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受けがひどい目にあう所を少し減らして
父王、兄弟達との関係が伺える話やグイード将軍が初恋の相手になる部分をもっと広げて細かなエピソードを増やして、祖国での幸せな生活から一転し人質として不自由な生活を強いられていくという流れだったならば私的にはもっと読みやすくなるなと思いました。
受けの毎日が悲惨ですごくかわいそうです。楽しいこと1つもありませんし、高貴な身分に相応しい対応なんて無いです。逆にバカにされ軽んじられています。よく心を壊さずに三年もの間ひとりで耐え続けられたものだと尊敬しちゃいます。
様々な苦難、セクハラを乗り越えていく様子が面白いし、グイードの溺愛ぶりが映えるのですが…
やはり受けが性的に嫌なことをされる描写は読んでてツラい。
敵国の従者にお風呂で体を清められる様子は仕事以上の意地悪さがありました。
また奴隷剣闘士の嫌なやつに挿入寸前までイタズラされます。グイード将軍や他の貴族達の前でです。
エロとバイオレンスと純愛は青年漫画や昔の洋画などでも描かれている定番ですが、ここまで激しいお話は最近のBLではあまり見かけないかな?と感じます。
そこに果敢にチャレンジしギリギリ読める胸クソ展開を見事にやり遂げた伊藤先生の勇気に拍手です!
文章も読みやすくページ数はありますが飽きることなくスラスラ読めました。
強い将軍が初恋の相手、王子は誰もが魅了される美しさをもっているが自分では気づかない。国のため第三王子としての責務に真面目に取り組むウブな良い子です。
というような説明文がチャプターごとに繰り返されて邪魔に感じる箇所もありましたが、後半になるにつれてどんどんお話は面白くなり構成も洗練されていきます。
結果、とても楽しく読みおわりました!ネガティブなことも書きましたが次の作品も楽しみな先生に出会えて嬉しいです。
タイトルの通りです
とにかくクオリティが高い!
文章は読みやすいし、「え?そんなことなる?」みたいなところはないし、展開は面白いし、キャラもあらすじから想像した通りだし、おまけにとても魅力的。
そして私は電子書籍で買ったのですが紙では443ページあるみたいで、読みごたえもバッチリ。でも冗長と思うところはなくて、途中で飽きることなく読み終えました。
受が人質として入っている国の王族たちに宴の場でかなりセクハラされます
一番ひどいのは、宴に参加している王族貴族みんなの前でほぼ裸の状態で奴隷に媚薬を塗りたくられる(中まで)
苦手な方は注意です。
伊藤クロエ先生。
なんて癖にザクザクと刺さるお話を書かれる方なんだ…
叶うことならぎゅっと握手をしたいです。ああ面白かった。
自分の中にある萌えのツボを「ここでしょ?」と的確に突いてくれる作品でした。
あのですね、もう好みの設定だらけだったんですよ。
一筋縄ではいかないお話だなと思った時点で、これは面白い作品に違いないぞとセンサーが反応し、読み進めながらあちこちにさり気なく置かれた細やかな萌えの欠片をさっと回収しては、これこれ〜〜!!と噛み締める。
いやはや、最高に面白かったです。萌えました。
そもそも、憧れの人が剣闘奴隷に…というだけで正直たまらないものがありまして。
両片想いで各々が秘めた想いはひたすらに甘い中、絶妙に切なくすれ違う2人の図を様々な人物の視点でたっぷり楽しめるわけなのですが、ユーニスが囚われているロマニア国が色んな意味で野蛮なんですね。
グイードとユーニスが互いに想いを隠したままもどかしい恋模様は純愛としか言いようがないもの。
その背景にあるのは…エログロナンセンスとまではいかないのですけれど、昔のローマっぽさが漂う淫靡で残酷な世界観。
この純愛度の高さとのミスマッチさと、静かな危険と隣り合わせの環境下で繰り広げられるドラマチックな展開の数々。
どれもたまりませんでした。
攻めの二面性が楽しめるのもおいしければ、愛だ恋だと言葉に出さずとも強く互いを心から信頼し合う熱いエピソードも、ピリッとスパイスの効いた話運びも最高に面白くて終始ワクワクしながらあっという間に読み終えてしまい今に至ります。
敵だらけの中で誰にも気付かれないように偽らなければならない「秘密の関係」を互いに推し量りながら演じ、本来の肩書きではないからこそ、そこでしか慈しめない・甘えられない図というのがツボでツボで仕方がなかったです。
なんでしょうか。メイン2人の良さと萌えるポイントを際立たせるのがすごく上手いんですよね。
いわゆる奴隷的な立ち場なわけなのだけれど、どちらも最後まで気高さを失わないかっこよさがあって素敵。
グイードがユーニスになかなか最後まで触れないところも本当に良くて、彼の心情込みでこれ以上ないほど萌えてしまった。
でも、1番良かったのはやはり強い信頼関係かな。
両視点の良さが光る、400P超の厚みをたっぷり楽しめた1冊でした。
また1冊面白い作品に出会えてうれしいです。
(この人がどれほど素晴らしい人かも知らないくせに)
最近は気持ちに余裕がなく、中々BLも30分と読んでいられなかったのですが、たまたま見かけた表紙と粗筋でグイグイ惹かれ早々に読み切りました。
