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春のデジャヴに踊れ

haru no dejavu ni odore

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表題作春のデジャヴに踊れ

メガバンク本部勤務,ダンサー,29歳
佐田晃介
大学生,ダンサーの息子,21歳

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • ジェネレーションギャップ/友へ祝福を/ひとり暮らし/社交ダンスのいろいろ/あとがき(カバー下)

あらすじ

同じ面影に恋をした

母の遺したダンススタジオで晃介が出会ったのは
大人の余裕と色気を兼ね備えたアラサーの淳。

社会人と大学生。異性愛者の同性同士。
恋愛には発展しなさそうな二人なのに
社交ダンスをきっかけに、晃介が淳に憧れを抱いてしまう。

淳は晃介を優しく気にかけ、二人の距離は縮まっていくが
亡くなった母とそっくりの顔を持つ晃介は、あることに気づく。
──淳は母のことが好きだったのかもしれない。

淳の優しさは母のため……そう思うと切なくて
晃介は、やがて大胆な行動に出る──

初めてを知るばかりの恋を花束のように抱きしめる。
大人になろうと背伸びをした、春めく“歳の差”ラブ。

作品情報

作品名
春のデジャヴに踊れ
著者
おどる 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
B's‐LOVEY COMICS
発売日
電子発売日
ISBN
9784047383388

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33

4.6

(255)

(197)

萌々

(41)

(8)

中立

(7)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
39
得点
1180
評価数
255
平均
4.6 / 5
神率
77.3%

レビュー投稿数39

余韻までも美しい大人向けBL

他のレビューにも多い様に、絶妙にリアルなストーリーです。
でも嫌悪感や嫌な辛さはなく終始美しい世界が繰り広げられています。
攻めの淳も大人で素敵だけど、晃介もちゃんと年下感あって可愛かった。キャラのバランスも良いし共感性もあって良かったです。

テーマが社交ダンスなのもあって大人のしっとりした話が好きな人にはハマる作品だと思いました。
逆に感情の勢いやエロス、お互いを夢中で求める様な行動、刺激が好きな人には少し物足りなさがありそう。
きっと品のある作家さんなんだろうなーと作品を通して感じました。

続きもきになるけど、個人的には作者さんの次の作品も気になります!
美しい世界観のBLに期待しちゃいます!

0

綺麗な世界

高評価につられて読んでみました。

とにかく絵が綺麗。

すべてをセリフで語らせるのではなく、音楽やダンスで伝えるものもあり、表現が豊かです。

大人への憧れ、そこからの葛藤、社会へ出ること、責任……様々な問題にも向き合います。

なのですが、なんというか、絵のキレイさだけでなく話の進み方まとまり方、だ〜れも反対しない世界ぜんぶが綺麗すぎるのです。

ペラッツルッとした球体を撫でているうちに終わったような(伝わるんかこれ…)。

以下おもくそネタバレします↓


ふたりとも高学歴で社会的立場もある設定のためもあるのでしょうが、互いの人生に責任をもつと決めるまでが早すぎる印象です。

ものすごく個人的な好みをあえて述べるなら、子どものことまで広げず、これからも一緒にいろいろ悩む。そこを共有していれば充分じゃないかなと思いました。

ひんやりクール感漂う画面のなかでイマイチ情熱は伝わってこなくて(なんでだろう、クールな絵でも逆にコントラストの効いた情熱もあると思うのだけど)、え、いつの間にそんなに真剣だったの? と思っているうちに親にカミングアウトまでする。このへんはちょっと描きたいものを詰めこみすぎかと感じました(エラソーに申し訳ない)。

3

攻めの大人の魅力に圧倒された

正直表紙だけで選んだので漫画中身見るまでは受けがもう少し男感強くて綺麗顔受けではないと思い込んでいたので読み始めはこれはCPはあまり好みではないなと思ってしまった。
けれど、受けは好みから離れたとてストーリー展開そして何より、攻めの大人の男という圧倒的な魅力に素敵ささえ感じました。
BLは基本受けが自分好みで可愛い〜(私の可愛いはヤンキー受けとかもうどうみても漢みたいなタイプ)って思うものにハマることが多いのですがこちらの作品は攻めが最高〜よき〜ってなりました。タイトル通りの優しくダークとか病みとかとは掛け離れた作風で始終あたたかい気持ちになりました。

1

No Title

リアルさがある作品でした。2人とも聡明で、テンポの良い会話が印象的でした。
絵からは、色っぽさと優しさが感じられ、ダンスシーンではそこに勢いが加わり、表現の幅広さに驚きました。

絵もストーリーもとても綺麗でした。

ただ、綺麗にまとまりすぎていて、どうなるの?!というような創作物らしい刺激要素と、ストーリーの余白部分が少なく読後の余韻に浸れず、物足りなさを感じてしまいました。

自分自身の好みの問題だと思いますので、しっとりした雰囲気のストーリーが好きな方にはおすすめです。

6

ずっとこんな素敵な作品が読みたかった!!

BLの沼に堕ちて5年、それまでは本をよく読んでいました。そのため、BLマンガに出会ってこんなにご都合主義というか、色々すっ飛ばしている感じに、正直はじめは驚きと戸惑いで…とか言いながらもその展開にはすぐ慣れて、ハマってしまうんですけど。

この作品は、読み終わった後の充足感というか、至福感がとにかく半端ない素晴らしい作品でした。(語彙力がとにかく足りない…)

まず絵柄が繊細で綺麗。とにかく、私にドンピシャの美しさでした。そして、何より主人公の二人の葛藤や焦り、戸惑いなど、ほとんどのBLマンガですっ飛ばされているものが、キチンと誠実に描かれているというところがとにかくグッときました。
その象徴的なシーンとして挙げたいのが、年下の受けが将来は子どもが欲しい、と年上攻めにぽろっと口に出してしまい、年上の攻め本人もそれを回想しながら自分もそうだなと感じる場面があるところです。このシーンが、より二人の存在のリアルさを感じられて良かったなぁと思いました。
あとは、これも私の嗜好なのですが、とにかく二人の服装や立ち振る舞い、言葉遣いが上品なところも私にとってはドストライクでした。
社交ダンスという独特なテーマの作品ではありますが、ぜひ多くの方に読んで欲しい素晴らしい作品です。かなりのBLマンガを読みましたが、自分にとってTOP3に入るくらいの素晴らしい神作品だと思います。

おどる先生のこれからの作品が、本当に楽しみでなりません。もちろん、出来ることならば、この二人の先も見てみたいです。

おどる先生、素晴らしい作品をこの世に産み出してくださり、ありがとうございました!!

1

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