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表題作非常階段で逢いましょう

佐々川安積 ゲイバー勤務のネコ
今野朋記 設計事務所勤務

同時収録作品非常階段で逢いましょう

加島 佐々川のセフレ,サラリーマン
佐々川安積 ゲイバー勤務のネコ

その他の収録作品

  • Sweet STEP(描き下ろし)
  • あとがき

あらすじ

ゲイで受で趣味は料理…を人に食わすこと。
我ながらいいヨメになると思ってる俺だけど、最近気になるやつは…
…やっぱりどーみても受。
だけど可愛くてケナゲなアイツを放っておけなくて、いつの間にやら俺ってば、抱きたいとか思ってる――。
左知ワールド全開の、ぐるぐるトライアングル・ラブ!!

作品情報

作品名
非常階段で逢いましょう
著者
村上左知 
作画
村上左知 
媒体
漫画(コミック)
出版社
日本文芸社
レーベル
KAREN COMICS
発売日
ISBN
9784537108057
4

(41)

(14)

萌々

(16)

(10)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
15
得点
165
評価数
41
平均
4 / 5
神率
34.1%

レビュー投稿数15

かなわない恋はしちゃいけないのか

ゲイで受(ネコ)で趣味は料理・・・を人に食わすこと。
そんな乙女な安積が好きになってしまったのは、その道を自覚し始めたばかりのリーマン朋樹だった。
いかにも村上左知らしいストーリーである。
「ルールそのいち」にハマった方なら、絶対に読んで損はない。
このお話も元来タチではなかった安積が、朋樹に触れたい・可愛がりたい・悦ばせたいと思うあまり、自然と相手を抱いてみたいと欲求にかられてしまうのだが、そのくだりが最高に良い(≧ω≦*)♪

抱かれる側の気持ちが分かるカラダなだけに、朋樹を抱いていても相手の興奮までも感じとってしまう安積。
そしてそんな様子を見ながら、ぞくぞくしている朋樹は十分にタチの素質ありだと思う。
本編は雑誌で追っていたので全て読んでいたのだが、この書き下ろしの為だけでもコミックスを買う価値はある。
どこの世界に受けよりアンアン喘ぐ攻めがいるだろうか(笑)
まさに抱いているけど抱かれている状態である。
これかなりツボ。

また村上作品らしく、乙女思考もちゃんと盛り込まれている。
当初、安積のセフレを好きだった朋樹が漏らした言葉、「かなわない恋はしちゃいけないのか」。
こういう台詞を聞かされると、はたと自分がラブストーリーを読んでいたことに気がつく。
こういった甘い部分と、モノホンを思わせるゲイな表現が相俟ったアンバランスさに加え、あのアッサリ絵。
これらが村上作品のくせになるところかもしれない。
つい何度も読み返してしまいたくなってしまう作家である。

8

きゅぅぅぅう~ん!!!

ネコ×ネコの話。
一度目読んだときは萌でしたが、二度目でジワジワと、、。
設定が珍しくて、しかもちゃんと生きていて、こんな作品を書いてくれる村上さんてば、、もう神くれちゃるわ!!
甘いかな、、?かなり主観的な評価です。
ちょっと地味な気もしてた村上さんですが、よかったわ~。
ネコ同士だけど女々しくもないし、ちゃんと男同士なんだけど、少女マンガ的キュン盛り沢山。
キュンコマ、キュンセリフ、もうキュンキュンしっぱなしですよ。
朋記がちゃんと男の子なのに、もう可愛くて可愛くて!!
萌どころも沢山ありますが、話がいいんですよ。

「自分が下だと思ったのって、、いつだった?」って朋記が聞いて泣いちゃうくだり。
ああそうか、ゲイである葛藤にも色々あるんだなあ~。
ゲイだなんて、しかも抱かれたいなんて。
ゲイを自覚したばかりの朋記の抱える不安さ孤独さ。
誰だって自分の事を認めてもらいたい。おかしくないよって言ってもらいたいよね(泣)
ゲイじゃなくたってその気持ちは解かるよぅ。胸がキュッとしました。
少女マンガっぽいのに、妙にリアルだったり。
匙加減が絶妙なんです。

