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種族を超えた永遠の愛。とくと最後まで見届けさせてもらいました!
素直になれない2人の攻防戦には最後までやきもきさせられましたが、すれ違ってるようですれ違ってなくて、つっぱねているようでちゃんと受け入れていて、自分の想いをなかなか言葉にしないどっちもどっちな2人の心に秘めた想いの終着点に、ようやく終わりが見えてホッとしました。
3巻に入って、同僚の八木が2人の仲を引っ掻き回すせいで、淫魔と由佐の関係に大きな動揺が生まれたことが、クライマックスに向けての大きな見どころです。
嫉妬し合うほど、お互いの気持ちがお互いにあるのは一目瞭然で、八木の当て馬としての存在感も悪い意味ばかりではありませんでした。
彼の由佐への恋慕が淫魔のハートを焚き付けたことは結果的にはグッジョブ。同じ種族同士で、しかも恋敵同士の2人の由佐を巡る静かな心理戦にはヒヤリとしましたが、色んな思惑をかいくぐって辿り着いたラストは、見たかった以上の素晴らしい景色でした。
一緒にいることの理由を、"契約"じゃなくて、"約束"とした指切りのシーンは最高に感動でした!!
2巻と合わせて読んできて、こんな風に想いを伝え合う2人の姿を見ることができて感無量です。基本的に傲慢・俺様な淫魔だけど、たまにドキドキ甘くなるギャップには萌えたぎりました( ´▽`)
今度は由佐の方が淫魔とのことを内瀬に報告する日がくるのかな。
4人の顔合わせが再び訪れるいつかの時を期待しています。