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郡山雪を顧みる。
冒頭の夜景のシーンで指輪を投げようとして投げられない雪の仕草や表情はとても惹きつけられる。そう、悲しみに耐えている。失恋は優しい人ほど傷ぐちを深くしてしまう。本当は泣き喚いて相手を責めればいいのに。好きだからできない。いや、したくないのが本音かもしれない。雪の表情は憂いた時が一番美人だ。美空にはない艶がある。
廣瀬美空を顧みる。
美空は嫉妬するほどの恋をしていなかった。確かに相手の好意は嬉しいし、楽しい。しかし別れがくれば執着せずに次へ切り替えていたはず。それが雪を抱いてから雪の心の中にあるのが自分じゃないとはっきり自覚できたのが、元カレと会った瞬間だった。初めて感じる焦燥。
自覚する前に口にした「彼氏」。
美空が働きに出始めたのは、雪と対等に付き合えるようになりたいからだ。情けない彼氏じゃなくて、雪を笑顔にできる大人の男に成長するために。それこそ愛ってやつでしょう。
「父の愛人」から遡ってやって参りました!
いきなりどうでもいい事から書きます
今、このレビューの始まりの「父」を入力して変換したら1番最初に変換されたのが「父」ではなく「乳」だった私…(笑)
尚、「乳」はおっぱいよりも雄っぱいの方が俄然好物です♡
と、いう訳で、、、!
本筋レビューに上手く戻っていけそうです♪
先に読んだ「父の愛人」の受けさんがべらぼうにセクシーダイナマイトなBODYだったんです
ウハウハしまくりました///
そして、今作の受けの雪ちゃん!(見た目とかは”雪ちゃん”ってタイプではないかも?ですが…雪ちゃんと呼びたくなるいじらしさを感じます)
彼もまた「いいモン」持ってましたねーーーー♡
そんないいモン持ってるマブイw雪ちゃんの切ない恋が浄化されて前へ進んで行けるストーリー!
しかもその相手が少々クズいって言うのが何ともまたイイ味出してます
ストーリーは分かり易く、でもキャラはちょっとだけクセがあって忘れたり消化されるタイプじゃないインパクトが残る
作家様としての強みですね
更に作画から漏れる色気が抜群♡
エロ度では測れないエロスを感じられる1冊でした!
作家様買い、しますね!
決定です!!!
冒頭の2人が出会うシーンがほの暗かったので、不穏な展開があるのかと思いましたがそんなことはなく安心して読めました。
失恋したゲイが、女に捨てられたヒモを拾いセフレから本気になっていく…という王道シンプルストーリー。
全編を通して流れるように自然な展開が心地いい。
少なめのセリフと絵と余白で心理描写され、しっかり伝わってくるのがとてもよかったです。こういう作風好きです。
雪のトラウマが重すぎる描き方ではないし、ド執着や監禁めいたことをしない。
美空がヒモではあるけどクズすぎない。
2人のキャラ、温度感、距離感…などのバランスがとてもいいと感じました。
描き下ろしの、美空の制服姿に萌える雪、雪にかっこいいところを見せたくて無理をする美空が、恋する2人で、本編とは違う甘さがかわいかったです。
雪のエロ顔がエロすきですね。笑
8年付き合った恋人に浮気され捨てられたゲイの雪が、山奥で拾った養ってくれてた女の子に浮気して放り出されたヒモの美空。ピンヒールでボコボコにされた美空を見捨てられない雪は.お人好しだけど優しい人なんだよね。寂しさがお互いを引き寄せたところもあるのかもしれない。
エミ・エレオノーラさんの「下山」っていう山に捨てられちゃう最高な女の歌があるんだけど、冒頭で私の脳内にはそれが鳴り響いた〜!
愛を失った男と愛を知らない男。美空はそれまで何にも執着せず根無し草のように生きてきたけど、雪と出会って初めて強く感情を動かされる。不器用すぎる二人がとにかくいじらしい。
雪の元カレはノンケで本音を言えずに無理して付き合ってた訳だけど、そうまでして雪を失いたくなかったのは恋愛感情じゃないけど大切ではあったのかなぁ。黙ったまま女作るのは許せんけど!
美空に抱かれて雪が涙を流すのにはグッときた。二人で幸せになれて良かった〜。