好きな人がいるのに、ちょっと優しくしてくれた人を好きになってしまう。
安易になりがちな話をすんなりと有り!好きになるっちゅーの!!と思わせるのは、細やかな描写のなせる技だ。

朋記の「かなわない恋はしちゃいけないのか?」にドキュ~ン!!
ザ・少女マンガなセリフにトキメキゲージガン上がり!そんな、村上ワールドが大好きです!!
人生で一度は言ってみたい萌セリフ~。そんで、泣きながらダッシュすんのさ、、(妄想)

5

ネコ×ネコでリバ

ゲイバー勤務、本職デザイナーの安積×同じビルで働く栄養失調気味の朋記。そして安積のセフレの加島。

安積が母性本能をくすぐられ、忙しくて栄養失調気味のフラフラ朋記をかまい始めます。
だんだん餌付けで懐いてきたある日、安積は加島の家で朋記とバッタリ遭遇。加島を挟んで、ライバル関係になってしまった二人。純粋無垢な朋記を、加島の餌食にしたくない安積は、必死に説得します。
朋記にしてみれば、それは安積が加島を独占したいがための牽制にみえますよね。次第に人間関係がこじれてきちゃいます。

二人が惹かれあう姿が丁寧に描かれているので、とてもキュンとします。終わり方も萌えました。

「ごめん…」
「…? なに」
「なんかいっつも 俺のほうが アンアンうるさくて」

攻めのほうがアンアン。抱いているのに抱かれてる。ツボです。
朋記も安積の喘ぎ声きいてゾクゾクしているので、タチもできるんじゃないでしょうか。お互いリバになりそうな終わり方です。続きがあるなら是非読みたいくらい!

ネコ×ネコですが、別に女々しいわけでもなく、むしろ朋記は無口・ツンデレ・男らしいって感じです。こういう設定は読む人を選ぶかもしれませんが、ストーリーの甘さ切なさのバランスもちょうどよくてオススメです。

4

ネコをもタチにする受けの可愛さったら

ネコ×ネコというあまり見かけない設定がとてもおいしいです。

男同士っていう難関がまずあって、それを乗り越えてもネコ同士という壁。
しかし、受の朋記の可愛らしさのおかげでその壁は見事崩壊。
ずっとネコだった安積をも陥落させる朋記の可愛さは見ものです。
ちなみに私は朋記が初めて涙を見せるシーンで落ちました。
ページめくった瞬間ひぇぇぇ可愛いぃぃぃ!と叫ばずにはいられなかったです。
朋記ならノンケだって落とせる気が…w

でも安積も朋記もネコで色気満載で可愛らしいのに
安積は言わずもがな、朋記だって男なんだ!と思わせる表現があるのがまた素敵です。
作品中は安積×朋記のみでリバは描かれてないのですが、
最後の描き下ろしえちシーンはまるで安積が入れられているかのような色気&喘ぎ満載でたまらんよかったです!
それに対する朋記の反応にもキュンキュンしすぎて苦しい!
たったの3ページであそこまで萌えさせてくれるなんて…!村上さん…恐ろしい人…!

なんだか可愛らしさばっかり語っていますが心理描写もとても上手に表現されています。
お互いを好きになっていく過程が不自然でなく描かれていて、すんなりと入ってきました。
朋記はゲイである自分に戸惑っている上に別の人が気になっている、安積はネコ同士だからあり得ないと思っている。
そんな状況からスタートしても、そりゃあお互い好きになっちゃうよね~、と納得できます。
「かなわない恋はしちゃいけないのか」はもう名言かと…
少女マンガ好きな人にはたまらないんじゃなかろうか。

村上左知さんの作品を読むのは二作目ですが、この作品ですっかりファンになりました!

4

可愛い過ぎました。

シリアスでも、ギャグでもないので、個人的には、読みやすかったです。
可愛い×可愛い なので、格好いい攻めが好きな人には、向いていないとは思います。
可愛い子達が、可愛い事しているお話なので、エロくはないです。
エロ部分も可愛いです。

0

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