電子限定描き下ろし漫画付き
ヤクザの若頭候補と一人暮らしの全盲の花屋の青年。
お話は王道な感じでしょうか。
絵がおどろおどろしくてびっくりしました。
圧迫感があり、遠近感がわかりにくく、顔や体の角度とか?なところもあり。デビュー作なんですね。
でもお話にすぐのめり込めます!
わかっちゃいても萌えますね。
春樹が諦めてきたもの、辛い過去、悔しい思い出。それらを乗り越えての明るく前向きな今の春樹があるんでしょうか。
春樹の店に通い詰めるヤクザの志賀。
春樹に付き添ったり送ったり、やたら花束を買ったり。
だけどヤクザが一般人に関わることがどういうことなのか…。
お約束の展開もあり…。
春樹が頑張って志賀を言い含めて、今度こそ諦めないところが良かったですね。
結局ヤクザと一般人で恋人になるのは大丈夫だったのかな?今を一緒に生きるのかな?
ヤクザ志賀東が先代の墓参りに行く途中に立ち寄った花屋で盲目の青年春樹と出会うストーリー。
いくらなんでもトーンが暗すぎだし、水彩画のような作画。
なんかどっかでこの暗さ読んだ記憶が…
「スカイハイ」だな、おいきなさいだわ。
全体的に昭和感満載。紙タバコ、春樹のレトロな部屋の装飾品、家財道具。駅で女子高生がスマホ持って歩いてたから現代の設定なはず。
ふたりの距離の近づき方も、とってつけたようエチも、雰囲気で読んで下さい〜!って思えてしまいました。
そもそも…今日お客さん1人しか来てないからあの人の…だよね?(サングラス)のところからふたりのストーリーが始まりますが、お客さんが1人だけの花屋って?経営とか生花なのに大丈夫?と、現実感なさすぎて。
血だらけの手で来るってどういうこと?服に返り血が飛んでるなら分かりますが、ここで萌えって意味なんでしょうか?
唐突にシーンが変わるし、人物背景、その後のふたりにしても雰囲気で萌えて下さいに思えて萌えられませんでした。
初読み作家様。こちらがデビュー作とのこと。極道ものが好きで、試し読みで惹かれたので読んでみました。全219ページ。以下少々ネタバレあります。
作画は線が少し太めで独特、味があって個性的でいいですね。
キャラデザは、特に攻めの志賀が雄みのある黒髪男前で格好いいです。受けの春樹は盲目で、基本目が閉じてるけど、たまに目が開くとつぶらな瞳で可愛らしいです。
春樹は19歳と若い上盲目なのに、同居の祖父が病に倒れ、一人で花屋を切り盛りして頑張っていて少々不憫。
志賀の年齢は出てこないけど20代半ば〜後半くらいかな?ここは年齢が欲しかった。体格差に加え、年齢差CPだと更にグッときた気がする…(主観w)。
極道の若頭候補と花屋という、かけ離れた立場の二人が偶然知り合い、徐々に惹かれあっていくが、志賀は住む世界の違う春樹と距離を置こうとして…という王道なラブロマンスです。
春樹に会うのを我慢していた志賀が、偶然雨の中ずぶ濡れの春樹を見つける。春樹の「優しい」という言葉にタガが外れてキスするシーンは、大変エロティックでゾクリとする描写でした。
春樹は盲目で、そのせいで友人関係が上手くいかなかった過去もあり不憫ですが、一方で心の強さがある。
志賀は二人の生きる世界が違うことに日和るんだけど、春樹はそれでも好きだと、一緒にいたいと力強く伝える。志賀が「漢だな」と言う通り、春樹のそんな男前な性格が良いギャップでした。
ストーリーはかなり王道で、あまり意外性はありませんでしたが、両想いになった後の二人は可愛らしくてほっこりしました。
またあらすじに「執着愛」とありますが、志賀は確かに強く春樹に惹かれますが、立場を考えて距離を取ろうとする自制心の強い男性なので「執着攻め」とは感じなかったです。その理性は男前で格好いいと思いますが。
(先生が現在連載中の『オリバーの心臓』は、試し読みしたらかなりの執着攻めで気になりました。)
極道の男前攻めと少々不憫な一般人受けの、ロマンティックなラブストーリーでした。そのような作品をお求めの方におすすめです。
⚠︎極道の暴力描写が少々あり。
シーモア 濡れ場は一回。修正不要な描き方。
はじめましての作家様です。
こちらデビュー作でしょうか?
前々から気になっていた作品で、本日手に取りました
盲目の純真な美少年春樹と強面イケメンヤクザのお話でした
扉絵もシマエナガと東&春樹がとても綺麗で可愛らしいです
さては、東は高校生の時雨に濡れた子犬を懐に入れて連れ帰るタイプのヤンキーだったなというのが第一印象でした
過去何があってまだ幼い彼が死んだような目をして連れてこられたのかは描かれていません
ですが、荒廃したヤクザの色に染められて出会ったのが、春樹でした盲目だが一生懸命生きてるそれは、まるでゴミの中に咲いた1輪の白い花のように東には映ったのかもしれません
2人が抱き合うシーンは、とても綺麗で一番好きですね
全然いやらしくなくて、なんか神聖な行為のようでした!
今後の丸田先生の作品に期待です
丸田ザール先生のデビュー作ということで手に取りました。オリバー…は西洋風のお話でしたがこちらは現代ものでしたが、シリアスな雰囲気の中に温かな心を見出す表現は光るものがありました。
ヤクザの志賀と目の不自由な花屋の春樹という組み合わせです。
たまたま入った花屋で目が不自由なのに、細々と花屋をやっている春樹と出会う志賀。二人の接点になるアイテムが招き猫というのが良かったです。普通に考えれば目が不自由なのに花屋をやっているというのは有り得ないとは思いますが、それでも祖父母や近くのお得意様に助けられながら小さな花屋をやってるのだと思うと、春樹は周囲の人達にとても温かく助けられながら生活していたのだろうとそんなことを考えながら読みました。
志賀は普段はヤクザとして荒々しい環境で生活しながら、自分とは真逆の温かな環境で危なっかしいけど健気に仕事をしている春樹をほっとけないという気持ちがおきてしまったのです。
話の最初の頃、春樹は伏し目がちで守ってあげたくなるような顔なのですが、逆に自分に自信を持てないでいる姿の様にもみてとれます。
そして、話が進むに連れて、自分の意思をハッキリ伝えたい時にちゃんと目を見開いて話す時の表情はちゃんと強い意思を表現出来る様になって、成長を感じました。
力強い志賀の作画も、春樹の心の変化もとてもシリアスな展開のストーリーにマッチしていました。
デビュー作ということで、話が進むに連れて作画の質も上がっていましたが、背景や細かい部分の描き方にムラがあって読んでいて少し気になりました。それでも主人公二人の描き方はずっと美しくて好きです。
ストーリーとしては招き猫を何度か登場させて2人の繋がりに上手く関わってくる所や、一人きりの春樹の静かな不安や、志賀のヤクザとしての荒々しい部分(背中の墨や血まみれの手)と、守ってあげたい春樹に対する優しさとの対比が上手です。ストーリー作りはとても良かったので、これからの先生の活躍に注目したいと思いました。
