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精霊を宿す国 新しき空と神の獣達

seirei wo yadosu kuni

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表題作精霊を宿す国 新しき空と神の獣達

キリアス,ヨダ国第一王子,20〜24歳,鳳泉の操者でオルガの半神
オルガ,16〜20歳,鳳泉の依代でキリアスの半神

その他の収録作品

  • 新しき空と神の獣達
  • 神の獣達の宴
  • あとがき

あらすじ

◆東洋BLファンタジーの大傑作がついに書籍化!
「何度世界が変わっても、俺は必ずこの腕を、この声を、この魂を選ぶだろう」
精霊師は、必ず二人で一人。 一つの精霊を二人で分かち合う。
感情も五感も共有し、心を繋ぎ合わせる。
その唯一無二の存在を、彼らは半神と呼ぶ。
全ての精霊の頂点に立つ神獣・鳳泉の神獣師になったキリアスとオルガ。
半神として心も運命も共にする二人は、悪に堕ちた呪術師セフィストと戦い、
ヨダ国と幼い先読ラルフネスを守ろうとする。
唯一無二の半神を求める神獣師たちの恋と運命は…!? 
壮大な東洋BLファンタジー、ここに完結!

【人物紹介】
オルガ/巨大な精霊(神獣)を宿せる器を持つ神獣師の卵。
過去を乗り越え、キリアスの半神としてヨダ国最高位の精霊「鳳泉(ほうせん)」を宿す決意をする。

キリアス/ヨダ国の第一王子で、屈指の力動(生命エネルギー)を持つ。
愛する半神のオルガと共に「鳳泉」の神獣師になり、
妹である先読ラルフネスと弟である王太子セディアスを守ろうとする。

作品情報

作品名
精霊を宿す国 新しき空と神の獣達
著者
佐伊 
イラスト
吉茶 
媒体
小説
出版社
リブレ
発売日
電子発売日
ISBN
9784799766101

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
55
評価数
11
平均
5 / 5
神率
100%

レビュー投稿数1

大満足

待ちに待った最終巻でした。webですでに既読ですが読み比べたわけではありませんので、加筆修正の可否は分かりません。ですが書籍化されたことでかなり読みやすくなったことと、吉茶先生のイラストが物語の世界観にとても合っていたと思いました。

こちら本編の最終章「浄化」と新しい青雷の神獣師レイとルーファスのお話の「新しき空と神の獣達」、『時飛ばし』後の後日談的な「神の獣達の宴」の構成となっていました。

「浄化」では圧巻のスケール感でヨダ国を『時飛ばし』で外的から守るまでの攻防が書かれているのはもちろん、キリアスとオルガが鳳泉の神獣師として成長するまでと、最強の敵というべきセフィストとルカの因縁など神獣師と精霊師の半身との強固な繋がりなど愛憎入り混じるドラマが書かれていて圧巻でした。

そして「新しき空と神の獣達」では新しく青雷の神獣師となったレイとルーファスのそれぞれの葛藤が書かれていて、ヨダ国の新しい時代の到来を感じました。

また「神の獣達の宴」はファンに対するご褒美的な面もあり、クスッとする方も多いのではないでしょうか?

個人的にはアジス家当主のギルスの半身の話で涙腺が崩壊しました。分類的にはファンタジーですが、人間の愛憎劇を見事に書き切った作品だと思います。

最終巻が出たのでボリューム的に大変ですが、登場人物が多いので一気読みをお勧めします。

それと番外編をまとめた本も出して欲しいです。

4

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