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原作既読、
同じ世界線のシリーズ、NIGHTS BEFORE NIGHT、MODSは裏社会、またはグレー社会に生きる人間がメインキャラクターにいました。
同じ世界線にある新作なのに、いきなりファンタジー要素が入っており、驚きましたが、違和感がないのがまた驚きでした。
松田健一郎さん演じる源慈の、ぶっきらぼうで、とにかくぶっきらぼうで、そして優しいところが、素敵でした。
阿座上洋平さん演じる琥士郎の、勢いがある元気な若者のところと、猫科っぽいところと、見事に共存して調和しているところがとてもかわいくて素敵でした。
田中貴子さん演じる琥士郎の幼少期は、小生意気で元気で、とにかく愛らしくてかわいくてとてもキュンキュンしました。
家主と居候、人間と保護猫(猫科の獣)、の関係が、琥士郎が発情期を迎えたことで変化していく様子と、源慈の過去と今、琥士郎の今と未来、が絶妙に交差し、絡まり合っていく様子が、原作の雰囲気そのままに、またはそれ以上に、情感たっぷりに描かれていました。
後半一気にファンタジー色が強くなりますが、人と人の情、というものを丁寧に描いていて、前作からつながる設定、世界線がありつつ、まったく違和感なく、物語に引き込まれました。
メインおふたりの声のバランスもとてもよかったし、前作、前前作のメインキャラたちがわずかでも出演していて、とても豪華だと感じました。
原作はもちろん、NIGHTS BEFORE NIGHT、MODSとシリーズ全て読んでから聴くのがお勧めですが、今作だけでも楽しめる作品です。
松田健一郎さんのイケボが好きで、こちらのドラマCDを購入したのですが、濡れ場でのぶつかり稽古中のパチパチする効果音が、まるでやる気のない拍手みたいで、すごく安っぽくて残念でした。松田さんの声は最高だったのに、全然盛り上がらない演歌歌手の寂しいコンサート会場にたった一人で来てしまった気持ちになって悲しくなります。
阿座上洋平さんというBL巨頭を差し置いて、イオを演じた田丸篤志さんのお声と演技がヘキにぶっ刺さってしまいました。
高貴な雰囲気と相手に感情を読ませないトーンが田丸さんの声質がぴったりで、「日夏さま」の呼びかけた時の空気がキリッと締まる感じ、たまりませんでした。
他にも、アフタートークで阿座上さまも言及されていた琥士郎の幼少期を演じられた田中貴子さんという方の演技が素晴らしかったです。
特に威嚇時の動物っぽさはピカイチで、気になってプロフィールを拝見したら、「特技:動物の鳴き声」と書いてあり、納得しました。
原作を読んだ時は、展開がどこかしらで見たことがあるように感じられて、時間が経つと別の作品と記憶がミックスされてしまいそうだと思ったのですが、音声で印象が変わりました。
ストーリーが立体的に記憶に残ったというか、演技がとても良かったので、思い出す時は阿座上さんや松田健一郎さん、田丸篤志さんたちの声とともによみがえると思うので、他作品と混同することはないと思えました。
(こういう経験をすると、絵+音に色と動きが加わるアニメーションというのは本当に強いなと改めて思わされます)
音声だけでも十分に楽しめますが、この作品に関してはコミックスを読んでいると音声の威力がより強く感じられると思いました。
攻が多い印象の阿座上さんの受演技、松田さんの包み込むような愛情、そして何と言っても田中貴子さんが演じられるちび琥士郎が可愛くてかわいくて、悶えまくりました。
原作が良いのは勿論なのですが、音声化に際して、とても丁寧に脚本に落とし込まれて、絵で表現していたところをセリフとして紡がれてる部分には、この作品を違う媒体で、一粒で何度も美味しく頂きました!
耳が幸せってこういう事なんですね~。
ちび琥士郎の「げんじー」から琥士郎の「源慈」、ちゃんと成長した一人の人間として聴けました。
あとは何と言っても時雨さんと雪鷹に再会出来たのも嬉しいです。
ナツメ先生の作品の広がりを感じます。
これからも応援しております!!
無愛想で硬い殻の下にある柔らかいところが見え隠れする源慈と、やんちゃで全力で甘える琥士郎…
阿座上さんが受け?となりましたが、松田さんと共にほぼ原作通りのストーリーで、後半は泣きっぱなしでした… 何度となく読み返しているので、神様に真意を問われ天真爛漫な笑みで応える小さな琥士郎の姿のイラストを見るだけでも涙が出るくらい大好きなお話です そんなインパクトの強い原作を脚色し演じるのは大変だったと思います
美しい愛のお話をありがとうございました
