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表題作春のデジャヴに踊れ

一瀬 淳
メガバンク本部勤務、ダンサー、29歳
佐田晃介
大学生、ダンサーの息子、21歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • ジェネレーションギャップ/友へ祝福を/ひとり暮らし/社交ダンスのいろいろ/あとがき(カバー下)

あらすじ

同じ面影に恋をした

母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは
大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。

社会人と大学生。異性愛者の同性同士。
恋愛には発展しなさそうな二人なのに
社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。

淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが
亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。
──淳は母のことが好きだったのかもしれない。

淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて
晃介は、やがて大胆な行動に出る──

初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。
大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。

作品情報

作品名
春のデジャヴに踊れ
著者
おどる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047383388
4.6

(369)

(274)

萌々

(66)

(17)

中立

(7)

趣味じゃない

(5)

レビュー数
55
得点
1692
評価数
369
平均
4.6 / 5
神率
74.3%

レビュー投稿数55

ゆっくりと育む2人の時間

大きな事件が起きるわけではなく、淳さんの良識的な正しいの壁を晃介くんの若さと真っ直ぐさが程よく溶かして、でも淳さんの意識している世間の目をの大切さをゆっくりと育んだ2人の時間がとても素敵なお話です。

先生のインタビューで、淳さん結婚を意識した人いたんだ… そりゃそうか、あんなに色気と余裕をもった良い男はモテるしあしらい方も心得てるはず!
晃介くんの若さと素直に自分に向ける感情は嬉し買ったはず。同年代からは打算の無い熱はもう無いでしょうし。
おどる先生のXでおまけ漫画もご案内されてます。
淳さんの誕生日をお祝いしてます!未読の方は是非読んでみてください!

13

「空気を生み出せる作家さま」のデビューに心が躍る (ღ˘͈︶˘͈ღ)

これでデビュー作…‼⁉⁇
たまんないなぁ~~~!!!
素晴らしいッ!

作画、、、上手過ぎ!
自分がフロアに居るかのように錯覚できる熱気とリズムを感じるダンスシーンでの魅力と美しさ
雑踏の中、駅のホームのベンチで電車が過ぎるのを、スローモーションに感じる2人の間に生まれる空気感
”この先”を期待せずには居られない、初めて訪れた好きな相手の家の匂いに包まれた玄関先、、、そしてその先へ誘われる「おいで」、、、が生み出す艶
想いが昂り互いを求め合うかのような貪り合うキスの嵐に膝の力が抜けていく快楽の悦と情…

ちょっと挙げ出したらキリが無い程に心を留めておきたくなる印象的な作画シーンが多かったです
お話しを読みたいから先に進みたくってページを捲りたい気持ちと、なんて素晴らしい描写力なんだ…‼と目と脳が留まりたがってしまうような、、、そんな自分の中で起こる贅沢で幸せな葛藤を読書中、何度経験したか分からない位に魅力的な作画でした

まさに【空気を生める作家さま】だと思います!!
むちゃくちゃ好みです!
絶対作家さま買いしちゃうなぁ~~~♡

こんなにも心を掴まれていながらも正直に言いますと、、、
評価は今も迷っています(>ㅅ<)
萌2以上は確定です!!
デビューへのご祝儀評価とか無しでも余裕で☆は4.5以上です٩(♡ε♡ )۶

それでもすんなり「神」評価と迷ったのが、、、
淳という魅惑の攻めキャラさんの存在です(>ω<)

狡さもあるのに芯が誠実…←大人の魅力に見えちゃうよね~~~ .゚(→ε←*)゚ .゚

狡さって言うのは性格が悪いとかっていうのではなくって、年の差故の受けの晃介から見たらきっと余裕に見えるし、きっと淳本人は少し臆病な所を上手くごまかせる自分をコントロール出来ちゃうような狡さって感じです

例えば、、、晃介の母、花の事を秘めたままにする為にサラッと嘘を吐けてしまう事
これって多分誰も傷付かない嘘だと思うんですよね
寧ろ自分も相手も守るような嘘
それでもその嘘がバレても尚、好意を寄せる晃介に対して100%の気持ちじゃないけど向き合おうとする
これもまた「狡い誠実さ」というか、、、
こんな理性的なイケメン居たら沼っちゃうな~~~wって位に心身共に優秀なタイプ!!!

まぁこんだけ大絶賛な淳という攻め!
それなのにこの人の存在が評価を悩ませた理由、、、
それは、、、
淳個人のマインドはリアリティがあるけれど、この人の恋愛感がイマイチ分からなかったからなんです、、、!

