あらすじ
「――勝手に傷つくことも触れさせることも絶対に許さぬ。お前の命も体も…なにもかも余のものだ」
唯一自分を愛してくれた母を失い、絶望の末絶壁から飛び降りようとした悠苑(ゆおん)は、そこで偶然見かけた美しい男――皇太子・鳳(ほう)に一目惚れしてしまう。救世主だと考え、なんとしてでも皇宮に連れていってほしいと懇願する悠苑に興味を持った鳳は、体を重ねていくうちに段々と彼に執着するようになり…。
「母さんが好きだったあの花よりも鮮やかで美しい男。どうせ死ぬなら、あの光に焼かれて死にたい――」
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