ボタンを押すと即立ち読みできます!
人を選ぶ作品だと思います。近親相姦ものは苦手ですが、このお話は大丈夫。かなり萌えました。なによりも受であり父であるシェヴィーが儚く美しいのです。弟であるエリックを守る為に身体を捧げる決意をします。存在を知らなかった息子アランと、調教師であるヘンリー卿に調教されていく過程は、見ている方が溶かされそうでした。何よりもアランがシェヴィーを想っているというのが解るので、そこも良かった。途中辛い展開もありましたが、ラストはみんな幸せそうなので安心しました。シェヴィーはかなり美しく、悶える様子も、「これは苛めたくなるよね。ドロドロにさせたくなるよね」と、なんとなく納得できます。アランとエリックに可愛がられる姿は、可愛いです。山藍先生の作品は初見で、この後に高評価のアレキサンドライトを読みましたが、私はこちらの方がかなり好みです。調教ものが好きな方は是非、読んでみてください。
一気に読めます❗❗
ストーリも「えっ❗」
Hも、ぬあああああ~な近親相姦です。
調教ありの、ややSM有り?な感じかな?
父、子なのにさほど差がないのか萌えかも(〃ω〃)
今まで読んだ、山藍先生の作品の中でも一番好きかもです。
かなり好みの別れそうな作品です。
かくいう私もガチ親子ものはあんまり好みません。
ですが、これはシェヴィーの危うい感じと、24歳の父と14歳の息子という若さもあり何だか作り物めいた儚さがあって、お話としては受け入れやすかったです。
BLというよりは耽美小説、官能小説という文学的な感じです。えろいんですが・・・。
この雰囲気は言葉で伝えるのは難しい~。不思議な作家さんだと感じます。
ほとんどが調教シーンですのでえろいんですが、ドロドロした激しいえろさでなく、濃厚でゆったりした優雅なえろ?て感じでしょうか。上手く伝えられなくてすみません^^;
でも萌えないかというとそうでもなく、萌えるえろさもきちんとあるって感じですね。
世界情勢の不安定な近世ヨーロッパで、1人で弟を養う作家のシェヴィーと、シェヴィーを盲目的に慕う弟のエリック。
エリックが憧れる同級生アランは、実はシェヴィーが14歳のときに一度だけ関係を持った少女が産んだ実の子供だったいう、最初からショックな展開です。
アランはエリックを盾にとり、エリックに手を出さないかわりに(実際は既に手を出しているんですが)シェヴィーが「調教」されることを了承させます。
その調教もアランがするのではなく専門であるヘンリー伯爵を介して。
なのでシェヴィーは最終的にはいろんな人から犯されるわけですが・・・。
痛々しいというよりはシェヴィーがモチーフ的というか・・・最初から「調教のために用意された存在」のように思えて、そんなに痛々しく可哀想にも感じまでんでした。
すごく嫌がってたら可哀想だと思ったんですが、確かに嫌がってるんだけど、だんだん身体が慣れてくる様子とか本当にドキドキするし、「こういう作品だ」と思って読めば読み物としてこの嫌がりようも痛さや可哀想さとはまた違いありなのかと。
アランは鬼畜っぽいんですが、やはり子供らしさを残していて、それゆえ残酷さとか、でも親の愛情が欲しかったんだって気持ちとか、いろいろ複雑なものが流れ込んできます。
これはシェヴィーが24歳でアランが14歳でないと成り立たない世界だなぁと思えます。
エリックとシェヴィーの近親相姦シーンは2人の望まれない形で行われるので痛々しいとも言えますが、お話をラストまで通してみるとこれでよかったんじゃないかなぁとも思えます。
望んでなかったものが長い時間経って望んでいる形になるという、それがまさしく「調教」というものなんだろうなという作品でした。
これはハッピーエンドなんだろうと不思議と納得できます。
個人的にはアランとエリックの関係が好きです。
これって叔父と甥になるわけですよね?でも絆と多分愛もあるんだろうなぁと思えるところが不思議な関係です。
最近豪華装丁本の懐かしい作品が出版されたばかりの作者の新作、エロスの神様健在を
少し垣間見える内容になっていたかと思います。
しかしながら、「陰」「陽」で考えるならばこの作品は陽の作品、山藍紫作品と言えば
エロスと共に痛たさがどうだ!ってくらいあってかなりハード作品が多いのですが
この作品は痛さの部分では少な目エロスもまぁそれなりの位置で兄弟親子の禁忌もの
なのですが山藍紫先生の読み手として感じるならば「陽」の方へ傾いてるかも。
ギターの旋律でも聞こえて来そうなタイトルですが、フランスの同名タイトルの映画とは
当然違い、調教と禁忌がポイントのお話。
調教と言っても山藍紫作品としてはまだまだ可愛い方で、登場人物も14才のアランと
エリック、そして主役のシェヴィーは24才でアランの後見人の紳士がナイスミドル年齢。
実の息子が父と関係を持つために自分の後見人に父の調教を頼み、その父は異父兄弟の
たった一人残された弟を実の息子のアランの毒牙から守る為、アランの願いを聞く。
簡単に言えば弟を穢されるくらいなら自分が犠牲になると言う内容。
この親子関係は普通とは違って受け様が10歳の時の過ちで出来た子供で受け様はその事を
知らずに24才になっていて、アランは受け様に対して歪んだ愛情を抱いている。
誰にも愛されず育ったアランは、偶然学校で父であるシェヴィーの異父弟と同級生になり
更に歪な思いを抱くようになり、父が弟を思う気持ちに嫉妬し心が入らないなら身体を、
そんな風に思った事と美しい実父に恋をしてしまうと言う内容でこれはファザコン、
ブラコンの究極かもなどと思いながら読みましたね。
結果的には家族愛ある三角関係でのハッピーと言っていいのか迷いどころですが
三人これからいつまでも一緒なんてお話です。
山藍ファンとしては、近親相姦程度は「フツー」なんですが、
これはあまり年の離れていないガチ親子の父が息子に襲われてしまうという、
ちょっと想定外なシロモノ。
美しい父を犯し、執着しまくる息子!
一瞬、ヒャァァァ(笑)と引きましたが、
それ以外はいたって平常運行の山藍作品。
紅茶やらワインやらいろいろ浣腸されて、SMモードに入っております。
しかしなんだろね? この作品、悪くはないのだが、
自分的にはこれより前に書かれた「ラ・ヴィアン・ローズ」のほうが
より説得力があるような気がするのですが。
ただし、華々しさはこちらのほうが上です。
蘭丸さんのイラストは秀逸! 表紙が全てを物語っているといっていい。
旧作「密猟者」のキスリング的なイラストがどうしても受け付けなかったので
これはありがたい限りです。