ココにこそノンケ×ノンケの恋愛の難しさと面白さがあるな~~って強く思う所でもあるのですが、、、♪

ノンケ同士のぶつかるであろう先をちゃんと考えたりするリアリティもあって、あぁBLだわぁ~~~って思わせてくれるエピも上手に組み込まれて2人を近付けてくれています
(※晃介父がスポット出演なのにハイコスパで魅了してくれたなぁ~~!最高のパパさんでしたね٩(⁎˃ᴗ˂⁎)۶←余談ですがどうしても触れておきたかった)

だからこそ、、、21歳という晃介はまだ生きて来た世界とこれから知る世界を考えたら知っていく方が圧倒的に多いので、淳という世界の扉に触れた事で開けた感情があったのは理解出来ます
他方、、、淳です。。。
前述通り相当ハイスペックなオトコマエさんです!!
この人が晃介に出会うまでに恋愛をして来なかったとはどうしても思えない。。。
何なら何で彼女居なかった?って思う程で、、、
彼女が居なかったとしても、晃介の熱量位で淳の事を想う相手は居そうだと思うんですよね。。。

それでも恋愛をしていなかった淳、、、
この辺りの淳の恋愛感が良く分からなかったって所が唯一にして最大に気になってしまった所なんです。。。
何だかちょっと29歳という年の割には達観し過ぎてるような、、、?
親の再婚という点が思いっ切り影響してるようにも見えなかったしな。。。
この解像度だけが上がり切らなかったんです

多分ここ以外がホントに完璧でした!!!!!
なので余計気になってしまったのかも知れない。。。
という点で少し迷いなく神!!!って感じでは実はなかったのですが、、、
それでも、やっぱりこの作品を読めた喜びは大きく!!

そして、是非ともそんな気になって仕方のない淳をもっと知りたい!
なんなら晃介の腹の”もうひとつ奥”を攻め入る所も見たいんですが…‼⁇
っていう、、、つまりは、、、
続刊をめっちゃ希望したい♡という気持ちを上乗せした期待の神評価にさせていただきました♡*:.。.(*˘︶˘*).。:*♡

この2人だからこそ歩んでいく先を、是非読みたいです!!!
そんな期待をしたくなるカバー下も良かったです
どうぞ、また2人に出会えますように…٩(๛ ˘ ³˘)۶♡٩(´ ˘ `*)۶

素敵な2人との出会い、作品との出会い、作家さまとの出会い
全てに感謝の1冊でした

修正|白抜き~。。。

追記!!
読後レビューして、その後先生のインタビュー記事読みました…!!!
私がグチグチ言ってしまった淳の過去の恋愛について、めっちゃインタビュー内で言及されていた…Σ(゚Д゚)…!!すごく、、、納得…!!
そしてやっぱりもっと知りたくなってしまった(-д☆)キラン~♡

12

凄く心に沁みました…踊るような真剣な恋

個人的には物凄い神作品に出会えたと思いました。

これがデビュー作品とかやばくないですか?

社会人と大学生で異性愛者の男性同士という恋に発展するのか?って組み合わせの年の差ラブでした。

実際作中でもどう見ても異性愛者でそれでも惹かれてしまって好きになっていく様子が凄く丁寧に描かれてます。

年上の社会人でダンサーの淳に恋をした晃介。

そんな晃介は淳の初恋の人の息子で。

晃介の想いに淳も段々と晃介を好きになっていくのですがでも社会人として、異性愛者として考える部分も沢山あって。

それは晃介も同じでそういった二人の心情描写が本当に素晴らしくて良かったです。

そんな感じだから中盤過ぎまでこの恋は成就するのかな?ってハラハラもしたりしましたw

でもそれでも二人が考えて出した答えは二人を結びつけるのですが具体的に書くのが勿体ないくらい良かったです。

当然しっかりハピエンで二人はちゃんと結ばれるのですがそこに辿り着くまでが本当に良かったんですよね。

最終話はもう神でしたね…うまく言えないんですが多幸感と達成感?に近い感情がヤバかったです(笑)

もっとうまくこの作品の魅力をお伝えしたいのにそれだけの語彙がないのが本当に歯痒いです。

本当に読んで欲しい…読めばわかってもらえると思いますw

キャラの魅力やストーリーの軸、感情面のやり取りや心情描写の素晴らしさ。

とても素晴らしくて何度も読み返したくなる作品でした。

9

踊る喜びと、愛に溢れてる表紙のイメージ通りの素敵な作品

まず表紙の美しさに魅了されました!!

