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表題作感情のなまえ (1)

(仮)二鉄,羊のいとこ
(仮)羊,田舎に戻ってきた青年

同時収録作品ももつめシラップ 1~3

(仮)ミツヅメ
(仮)にここ,うさぎ

同時収録作品フラクタル

モブ,高校生
町谷,高校生

同時収録作品フラクタル

(仮)高遠,高校生
(仮)町谷,高校生

その他の収録作品

  • あとがき
  • おまけ漫画

あらすじ

感情には名前がある――そう教えてくれた兄が結婚する。そうなるとは思いながらもそんな日は来ないと思っていた羊は複雑な気持ちのまま、楽しかった頃の記憶に甘えて、かつて兄と暮らした田舎へ戻ることに。羊を迎えに来てくれた年下のいとこ・二鉄とともに本家に着くと、もう一人のいとこ・泰に歓迎され思わず涙する羊。二鉄は、今、かつて羊と兄が暮らしていた家に一人で住んでいるという。その家を訪ねた羊は、二鉄に「ここに住むか?」と誘われ……!?

作品情報

作品名
感情のなまえ (1)
著者
テクノサマタ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス ルチルコレクション
発売日
電子発売日
ISBN
9784344851399
3.6

(11)

(4)

萌々

(1)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
38
評価数
11
平均
3.6 / 5
神率
36.4%

レビュー投稿数3

テクノさんらしいファンタジー要素たっぷりの作品。

テクノさんの絵柄って可愛くって大好きなのです。
が、テクノさん、小説の挿絵ではお見掛けしていましたが、漫画はお久しぶりじゃない?と思いつつ手に取った今作品。あとがきを拝見して、その理由をさっくりと先生が描いてくださっていて納得しつつ。

テクノさん作品てファンタジーものっていうのかな。ちょっぴり不思議な空気が漂っているものって多い気がしているのですが、今作品もファンタジー風味が加わった作品。

ということでレビューを。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





兄と二人暮らしの羊。
子どもの時からお兄ちゃんが大好きで、彼の傍にいれば安心できる。
が、その兄が結婚するのだという。複雑な思いを抱えた羊は、かつて暮らしていた本家のある田舎に戻ることにするが―。

というお話。
年の離れた、羊の兄。
お兄ちゃんが結婚することにショックを受ける羊、という展開なので、もしかしたらお兄ちゃんに恋愛感情を抱いていたりしたのかな?と思いつつ読み進めましたが、どうやらそう言うわけでもないらしい。極度のブラコン。と言った方が正解か。

テクノさん作品は不可思議な空気感が漂う作品が多い、と序盤で書きましたが、今作品も同じ。ケモ耳とかツノとかいう表現が出てくるお話です。が、今作品は1巻だからか?なぜ、ケモ耳やツノが生えているのかという描写は一切ありません。

さらに言うと、ケモ耳やツノは、すべての人にあるものではない。
ありませんが、そういった身体的特徴を持っているからと言って差別されるということもない。

あからさまな差別はないものの、なぜ彼らにそういった身体的な特徴があるのか、というのは今後のストーリーのキモになりそうな雰囲気はある作品です。この不可思議なバックボーンが、テクノさんの描かれる可愛らしい絵柄と相まって唯一無二の空気感を醸し出す作品になっている感じがします。

兄の結婚にショックを受けた羊は、かつて兄と暮らしていた田舎に戻りますが、そこで羊は、かつて兄弟のようにともに暮らしていたいとこの二鉄(愛称は「テツ」)と再会し―。

とストーリーは進みます。

今巻は再会した羊とテツの姿、から、二人の過去の回想まで。
以下続く、となります。このモダモダ感がテクノさん作品の醍醐味ですかね。ジレジレと進むストーリーに釘付けです。

さらに今作品は表題作「感情のなまえ」だけではなく、2つの短編も収録されています。

「ももつめシラップ」
このお話は、がっつり動物の擬人化のお話です。「感情の~」と同じような世界観です。ケモ耳を持つ人と、そうではない人(ケモ耳を持たない人)が混在する世界が舞台のお話。

テクノさんも書かれていますが、ケモ耳+ショタ、といった感じか。
初恋を知った男の子の可愛らしいお話です。

もう一つは「フラクタル」。
「感情の~」と「ももつめ~」はほのぼのな可愛らしいお話でしたが、今作品はシリアス度高めの切ないお話。

主人公の男の子が、いじめの延長でレイプされ続けているというお話で、かなり萎え萎えになりました。当のレイプされている男の子に逃げる術も意思もなく、それを知った寮の同室の男の子が助ける、というお話でもありません。

が、これがテクノマジックか。
バックボーンとしてはドシリアスなのに、哀しい雰囲気になっていない。
むしろ、明るい未来を予想できる。けれど人によっては地雷となりうる展開、バックボーンを持つ作品なので注意が必要かもしれません。

「フラクタル」って、もしかしてリブレさんのブサイク特集のアンソロ「b-Boy Phoenix 2」に収録されてた作品ですかね…?