金額としてはちょっと高めで(初めて読む作家さんだと特に)、一文がやけに長いのも最初気になったのですが、何冊分かというくらい萌ツボばかりで電書のしおり機能が止まりませんでした。結果大大満腹。あとBLにしては結構血や頭が飛ぶので吃驚。王子と将軍の言葉遣いもそれっぽくて、ときめきます。
おとぎ話のようでうっとり、どんなに辛い状況でも2人がお互いを想い、誇り高く強くあろうとするのが本当に素敵!!!あとエロが良い!!笑
・屈強な奴隷を買う高貴受け
・幼少期から憧れていた騎士(攻)に遠くから見つめているのを気付かれてる王子(受)カワイイ
・憧れから恋慕に変わり、騎士の周りの女に嫉妬し出すノンケ王子
・王子が剣を学べるよう配慮してくれた攻、大人になってから剣を交えて過去に想いを馳せる二人
・閨で「いい子だ」と奴隷攻に言われて喜びつつ、こんなことさせて申し訳なく思ってる王子受
・性奴隷と夜毎遊んでいると城の皆に思われてて、しかしそう仕向けている(でも最後まではしてない)二人
・お互いが他人(従者達)に触れられるのを厭い、うまい口実で触られないよう仕向ける
・受が攻に甘々に大切に髪やお肌もケアされる
・攻を狙う積極的な従者に超嫉妬した王子のフェ
・お互いの立場では本来出来ないことを異国の奴隷として言えたり甘えたり触れることが出来るシチュエーション
・「潔癖な捕虜の王子が卑しい剣闘奴隷との肉欲に溺れ、朝から晩まで片時も離さぬほどに溺愛し、そして今彼らの目の前で愛玩する自らの『男』を奪われそうになっているのだ」
・スパダリ敬語攻め(責め)&強気奴隷攻めを一度に味わえる(しかも攻め一人で)
・受攻の肌色と体格の差
・対面座位で上手くない&攻の物が太くて動けなくなる受が攻に動いてとおねだり
・か弱そうに見えて、従者の入れ替わりに気付く王子(訛りに気付いて勇気づけられるのも良過ぎる…!!!)何も教えてもらえないけどひたすらにグイードを信じる王子!
人質として暮らす国の王族が、小さい尻にあの男の〜とか毎回言ってユーニス王子を困らせたり、エロオヤジみたいなのばっかり!なのも異様ですが最高でした。そんな野次を初心な時は困ってた王子が、奴隷(味方で将軍で初恋の人)を得てスンッて対応するギャップも良い!
一国の強強将軍が、他国に侵入して剣闘奴隷としてアンダーグラウンドから自国と人質の王子を守るのも、ロマンチックだしカッコいいし燃えるし、
立場は違えど二人とも奴隷の様な生活で痛々しく、それでもお互いへの気持ちを胸に秘めて自らを鼓舞し、そしてまたその凛と対応するのを見てお互い惚れ直すという…この関係性が本気で尊い。こういう人と出会えたら最強ですよね。これだから男同士は羨ましい程格好良くて面白い。
グイードがまだ幼く弱いユーニスの手を「この手が何よりも美しく誇らしい」と言うの、じんわり物凄く好きなエピソードで、まさにおとぎ話や伝説の始まりのような永遠を感じます。
良いところが書ききれなくて、更新期限切れてからもあれこれ叫びたくなったらコメント欄に続きます。
再読中。3年も監視下におかれ昔のように笑わなくなったユーニスの慰めになるよう猫を出したり、剣を練習させたり、でも笑顔になってその後すぐどうせ禁止されると憂えば「剣舞と言えば」と提案するグイードが心強く、優しくて泣ける。
【奴隷に堕ちた祖国の元将軍×強国の人質となった皇子】の壮大な歴史ファンタジーBLです。
古代ローマ帝国を彷彿させる世界観で意外にも濃厚なエロスを堪能でき、悶えるような焦ったい両片思い好きの"萌"が詰まった一冊でした。
濃厚なラブシーンや心の機微が丁寧に描かれていてBLとしては勿論、小国が大国に挑む歴史ファンタジーとしてもハラハラする展開の連続で読み応えがありました!
受け攻め両視点で二人の心情が分かりやすく、お互いに想い合っているのにすれ違っていく…"両片思い"ならではな焦ったさを存分に堪能できる最高のシチュエーション♡
記憶喪失の元将軍グイードを性奴隷として扱う罪悪感に悩みつつ、ずっと好きだった人に触れてもらえる喜びを手放せないユーニスの葛藤が健気で切ない……
一方、ユーニス救出作戦がバレないよう記憶喪失のフリをして性奴隷に扮するグイード。本来庇護すべき自国の王子を穢す背徳感が堪りません…!
何と言っても、ローマ帝国をモデルにした煌びやかで淫靡な世界観に痺れます。儚くて淡い雰囲気の表紙に反して、めちゃくちゃドエロでびっくり!
媚薬・人前プレイ等…高潔で純粋だったユーニスがドロッドロに辱められる背徳感に、終始ドキドキ♡
健気なユーニスが卑劣なロマニア皇族達に穢されていく様子が不憫&可哀想で……めちゃくちゃ萌えました。
そして、優しくて穏やかな"将軍グイード"と意地悪で猛々しい"剣奴グエン"の一粒で2度美味しい設定が素晴らしく、どちらのグイードも大人の色気ムンムンで堪りません…!
シリアスでヘビーな展開の連続にハラハラしましたが、波瀾万丈だったユーニスの願いが叶うラストに、思わず涙が溢れました。
ユーニスとグイードが幸せになれて本当に良かった……!
大団円のラストで幸せ一杯な読後感でした。