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ヒズ・リトル・アンバー 下

his little umber

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表題作ヒズ・リトル・アンバー 下

源慈,元ヤクザの道具屋
琥士郎,豹に変化出来る青年

その他の収録作品

  • memento.BED 2021(描き下ろし)
  • OMAKE vol.2(描き下ろし)

あらすじ

堕ちてきた男と独りだった男。

琥士郎(こうしろう)は、天界で罪を犯し地上に堕とされていた。
源慈(げんじ)との逃避行を幸せに感じたのもつかの間、ひどくなる背中の傷の痛みに、ひとり苦しみ耐える琥士郎。
源慈は自らを思うがゆえのその姿を目の当たりにし、口づけるが……。

"選択"はいつも誰かが誰かを思ってのものだった――琥士郎の犯した罪の真相が明かされるとき、源慈もまた最後の選択を迫られる。
心揺さぶる完結編!

作品情報

作品名
ヒズ・リトル・アンバー 下
著者
ナツメカズキ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
光文社
レーベル
光文社BLコミックス
発売日
電子発売日
ISBN
9784334101138

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53

4.6

(525)

(401)

萌々

(84)

(27)

中立

(9)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
55
得点
2431
評価数
525
平均
4.6 / 5
神率
76.4%

レビュー投稿数55

魅力的なキャラたち

物語もたのしめたけど個人的にはそれより登場人物のキャラが魅力的で神!となった作品。

私が一番心奪われたのは琥士郎。
メチャクチャカッコいいのに堪らなく色っぽくてとんでもなく可愛い!
しかもケモ耳属性で背中に羽の傷跡を持つ天使なんて
もー大好きな設定をこれでもかと盛り込まれた極上キャラ!
もちろんビジュアルも超〜好みの性癖ど真ん中。
しかも子供時代の琥士郎の可愛さたるや
ヒョウのぬいとセットで可愛い!
ヒョウになっても可愛い!
とにかく大好き!

一方の源慈はガタイが良く強くておおしい男前
…なのにやもめ暮らしで結婚もせず孤独な男
そんな渋く硬派な源慈が琥士郎の世話に奮闘するというギャップがたまらない

最高の二人を見ているだけで顔がにやけてしまう…
そんな作品。

0

難しい事何も考えずに読めます。

上下巻まとめての感想です。

人が豹になる設定に、古のテレビドラマ『闇のパープルアイ』を思い出しつつ、なんか激しい物語なのかな? と思ったらそんなこともなく、ぼんやりとした概念商業BLをまんま絵に描いたような話でした。

絵がめちゃめちゃ綺麗です。豹がけっこうリアルに豹! って感じで、特に膝関節の辺りとか首筋のところとかが最高です。動物好きにはたまらないと思います。

一番好きなシーンは源慈の膝の上でごろんごろんする豹化琥士郎のところです。リアル豹なのに表情がでれんでれんに融けてる。精悍な野性動物のはずなのに、極めつけの駄犬みたいな顔になっちゃって。そんな情けない様に覚える、背徳的な喜びよ……。

ストーリーは上記の通り概念商業BLストーリーなので、端から端まで既視感がすごくて、しかしここまで何処かで見たネタを豪速球でビシバシ投げまくって来るのは逆に凄いのかもしれない……数打ちゃ当たるならぬ数打ちゃ蜂の巣ってやつだ……と正直自分を奮い立たせて頑張って読みました。ぶっちゃけ、頑張らないとちょっと難しかった……。

豹、だと思っていた琥士郎が実は天使のようなものだと発覚したところで、私は考えるのをやめました。これは考えるな! 感じろ!、系のお話なのね!? 固いことは抜き抜き! 固いものは抜き抜き……。そういうことだったのかぁ。

と悟って以降は楽しく読めました。

人生に疲れて息抜きと癒しを求めている、動物好きで疑似親子萌えの癖をお持ちの方におすすめです。



0

点と点が綺麗に繋がった!

1999年の大晦日、なぜ琥士郎が豹の姿で源慈の前に現れたのか。下巻では、それぞれの過去が明らかになり、そして繋がります。

お互いを想うがゆえのすれ違い、そして選択。2人は離れ離れになるかと思いきや、最後は安心のハッピーエンドです。火が燃え移ろうと琥士郎から手を離さない源慈の男気、最高でした!2人が初めて繋がるシーンも濃厚でよかったです。

源慈の亡き妻・椿さんや、天界のお兄様&その恋人、2人を取り巻く人たちなど、それぞれにきちんと役割があって、最後にはどのキャラも愛おしくなりました。源慈と琥士郎が世界のどこかで、幸せに過ごしていますように!

0

わーわー最高でしかない

下巻も最高過ぎました。サブの時雨さんがかっこいいのはもちろん他の登場キャラたちもどれも魅力的で最高です。
今回の虎(か、人間か分からない)にされてしまった天使設定が本当これもまた魅力的かつ圧倒的な面白さでした!
絵が元々好みなのはもちろん上はストーリー重視中心でしたが、下ではストーリーはもちろんえろも濃厚かつ二人が、どれだけ愛し合ってるのかが分かる描写に本当に最高の言葉しか出てこないです。
初回限定版小冊子はえろかと思いきや二人のエピソードではありましたが、これもまた最高に二人に浸らせてくれるものでした。

0

そうくるか

上巻同様に自分には合わなかったということをつづる内容になっていますので、ご容赦ください。
上下巻作品は両方買ってから読み始める性分なので、上巻で終われず。上巻で合わないな〜と思っても、下巻で刺さるシーンが突如現れる可能性も僅かながらある。

さて、下巻。天使を持ってきちゃったか〜〜〜〜。BLに限らず数多あるわけです、天使を扱う作品は。天使なんて存在だけでロマンチックなわけで、羽根をとばせば作画もそりゃ映える。そんな沢山の天使作品を読んできた中でこちらは自分の琴線には触れず。それでいいなら最初からのすったもんだはなんだったんだ。逃避行ものとしても、天使ものとしても、獣化ものとしても寄せ集めた結果、中途半端だったなぁ。

期待した結果の落差であり、ここまで皆さんの評価が高いところを見ると、自分が追いつけなかったのでしょう。そういうこともある。

7

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