小説

  • お手をどうぞ、ご主人様 ―冷血騎士は無垢な忠犬を愛しすぎている―

お手をどうぞ、ご主人様 ―冷血騎士は無垢な忠犬を愛しすぎている―

ote wo douzo goshujin sama reiketsu kishi ha muku na chuuken wo aishi sugite iru

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作お手をどうぞ、ご主人様 ―冷血騎士は無垢な忠犬を愛しすぎている―

アドルファス、騎士
ロア、犬

あらすじ

“犬”は、強大な力を持つ“騎士“を唯一の主人とし、その命令にのみ服従する。共に戦場を駆けるだけでなく、力と引き換えに理性を失う騎士を官能的な身体で現実へと引き戻すのも“犬”の務めーーそう言い伝えられたのは過去の話。 今や富裕層の愛玩犬としてかわいがられる存在となった“犬”であるロアは、この国で最強の“騎士“と謳われた、アドルファスの飼い犬となる日を夢見てきた。 だがひょんなことからアドルファスに仕えることができたものの、彼は忠僕のロアを躾ける気がないらしい。それどころかロアは式典までの仮初めの犬で、それが終われば送り返すと言うのだ。 「ご主人様の正式な“犬”になれるよう、必ず僕の実力を証明してみせます…!」 一途に奮闘するロアだったが、期限が迫るなかアドルファスが仕える国王の目に留まってしまい…?

作品情報

作品名
お手をどうぞ、ご主人様 ―冷血騎士は無垢な忠犬を愛しすぎている―
著者
篠崎一夜 
イラスト
香坂透 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
リンクスロマンス
発売日
電子発売日
ISBN
9784344851948
3.7

(7)

(1)

萌々

(3)

(3)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
26
評価数
7
平均
3.7 / 5
神率
14.3%

レビュー投稿数2

強く怖そうな騎士

篠崎先生と香坂先生のタッグって好きなので購入。お話は面白かったですが、予想以上に犬が「おいおい」と突っ込みたくなるタイプでしたので萌にしました。本編260Pほど+あとがき。あほな子でも大丈夫な方、ニコリともしない攻めが大丈夫な方でしたらおススメです。

ようやくたどり着いたご主人の家でうっかり眠り込んで、おまけに寝ぼけてご主人にキスまでしてしまったロア。「返品だ」と冷たく言われ連絡されたのですが、返品先となるシュヴァイク博士が不在。やむなくしばらくご主人となる、ルーリグ1の騎士であるアドルファスの館においてもらえることになり・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
ヒューゴ(攻めの友人)、セブ(攻めの飼い犬)、ヨーゼフ(前王)、トマス(現国王)、フランチェスカ(トマスの犬)ぐらいでしょうか。フランチェスカはどうなったんだ。あと伝聞形式で受けの兄たちの名前が出てきます。シリーズになるのか?

++攻め受けについて

攻めは怖い怖い怖い怖い騎士。鬼神ってやつですね。最後の方で怒りMAXになったアドルファスが出てきますが、おそらく身に着けている衣類は血を吸って真っ赤になっていたのでは・・・と推測されます。少し前の戦で鬼神の働きをしたので認められ今は元老院にいます。本物の犬であるセブのペアになる子が欲しいと連絡したら、なぜか愛玩犬でありご主人を守る役目もある犬(耳しっぽ付の人型)が来たという出会いで、望んでいた「犬」じゃないし、人型の犬は嫌いらしく、なんとか追い返そうとする方です。怖いしあんまり喋らないし、ビジュアルは超カッコいいんですが、きゃあん素敵♡と思うところは少なかったかも。

受けがなあ・・・・・頑張るドジっ子と言えばいいのか?できもしないくせに朝からパン焼こうとしたりするから、竈から飛んできた火の粉で耳の先焦がしたりするんですよね。あれこれ落とすし。ロクにできそうにないのに「夜はすごいんです!」(ふんす!)って感じで言いますしね。まあ悪い子じゃないので、セブ先輩はあれこれロアのことを気遣ってあげているようです。優しい先輩犬だわ。

たんなるドジっ子かと思いきや、いざご主人が襲撃されると、一騎当千のお働き。カッコよくってびっくりしました。戦うところにはさすがにドジっ子は無いけど、日常生活ではまごうことなきポンコツ(笑)面白かったでした。

ちょっと不思議な世界観のお話でしたが、香坂先生の挿絵もあって楽しめた一冊でした!

2

もっと甘々が欲しかった

初めての作家様です。
タイトルに惹かれて購入しました。

真っ直ぐで不器用だけど一生懸命なロアが
とても可愛くて仕方ありませんでした。
失敗続きでどうしようもないんですけど
すごく健気なんです。

そして、ロアは犬だから人間のアドルファスと価値観が違って
アドルファスが怒ってる理由がわからず
そういう部分にもどかしさを感じました。
アドルファスは口数が少ないから、
アドルファスの気持ちがちゃんとロアに伝わらないんですよね。
ロアが謝るシーンで、それで怒ってるんじゃないんだよ〜!ってすごく言いたくなりました。


タイトルにある『愛しすぎている』の部分が
読み進めればちゃんと感じてくるものの
もっと愛を感じたかったなぁと個人的には思ってしまいました。




0

マンスリーレビューランキング(小説)一覧を見る>>

PAGE TOP