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表題作七代目、お譲りします

仁(長男)・若頭・中岡
乃木坂令(三男)・優(次男)

あらすじ

関東雲竜会赤間組組長の孫・乃木坂仁は、跡目候補No.1として暮らしてきた。
長男の仁に懐いている三男の令は、高校生になった今でも側を離れず「好き」と言いながら触れてこようとするが!?兄弟の中でも、一番感情の起伏が激しい次男の優は、寡黙な世話係の若頭・中岡と付き合っている。
そんなふたりの馴れ初めとは?四男・澪の恋のお話も収録。

作品情報

作品名
七代目、お譲りします
著者
小川いら 
イラスト
高城たくみ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
ISBN
9784344812130
2.7

(4)

(0)

萌々

(1)

(2)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
2
得点
10
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

『盃、いただきました』の続編

極道赤間組・乃木坂家の四兄弟は、紆余曲折のうちに四男の澪(みお)が跡目を継ぐことになりました。それが前作。
その中で、三男・令(れい)×長男・仁(じん)、若頭・中岡(なかおか)×次男・優がそれぞれカップルの、“兄弟総ホモ”状態であることはわかっていたのですが、本作は、その兄たちそれぞれのカップルに焦点を当てたものとなっています。

「長男と三男の事情」
「次男の事情」
そして「四男の事情」で澪のその後もちょっぴり。
続編が出るのはわかっていたので、それぞれ一冊ずつになるのかなと思っていたら、まとめて、でした。
でも、三男×長男、若頭×次男、どちらのカップルもそれらしく、面白くて楽しめました。

三男×長男の方は、兄ちゃん大好きワンコな令×優しくてしっかりもので、ちょっと天然の仁。
デカイ図体で「兄ちゃん兄ちゃん」と仁にまとわりつく攻めは大好きなワンコだし、仁もその迂闊さが可愛らしいし、面白かったですね。兄弟苦手なはずなんですけど、ジットリジメジメ禁忌を強調したものではないし、幼い頃からお互いを支えあい守りあってきた二人ということで、すんなり受け入れることができました。

若頭×次男は、これまた私の好きな堅物攻めと、女王様の誘い受けで、好きな組み合わせ。こちらも良かったです。
どちらかというと三男×長男の話が好きだけど、どちらも「一冊に2カップル」のわりに中途半端さをそれほど感じさせず、気持ちがちゃんと書かれていて、満足感もありました。

オマケの四男編は、前作後のラブラブな二人。
薬は勝手に飲んじゃイカンと思います。

1

四兄弟、揃いもそろって

長男×三男
次男×若頭
四男×組弁
みんなの愛し方・愛され方

0

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