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とってもピュア
最近の高校生設定のBLはなんとなく、
発育が良すぎるといいますか
そんな経験値高いのかと感じていたので、
久しぶりにピュアピュアな設定の作品に
巡り会えて嬉しかったです！
最後までほっこりした気持ちで
読めました！
次回作も楽しみにしております
地球滅亡なのに 心あたたまってしまった
世界滅亡がテーマでこんなにも世界は穏やかで、
あたたかい気持ちになれることってある？
物語の舞台は彗星の衝突により1年後には滅亡する世界。
そんな刻一刻と死が迫る中でも変わらぬ日常を過ごしていた
高校生のルカとチヒロ。
ある日、課題で出されていた“死ぬ前にやりたいこと”について
話しているとルカが「恋してみたいんだ…お前と！」と言い出して…。
やさしいタッチの絵なのに地球滅亡という絶望的な世界観に、
見かけの印象通りの心温まるエンディングを迎えるのか、
意表をついて絶望エンドを迎えるのか、この物語の行く末が
全く想定できずググっと引き込まれてしまいました。
世界の滅亡が差し迫っているのだからもう少し焦ったり、
殺伐としたりしてもいいくらいなのに、人々は穏やかで
その終わりの瞬間に向けてカウントダウンを始めて着々と
準備を進めているのです。
そんな中せめて死ぬ前にチヒロと恋がしてみたい、と
行動にうつしたルカ。
能天気な見かけによらず、本当はずっと切ない片想いを
秘めてきた心の内が切なかったです(๑•́ωก๑)
けれど、仮の恋人としてルカと過ごすうち、チヒロもまた
ルカへの気持ちを自覚してゆき、念願の両想いに…。
とはいえ、世界が終わってしまう事実は変わらぬままなわけで。
皮肉にも想いが通じ合ったことで初めて死を実感し恐怖を感じて
しまうなんて…残酷すぎる！
死を前にしても「この先もずっと二人で一緒に生きていきたい」と
未来に希望を抱かずにはいられないルカとチヒロに胸が締め付けられました。
迎えた結末は映画のような劇的な展開もなく、正直 意外性はないけれど、
こうなったらいいなという願い通りの優しいラストにほっとしました。
BL作品は今作がお初の作家様のようですが、まっすぐ無垢で
初恋を思い出させてくれるような優しい空気感が素敵でした。
ピュアな恋のお話や心あたたまる作風がお好きな方はぜひ♪
ちなみに少々ショタみを感じる画風ですがルカとチヒロはDKです。
そして、こんなに可愛いけれど意外にもエチありです。
ただし、直接的な描写は大幅カット？によりございません。
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