電子限定描き下ろしイラスト付き
簡単なあらすじは真生(主人公)が保健室で寝たフリをしていると灯(真生の好きな人)が真生を好きな相手と見立てて告白練習をしてるという設定からこの告白もしかして俺に言ってんじゃね…?と思い、灯が面と向かって俺に告白しやすいように自信つけてあげよう!と真生が奮闘する話です。
どちらかというとギャグが多めな話でしたが、真生のバスケに対する気持ちの葛藤も描かれていて面白かったです。真生が灯に対して俳句読んでるところがツボでした笑
真生が灯の言動に一喜一憂している時、読んでいる側は絶対2人は両思いなんだから〜!と、もどかしい気持ちになります。
スターツ出版のBL小説は他のBL小説に比べておそらく文字が大きく文字の行間も広いので初めてBL小説を読む人にも読みやすいかなと思いました。大体小説で250pくらいあれば2時間くらいかかりますがこちらの本は1時間程で読むことが出来たので小説をあまり読まない方にもぜひ読んで欲しいです!
好きな子が保健委員だからその子が保健室で留守番している日に部活サボって保健室で寝たふりしていたら、その好きな相手が自分相手に告白の練習をしてきた、というところから話が始まります。告白する相手の名前は言わないけど、「バスケ部」と言われたので、バスケ部の主人公は「俺じゃん」と思ったようです。
一応声をかけて寝ているか確かめてから告白の練習をしていたようですが、寝たふりしている可能性もあるのに同性相手に告白の練習なんてするかな、と思って、設定に無理やり感を感じました。
小説なのでそういう子もいてもいい、とその設定を飲み込んで読み進めましたが、主人公がかなりの恋愛脳で、その後、友達の恋バナを無理やり聞かされているようなターンが延々と続きます。その子を好きになった理由は一応出てきますが、モノローグの大部分が「俺のこと好きだろ。早く告白しろよ」という自意識過剰なノリで、そんな妄想男子を可愛いともカッコいいとも思えなかったので、萌えどころがずっとわからないままでした。
そもそも、主人公は、以前はバスケを頑張っていた時期もあるのですが、お話の前半はクラスメイトの言葉を借りれば、「ヘラヘラして軽そうで頭悪そうな感じだし、常にカッコつけててすぐ調子乗りそうな雰囲気」で本人もそれを自覚し、好きな相手からも「小学生みたいなとこあるから、なんか、放っとけないんだよね」と言われているのに、なぜ、それでも、告白の相手が自分だと自意識過剰になれるのかが謎でした。
その滑稽さや痛さを楽しめる人には合うのかもしれません。
結果的に告白の相手は主人公で、中学の頃にバスケの試合で見かけて好きになった、という答え合わせが最後のほうに出てきますが、それがわかるのがかなり最後のほうなので、告白したい相手が、真面目で世話焼きで自分でお弁当も作れてバスケも頑張ってる主人公の友達のコバ君だったらいいのに、と思いながら読んでいて、逆に主人公だったとわかってがっかりしてしまいました。
攻めと受けだけなら「しゅみじゃない」ですが、主人公の友達のコバ君に萌えられたので、評価は中立にします。
エロス度☆
おやおやおやおや。寝たフリをしていたら好きな人から告白の練習をされてしまうのがかわいいですね。
真生と灯が紡ぐ祝福の恋物語・・・・・・開幕。
男子高校同士のアオハルなピュアLOVEストーリーが汚れたハートに刺さりまくりで、灯の気持ちを知った真生は彼から告白させようと華麗な頭脳プレイを披露・・・・・・とはならずに気の毒レベルで空回りしまくるのが面白い。
終始、攻めの真生視点で灯の考えがわからなかったり、灯の無自覚さに翻弄され心の雄叫びを上げまくる真生を楽しめるのがたまりません。
今回はバスケ部員と保健委員のお話です。
気になっていた受様に告白練習連れた攻様の恋の顛末と
本編後日談を収録。
攻様は中学時代にバスケットの試合で負ったトラウマで
バスケットの盛んでない高校に進学しますが
結局はバスケットボール部の門を叩きます。
しかしながら
先輩部員は練習に不熱心で遊んでばかりで
顧問はそんな彼らも放置していて指導もせずで
攻様は価値観が合わない先輩達と揉めてばかりいました。
初夏のある日
先輩達との言い合いが激化して
攻様は派手に突き飛ばされて足首をひねってしまいます。
向かった保健室で手当をしてくれたのが
保健委員の受様でした♪
受様が湿布を当てて手当てしてくれる間も
攻様は露骨に苛立ちと不機嫌丸出しで
受様の忠告にも聞く気はありませんが
関係ない受様に八つ当たりしてしまったと
謝罪して体育館に戻ろうとする攻様に
受様が予備の湿布を手渡してくれるのですが
そのシップには顔付きのバスケットボールと
「負けるな」というメッセージが書かれていたのです。
思いがけない励ましは攻様に受様を意識させ
部活に行くのがつらい時に保健室に逃げこむようになり
いつしか受様に会いに行くために通うようになりました。
2年のクラス替えで
受様と同じクラスになっても保健室通いは続き
今日も部活をさぼって保健室のベッドで寝ていると
「好きです」と告げられて目補覚まします。
驚いた攻様は薄目を開けて周囲を確認したことで
告白してきた相手が受様だとわかるのですが
受様はそんな攻様の状況に全く気付かずに
いろんなパターンで"好きです"を繰り返すのです。
やがて攻様は受様が告白練習中と気づきますが
決定的な確証がありません。
結局起きる事も出来なかった攻様ですが
受様の相手が自分なら両想いです。
果たして受様の好きな相手は誰なのか!?
