名前も知らないあの子の涙

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表題作泣くは花模様

天宮狭霧
高校1年生,15歳
緋村萩
高校1年生,15歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし:The taste of Tears(8P)

あらすじ

顔よし、運動神経よし、
性格よしで人気者の高校生、
天宮狭霧が新学期の新クラスで
出会った緋村萩。
萩を一目見て狭霧は思い出す。
中等部のときに学校の片隅で
隠れるように泣いていた
一人の男子のことを。
本人に直接聞いて否定されたものの、
どうしても萩に
その子の面影を重ねてしまう狭霧。
人の涙は苦手だ。
だけど、そのときの自分にとっては
確かに救いだったのだ──

作品情報

作品名
泣くは花模様
著者
おおつき逡 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics ihr HertZシリーズ
発売日
電子発売日
ISBN
9784813033851
3.9

(41)

(14)

萌々

(16)

(8)

中立

(2)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
11
得点
160
評価数
41
平均
3.9 / 5
神率
34.1%

レビュー投稿数11

涙の味

攻めの子の話が辛かった。
あんなに人気者で良い子なのに。良い子っていうか優しい子だから自分が少し、、って思っちゃったんだろうけど。

いろんな涙の意味をどんどん知っていって欲しい。
そしてふたりで幸せに笑い泣きして欲しい。

0

エロ無しだけど満足した。

普段エロ無しでは物足りなく思い、避けているのですが、これは・・・
エロ無しということを知らなかったため読んだのですが、
読んで良かったです。
高校一年生のCPで、エロ無しですが、なんていうか尊いというか、みずみずしいというか、
若いふたりの恋がなんだか素敵だなと刺さりました。
エロがなくても充分満足。
キャラクターとしては攻めの天宮くんがイケメンだけど性格もよくて、いいこで、ピュアなところが好きでした。
あと絵も好き。

2

もっと設定作りこんでほしかった

主人公がぱやぱやで当たり障り無さすぎるのはもういっそ置いといて、設定とか展開とか薄すぎない??
まず突っ込みたいんだけど双子。多分顔めっちゃ似てるしたぶん一卵性だよね?いくら性格が真逆だからって自分の生き写しみたいな人に惚れるって、なに?そんなに自分の顔が好き?百歩譲って好意抱くとしてもそれ以上は絶対ないでしょ。ふたりを同い年にさせたいなら幼なじみでもよくなかった?
それに、狭霧が萩の泣き顔シーンから藤が現れたとき、あ、これ双子間違えてるみたいな伏線を期待したら全くなかった。まじで双子要素必要だった?
あと名前なに?萩、藤、って、別に構わないけど苗字あいまって個人的に違和感すごいんだけど。あだ名がそれだったら良かったのに。あと苗字ですごいあのタレントを思い出すから嫌()()
もう一個突っ込みたいのが、狭霧が萩に告白紛いの思いを伝えた場面。あんなあやふやな言い方してたくせに閉じ込められた時にキスしたい?触りたい??挙句の果てに我慢できない????そんな確信するというか思いを募りに募らせる要素まっったくなかったよね??展開とかページ数とか決まってるのかもしれないけどそんな強引に進められても全く感情移入できない。
というか途中まで普通にこのパヤパヤ星人無理だった。最初の方とか人気者とかいわれながら普通に大勢の挨拶とか声掛けとかフル無視してるんだよ??あんたよく嫌われないね??←
泣かせたくないとか言いながら超利己的だし当たり障りなさそうにして全く感情抑えられてないしなんかキャラとしての一貫性がない。もうちょっと作り込んで欲しかった。っていうのが感想かな。
これだけは言いたいんだけどりのちゃん顔可愛すぎる

1

青春の透明感が尊い

透明感と憂いのある絵が美しく、表情や場面の切り取り方に惹きつけられました。特に、各回扉絵の構図と、線の質感に滲むあたたかさがお気に入りです。
キャラがみんな純粋で優しく、気を遣いすぎる同士が少しずつ距離を縮める様子にじんわりし、幸せになってくれ〜と思いながら夢中で読みました。

狭霧は陽キャだけど無神経ではなく、開始すぐに嫌味のない人気者の説得力にまんまと堕ち、気づけば応援していました。なかなか自分を大切にしない様子にハラハラしました。
萩は表情がまとう艶に、狭霧さながら魅了されました。徐々に心を開き馴染んでいく様子が楽しかったです。

涙で繋がる、お互い囚われていたものからの救いになる関係が美しかったです。
また、個人的にこの二人のピュアさがとても刺さったので、描き下ろしでもじっくりと愛を育んでいる様子にホッとしました。

双子の藤や親友のウッチーとの関係も描かれているのが好きです。男子高校生らしい明るさと周囲から見た二人の関係の変化が自然に語られて、素敵でした。特典でも四人で仲良くしていたのが嬉しかったです。

純粋でとにかく可愛く、最後まで思いやりに満ちて優しい物語でした。幸せな気持ちになれました。

0

名も知らぬ相手の、あのときの涙が救いになっていたお話。

中高一貫校で、高校生となった狭霧。

仲良かった男子バスケ部のチームメイトともクラスが離れ、不安だったが、そこへかつて泣き顔を見たことがある男子・萩と同じクラスになる。

咄嗟に、仲良くなりたいと声を掛けるが、当然相手はドン引きして、、、

というのも、狭霧は校内で、天が二物を与えたと呼び声高い有名人だったためだ。

そこへ萩の双子の片割れで、陽キャな藤がやって来る。
早速仲良くなる二人。

もちろん、萩とも距離を詰める狭霧。
藤から、萩が人と仲良くなるのはめずらしいなど聞くが、やがて藤には彼女がいて、そんな藤を萩は好きかもしれない…という事実に気付いてしまう。


このお話のハイライトは、瑞々しいけれど甘酸っぱく切ないDKの感性たち。


目は口ほどに物を言う、とか、誰が誰を好きだとか、いつもなんとなくわかってしまう、とか、自分の選択のせいで人の涙を見たくない、思春期の初々しさとか、恋というものを自覚した瞬間だとか、、、



ちなみに、えちはなし。


けれど、お互いが両想いへたどり着くまでのエピソードが、パワー系で押し切ることなく、紆余曲折丁寧に描かれていて読み応えありました。


えち苦手な初心者さんや、心の応酬だけでもお腹いっぱいです! という方に、オススメの1冊です。

3

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