花びらが舞う中で踊る2人。
淳に全幅の信頼を寄せて、身体を預けている晃介。2人の幸せそうな表情と、ピンクの美しい色彩。幸せが溢れてる…
もう、もう、表紙のイメージそのまま、とっても美しい素敵な作品に出会えて嬉しいです。

晃介の亡き母は、淳の初恋の人。
ノンケ同士。
淳が母の面影を自分に重ねていると思う晃介。
亡くなった母の思い出の曲を踊る2人。また踊りたいと晃介の気持ちが動きだす。
次第に淳に惹かれていく晃介は、淳に素直な気持ちをぶつける。

淳は同性同士の恋愛に向けられる周囲の目、将来のこと、可能性を無くしてしまう恐怖、それでも一緒にいたいという気持ちを天秤にかける。
晃介が傷つかないように。

素直に気持ちを伝え、正面から向かってくる晃介に対して、
淳は年上の余裕、落ち着きがあり、感情の起伏が少なく見えたけど、熱量は内に閉まっていたんだなと思った。
そりゃそうか、晃介は学生で、淳は8歳上の社会人だし。

責任という言葉が重い。

晃介が動き始めなかったら始まらなかった。
でも付き合った後の2人のラブラブが最高。

晃介が男性が好きだと伝えた時のお父さんがカッコいい。すごく好きな場面。
こんなお父さんに育てられた晃介だから、あんなに素直なんだな。

じわじわと幸せに包まれるような、美しい作品でした。

9

素晴らしいデビュー作でした!続編も読んでみたい

初コミックスおめでとうございます♪発売早々高評価ですごいですね!
ダンス漫画が好きなのと素敵な作画に惹かれて読んでみました。電子で219ページ。以下少々ネタバレあります。

まずは作画が本当に美しくて素晴らしいですね!これで初コミックスとはすごい。
人物のビジュアルが好きです。特に攻めの淳がシュッとした高身長の黒髪イケメンでかっこいい!脇役の拓海も男前で好き!受けの晃介も美人だし、目が潤います♡

初めはダンスに惹かれて読み始めたのですが、読み進むうちにストーリーに引き込まれました。ノンケの二人がダンスを通して出会って、交流していくうちに惹かれあって、お付き合いする様子が、大変丁寧に描かれています。

本作で特に印象的だったのは、ノンケの淳が晃介から告白されて真剣に悩む姿です。
ノンケが同性と付き合うことにここまで真剣に悩む作品て、あまり読んだことがない気がします。BLファンタジーで、ノンケでもあまり悩まずスルッとくっつく作品が多いかなと。
お付き合い開始の理由も、上手くいくかはわからないけど試してみたい、というのがリアルでいいです。

初めてのキスシーンがすごく素敵です!
軽いキスして「ごめん」と言っちゃう晃介に、「何回でもしてあげる」と淳が深くキス。淳がかっこよくてギュン!となりました♡

付き合い始めても、特に淳は慎重で、すぐに体を繋げたりはしない。ノンケ同士で、別れることになるかもしれないからセッしないとは…。ちょっと珍しいくらい真面目ですね!

淳が開き直って晃介を抱こうとするシーン。
晃介に覆い被さり「脱がせて?」!とてもエロティックで素敵です!!が、晃介も淳の気持ちを尊重してしないとは!なんて真面目な二人なの〜!でも焦ったい〜!

晃介が父と会話して流れでカミングアウトするシーンは、一言「愛してるよ」という父の愛にキューーンとして、ちょっとうるっとしてしまった。なんて素敵なお父さんだろう…!

最後、悩みを乗り越えてとうとう結ばれる濡れ場は、とても長く丁寧に描かれていて素敵でした。

とにかくノンケの二人が同性と惹かれあってお付き合いする戸惑いや悩ましさが、とても丁寧に描かれていて、その心情の描き方が素晴らしいなと思いました。ちょっと読んだことのないリアルさを感じました。

これからも色々悩みながらも真剣にお付き合いしていくんだろうなと思ったら、続きも読んでみたい気持ちになりました。
晃介が教師になって、一人暮らしして…みたいな続編をぜひ読みたいです!

素晴らしいデビュー作でした!
今後の作品も楽しみにしています♪

シーモア 白抜き修正(修正箇所は少なめ。形はわかる白抜きで作風にもマッチしており、ストレスを感じない修正で良きでした)

9

この作品が収納されている本棚

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