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なつめの母親に対する思いは分かりましたが、そのことでずっと彼は後悔することになるんですよね。そして、彼の母親もそうでした。
個人的には赦すという行為で自分の心も救ってあげて欲しかったです。
子どもって無敵で残酷ですね。
確かに結婚していたら不倫になって不倫してた人が悪いですけど、貴斗の妻の場合はなつめを育てるための手段の結婚でもありました。
貴斗の兄のせいで男性恐怖症になり、梓を思う貴斗にとっては抱かなくても良い都合の良い妻でもあります。こんなの最初から家族になんてなれるわけないんです。
心の拠り所の家族なら早々に離婚しても良かったはずです。
なので最初から貴斗が結婚という形を取ったのが間違いなんですよね。彼等を救う方法は別にあった筈です。
それと兄が生きてた時に貴斗の家に転がり込んで来た経緯が酷すぎる。
貴斗家族の為に日本でのキャリアを棄てるような事になり、生涯を独身で通して亡くなった梓に対し、一応孫やひ孫までいた貴斗…。
綺麗な終わり方をしてましたが、貴斗とその妻となつめの罪は深いと個人的に思いました。
個人的には今年1番の問題作でした。(納得出来ない結末という意味で!)
作者さまが不倫を認めるつもりは無いとあとがきに書かれてましたが、これって不倫ですかね?
上・中・下巻一気読みしてからのレビューになります。最初からこれは結ばれることはない…?( ; _ ; )という感じなのでハピエン厨の方にはあまりオススメできないかもしれません...
幼馴染でずっとそばにいて好きなのにお互いのすれ違いから1回離れてしまい、大人になってまた出会って、、やっぱり引き寄せられる2人( ᵕ ᵕ̩̩ )
しかし貴斗(攻め)は妻子持ち…まずここにびっくりしますがそこにはちゃんと理由があります。
不倫は絶対に良くないことです!!
ですがそれはあくまでもこのお話の中の設定で、それでもお互いを一途に強く想う気持ち、相手のことを忘れて相手が幸せであれば…と離れてる間もずっとお互いが相手のことを考えてる様が上・中・下に描かれてて私はすごく素敵なお話だと思いました( ᵕ ᵕ̩̩ )
もうこれからの人生お互いがいればいい!って終盤なるけど結局別れを選ぶシーンがすごく切なくて、貴斗への手紙で更に号泣でした。
本当に切ない、、
お互いこの仕事を選んだ理由も、一緒に死ねるくらい愛してて、、、結ばれて欲しいけど無理なのが悔しいです(笑)
タイトルの意味も含めてすごく良い終わり方だなと思いました( ◜◡◝ )☆
最終巻を読み終えてから、二人のこの結末に納得できるようなしたくないような複雑な気持ちになり、もう一度読み返しました。
高校の時に二人が離れなければ、上手くいっていたのではないかとはじめは思っていたのですが、あの別れがなければ今の二人は存在していなかった。
エンディングスーツ『ヴィクトリアミラン』の完成時に梓が終活について語ったセリフの中の、「大切なのは死ぬときに人生に納得していること」これが梓の心の芯になっていたのかなと感じました。
もっと自分の幸せだけを考え、心のままに貴斗と結ばれて欲しいと思ったのですが、上中下巻を通して読んで真面目で優しい梓には、周りを不幸にしてまでそんなことはできないし、貴斗の幸せを一番に考える彼にとってこの答えが最適解なんだと悲しいくらいに納得できてしまいました。
貴斗にあてた手紙に書かれた「最期は貴斗と一緒になりたい」という言葉は、梓のささやかなわがままに感じ、その一言に胸がいっぱいになりました。
生きている間は一緒になれなくても、心はいつも繋がっていてお互いが生きているだけで幸せだと言える二人の愛が本当に美しくて切なくて、仕事も辞め家族も持たず生涯独身で人生を全うした梓は本当にはがゆいくらい強い人だなと感じました。
この巻の描きおろしは、貴斗と梓がどうやってその後生きていったのか少し描かれていて、遠く離れてもお互いをずっと想い続けて過ごした様子が垣間見れて、本当に素敵なお話でした。
この作品の結末は読んだ人によっていろいろな受け止め方があると思いますが、二人にとっては間違いなく幸せな結末を迎えたと私は思います。
心に残る素敵な作品なので、まだ読んでないかたには是非読んでいただきたいです。
上から一気見しました。
まとめての感想としては、まず不倫が題材なので、
浮気や不倫にトラウマがある人とかは読まない方がいいかもしれません。
以下につらつらと感想書きます。
途中までは、不倫だしすごい複雑な気持ちで、これはこの2人がハッピーエンドになっても他に傷つく人が居るってことなんだよな...とか考えてたらなんとも言えない気持ちでした。
中あたりから、貴斗が結婚した理由とか、家庭の事情が大方想像ついて、結婚しているけど兄の償いのためのようなもので、少し不倫に対するモヤモヤが解消されました。ただ、さすがに離婚する前に身体重ねすぎでは!?と思ったのは少なからずあります。
作者も不倫を肯定してるわけではないと言っているし、個人的には最後の終わり方が好きすぎて、最終的には神作品だなと落ち着きました。
お互いに好きでお互いにそれを分かってるなら、ずっと一緒にいる選択が普通なのかもしれないけど、最後の最後に一緒になれたらそれでいいっていう2人の愛の形が切なくて、でもそれが本当の愛なのかなとか考えさせられました。
死んだあとなんて、意識も無いし、感情もないのに、それでもそこで一緒になれたら良いなんて、相当愛していないとそんなこと言えないのかなぁって…
やはり不倫が題材なので、賛否両論分かれると思いますし、好みの問題もあります。
私は、償いの結婚だったから、これは不倫じゃなかったとも思いませんし、主人公2人は間違いなく不倫で、償いの気持ちがあったから、貴斗が離婚したあとも会わなかったんだろうなと思います。描き下ろし含めラストは号泣しながら何度も読み返しました。
今まではハッピーエンドで、綺麗な、みんなが幸せなお話ばかり読むことが多かったです。
けど、やっぱり恋愛って綺麗事だけじゃない、汚いところもあるし、この2人の出した愛の形が最終的には美しいなと思ったのが正直な感想です。
追記
考えさせられるのでTwitterで色々見てたら、真実の愛エンドという新たなエンドで例えられてました!
ある方のnoteも見させて頂いて、正にそうだなと感じました。
あのまま、貴斗が梓と一緒に居ることを選んだらメリバだったんだろうけど、そうでは無かった。
真実の愛エンド....尊いです。
まずはじめに、個人的にこれは割とメリバかもしれないと本編最後までは思います。
ほとんどが泣くような結末ですね。
自分は久しぶりにBL漫画でここまで泣きました。明日は目がパンパンです多分。
本当に素敵な作品でした。
BL漫画って大体が紆余曲折あったけど結局全部ハッピー!!!って感じだと思うんですけどこの作品はまさかのその形で収まるのかーーーーっっっ!と感じました、、。
3巻構成になっていてなかなか読み応えはあります。ほんとに一気読みしてしまいました。
お金に余裕がある方は買ってみてもいいかなという感じです!