1冊の中に3つの作品が収録されていることもあって、1冊で何度も美味しい作品。
続きを楽しみに待っていようと思います。

4

続きもの

テクノサマタ先生、すっごい好きなんです!表紙、神じゃん!ただ今作はちょっと難しかったー--誰か解説してほしい、ヒト因子って何wwという戸惑いが大きくて、申し訳ない萌どまりです。表題作掲載分+表題作と世界観がリンクしている小話「ももつめシラップ」(こっちも耳あり超可愛い)+モフなし高校の寮舞台の短話(わあって感じ)+あとがきだの告知漫画だの。テクノサマタ先生のモフ絵がお好きな方でしたら無問題おススメです。

大好きだった兄が結婚すると言い出し、ちょっと離れたくなったのか都会から田舎へ戻った羊。幼い頃に出会った「いとこ」のテツに再会、居候させてもらうことになり・・と続きます。色っぽい話はまだ無し。

登場人物は
羊:街で兄と暮らしていて兄大好きというか依存していた様子の方。頭のふわふわ髪の毛の中に地位さな角あり。表紙右。
二鉄(テツ):幼い頃にタイちゃん家で一緒に過ごしたいとこ。髪と同化した感じの三角下向き耳もち。連れてこられた当初は周囲の様子がよく分からず周囲を威嚇しまくっていた。
泰ちゃん:羊やテツと同年代。結婚して子持ち。幼い頃は羊やテツのことを守ろうとしていた暖かなやんちゃさん。嫁(ほわほわ耳もち)と子も出演。
あと羊の兄がいて、キーマンなのでは?と思うのですが、いまいち不明。

ももつめシラップの方は、にここ(うさ耳)、ミツヅメ、店長(ミツヅメと同居)、サビクロ(迷い猫)、医者?

++

1.感情のなまえ は続きもので、まだ全く全容がわかんないです。ヒトの世界は滅びつつある・・・?との記載あり。羊やテツは獣人・・なのかな?ヒト因子をどれだけ持っているかによって、住めるところが制約されちゃうみたいない記載ありました。(兄はヒト因子をたくさん持ってないと住めないところにある研究所に変わる なんて記載があった)。あと「けものがえり」という記載があって、まだ正体不明のまっくろなものも出てきましたねえ・・・絵やちっこい子たちのわちゃわちゃエピソードは猛烈に可愛いんですが、それだけじゃない。

2.ももつめシラップ これはモフちびのわちゃわちゃ、最高に可愛いっということで言い切れるので、良い。にここが気になって気になってしようがない黒ちびなミツツメの奮闘話(笑)。とにかく可愛い。

3.個人的にはびっくりしたお話。テクノサマタ先生、こんなお話も描かれるんですねえ・・・高校の二人部屋で、ルームメイトが寮生たちの性欲の吐き出し口になっているお話、わーお。最後の終わり方が「あーテクノサマタ先生っぽい!」とは思いました。

ゆっくりは覚悟してます。続き、またよろしくお願いいたします。

0

なにも始まっちゃいない?

兄に抱いたのは 自分の知らない 知り得ないものをしってる安堵感
そこに想い慕うことはないたのだけれど 失うことへの不安は否めない

だって不安じゃん 怖いじゃん

自分で説明のしようもない現象かいつ起こりうるかもしれない状態にたった一人置き去りにされるんだよ?

なくね? そんなの


日傘ちゃん以来ご無沙汰してました が 相変わらず優しい輪郭はわかってもハッキリしたものが見えず こう濃いものやキリッっとしたものしか認識できないあたしの視角伝達機能を恨めしく思っちゃう


ヒトの世界の片隅で細々と生きるヒト成らざるものの世界の話なので 尚更ボヤけた輪郭しか見えなかったってのもあるのかな


ヒトの世界で生きたい人 獣の世界で生きたい人
その中にいる 子どもを育てるのにむかない人 ←お耳が痛い

そんな親のいない子の拠り所になっているのが本家と呼ばれる泰ちゃんの家で そこで面倒をみてもらってる子はイトコと呼ばれ 羊や二鉄は獣の血をひいてる子ってところまでがわかってればOKな気もするんだけど

それでヨシッ ともなかなか思えなくて 何か読み落としてるんじゃないかと

兄の結婚話に感じた不安に戻った育った場所が優しく迎えたのはわかるし 子どもの頃の関係性も見れたけれど そこになにがあったかって言われると うううううん

いやまだ1巻ですし 本編がこの本の半分ちょいしかなかったですし
読み落としてるのか はたまたここから何かが動き出すのか 全部が出揃ってみないとなんとも って感じで


てかですね てかですよ

本編関係ないとこで泣かされてるあたし アホじゃね?
ヤバいわ まぢで いやもうこれは仕方ない ←てんちょうも言ってたしね

あぁぁ 親を恋しがるちびに泣けなかったのに 油断したわ

0

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