャンダル文庫」での作品なので、ハーレクインの定形構成+ハピエン。

クラーク・ダリ:爵位をもつ富裕なアララク生物学研究所所長 女性に人気。
イリス・ネルロード:両性具有、美貌の研究者、トラウマ持ち、常に怯えて逃げ回り、隠れる
イザヴェラ:高慢なブロンド美女。
アルバート:クラークの弟、アカデミーの研究者。快活な理解者


★pixivの「山猫ちゃん」というIDで小説の投稿頁が、ちるちるの著者紹介にリンクされているけど、
誕生日と在住地が同じだけど、作風が異なるような気がする・・
2018年から闘病・骨折などで、新作が出ていないので気になってたけど。
お元気なら、アレキサンドライトや、イリスなどの改編版または、続編をお願いしたい。
★HPは、メンテナンス中でずっと閲覧不能。

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