寝ていて告白された攻様と攻様相手に告白練習する受様の
学園アオハルになります♪
寝ている相手に告白練習をする受様もたいがいですが
受様の告白相手が自分だと思った攻様は
受様に告白してもらおうといろいろと頑張ります(笑)
受様が好きな攻様には
受様の言葉や行動に好きバイアスがかかっていて
受様の天然告白ショーといい勝負な妄想大爆発で
受様の告白練習が進んでいく事で
受様の好きな相手の条件がバスケ部の友人に
より当てはまる事に魏ついて勘違い野郎なのか!? って
感じになっていくという実に楽しい展開なのです♪
最初の告白ショーがぶっ飛んでいたので
ドタバタコメディで進むのかと思ったら
攻様のトラウマとなった過去や
受様との接点が見えて来てハラハラ&ワクワク
攻様の恋が実るまで沢山笑わせて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
小説初心者のため読めるか不安でしたが、読みやすい文章とテンポの良いキャラクターの性格でスルスルと読み進めることが出来ました。
ストーリーは大きく3部に構成されています。
前半は、保健室で部活をサボって寝ていた真生が前からずっと気になっていたクラスメイトの由良に告白されるシーンから始まります。
両想いじゃん!と喜びますが、どうやって返事を返そうか寝たフリをしながら悩んでいる間に返事をしそびれます。その後何度も由良から直接告白されるのを待ちますが、起きている時には決して告白する素振りもみせません。
『あれ??告白する相手、俺だよな??』
読者も同じ疑問を持ちながら、由良君の意中の相手があやふやなままストーリーは進んでいきます。前半はとにかく真生の忙しい内面の気持ちが面白くて、時には戦国武将のように、また時には悪役のように時と場面でわちゃわちゃ画策している様子が楽しかったです。また、同じ部活仲間で友人のコバが時には世話焼きおかん、時には恋のキューピットとなって真生に口煩くサポートしてくれます。
しかし、話も中盤。『あれ??あれれ???』とお話の根幹を揺るがす事態が起こり、さらに物語は真生自身の内面の問題へ……。
今までおちゃらけ、時にドキドキしていた空気が一変。どうして真生が今の高校でバスケ部にいるのかという事の答え合わせと共に自分にとってのトラウマと向き合う事になります。
前半部分がおちゃらけムードだったので、中盤辺りからのシーンは真生に畳み掛けるように辛い事ばかりでとっても可哀想になってきました。しかし、『もうダメ、これ以上真生を苦しめないで!(私が)』と願った瞬間からの展開が素晴らしすぎてスタンディングオベーションしました。
さらに、その後から判明する友人達の友情に目頭が熱くなりました。青春っていいなぁ!と感じました。
おまけ??の番外編ではお付き合い後の真生と由良のお家デート(?)がの様子が見れるのですが、これがまた!恋愛童貞の真生に対して小悪魔的な由良の魅力が炸裂して『ん?(^^)誘い受けかなぁぁ??(最高)』とテンション上がる描写を拝めます♡
本編通してキスのみの描写なので、とてもライトなBL作品だと思います。男同士の友情を強く感じました!