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表題作あしながおじさんの宝物

遠坂貴臣(とおさかたかおみ)
遠坂聖(とおさかひじり)

あらすじ

母を亡くし、天涯孤独になった聖にとっての特別な人は、いつも見守っていてくれる顔も知らない「桜さん」。「ついに会える!」と向かった場所にいたのは、超失礼な傲岸不遜の会社社長・桐島だった。最悪な印象の初対面で「俺の家で暮らせ」と言いだし、身体が熱くなるような戯れをしかけてきて…!? 須貝あや久々の灼熱ラブ★コミック、214ページオール描き下ろしで登場!!
出版社より

作品情報

作品名
あしながおじさんの宝物
著者
須貝あや 
作画
須貝あや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
エンターブレイン
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
ISBN
9784757739918
2.6

(6)

(0)

萌々

(0)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
14
評価数
6
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数4

王道の中で

求められた王道であるならば、もう少し
練り上げて欲しかったと切に思います。
作者さんの中から湧き出た王道ならば
……微笑んで読みましょう。

絵柄と物語の脈の相性と言うのは、重要な
ものかと。
本作はその中での健闘の結果かと思われ
ます。

1

何もかもが皆懐かしい

内容は、夢見る少女が誰しも一度は妄想したであろう
“あしながおじさん”です。
カッコ良くてお金持ちで俺様暴君な攻めが、
何の取り柄もない受けの身元引受人になります。

この攻めがすごく色っぽいのです!!
とにかく不器用!
無口というか口数が少ないにもほどがあるというか、
必要なことすら口に出しません!
(当然、こうなってしまった原因に、
お約束の“子供の頃の暗い過去”がある訳ですw)

そしてこの攻めは、必然性もなくやたらと受けにキスをします。
でも、それはからかっている訳ではなく、
受けが可愛くて仕方がないから、
つい好きな子にチョッカイ出してしまう、という感じなのです♪

当然、受けからは嫌われます。
(猫も弄り過ぎると嫌われますが、あんな状態です・・・)
でも、徐々に攻めの不器用な優しさに受けは惹かれて行きます!

攻めが受けを好きで好きで堪らないのに、
上手く接することが出来ない、
もどかしい感じが堪りませんでした♪

不器用な攻めって好きなのです!
相手のことを好きなのだけど、
人に優しくしたこともされたこともないので、
好きな子にどう接していいのか分からない!
それで受けからは嫌われて、
受けと仲良く出来ている周りの人間に嫉妬して、
そのせいで更にまた受けに嫌われて・・・w
でも、好きとか大切に思う気持ちは、最終的には相手に伝わるものなのです!
この作品も、そんな感じの作品でした。

絵は懐かしい感じで上手い訳ではない(失礼!)のですが、
とにかくキスやエッチの表現が色っぽくて、
いちいちキュンキュンさせられましたwww

受けが攻めに惹かれる理由は分かる
(あれだけ大切にされたらね~)のですが、
攻めがなぜ受けにあそこまで惹かれたのかが描かれてなかったので、
すごく唐突な感じがしてそこがちょっと残念でした。

1

あしながおじさん

大好きな須貝さん作品です、描き下ろしです、分厚いです、黒髪少年が主役です、もうこの段階できゃほーい!!

母子家庭で父を知らない聖[受]にとって幼い頃からプレゼントをくれる足長おじさんはとても大切な存在。
昔貰ったキーホルダーを壊してしまっても尚ペンダントにして付けている程に大切にしてます。
母親を亡くしたばかりの聖は、祖父の遺言で遠縁だと名乗る桐島貴臣と同居する事になります。
貴臣には反発感をおぼえながらも共に生活し、その間も出会った事のないあしながおじさんを慕って携帯メールを打ち続ける聖。
聖にとっては傍に居る貴臣より、見知らぬあしながおじさんの方が頼れってすがれる存在なのです。
根はいい子なのですが貴臣に対しては妙に意地っ張りで反発ばかりしてしまう聖。
そんな時、やや強引に貴臣に抱かれてしまいます。
「セックスの相手もしてもらえばよかった」と言い放つ貴臣。
けれど彼が後悔しているのは見え見えなので、もうそんな言い方するなよー不器用だなーと思っちゃいます。
聖は聖で、その事が切っ掛けになって貴臣を好きになっていた己の感情に気付いてしまうのですが、やはり好きとは言えないで生まれた感情隠します。
不器用で素直になれない2人はもどかしくじれったいけれどそのもどかしさ感が読んでてなんか良いんですよね。
そうやって時間をかけてラストへ。
あしながおじさんの正体は読み手側としてはもう途中からバレバレなのですがそうだと言わない彼と、それに気付かない聖、そこももどかしくじれったくていい。
王道ですがそこにきゅんとしたり、応援したり、あーもう素直じゃないんだからーって感じで温かく見守りながら読みました。
あしながおじさんはやっぱ乙女の(お前は幾つだ)夢ですな!

1

王道

可愛かった。かわいかったんだよ!?
だけどな、展開が読めすぎてちょっと物足りなかったというのが本音。
“あしながおじさんの”
タイトルのとおり、ずっと小さい頃から自分をサポートしてくれた相手がいたわけさ。
名前もしらない相手なわけだ。
一度だけ桜の写真を送ってくれたことがあった。
だから「桜さん」と呼ぶことにした。
そんなある日、突然やってきた使い、莫大な爺さんの遺産。
これから住む場所。そして与えられたものとは・・?!

嫌な同居人。傍若無人な態度。
なのになぜ・・・俺は・・・惹かれて・・・!?
そしてその正体とは!?
が今回なのでありますな。
うん。設定、展開ともに、わかり安すぎて(-ω- )ん~
そんな場面が多かった。
同じ設定、流れにしても、ひとつくらい、捻りとかインパクトとか
お!?と思えるシーンが入っていればもっと楽しめたかなと思ってしまう。
「王道を目指しました」目指すはいいけど、王道すぎてツマラナイ。
王道の中にも何か新しい試みって必要だとおもうんだ。

絵柄的には、相変わらず可愛かった。
暴走する攻。優しくしたいのについその場になると苛めてしまう。
女を呼ぶためだといっていた部屋に隠されていたもの。
妙にチュゥチュゥとキスばかりしてくる攻は可愛かった。
さもありなん、恋に落ちてしまう受。
恋に落ちる理由がもうすこし明確なものがあればな~と・・

文句ばっかりみたいになってしまいましたが、
王道として、これはこれとして読むのならばありかなとおもいました。
可愛くなくはないんだけどな・・・・王道で攻めすぎた感

0

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