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小説
二年生の三輪椿と一年生の田中守。BLゲームの主人公に転生した守が黒幕のサイコパス三輪先輩に執着される。三輪先輩に振り回されている守の忍耐力が強い。愛というよりスリル満点。奈良千春さんの挿絵が素晴らしくて眼福。続きを読みたい。
夜光花先生は作家買いの先生だが、今回も隙がないなとほんと面白くて感心する。
読んでガッカリが全くない!
攻めがサイコパスで最強なのも最高。
ただ、最後「え?これで終わり?続きは?結局守はどうなるよ!」ってなった(笑)
自分的には中途半端な終わり方になってる感があるのだが、単純に、ボブゲーに入ってしまった中でのサイコパスルートだけを描いていると考えると、これはこれでいいのかなと思ったりはするけれど、ルート設定だけの話だったとは思ってなかったので、もう少し掘り下げての展開を期待した。
ゲームから戻って来れて、三輪とリアル世界で再会とか、ちょっと期待してしまった。
それでもゲーム内でのストーリーはやはり最高!
夜光花先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。
個人的、各項目5段階で
サイコパス 3
エロ 3
コミカル 2
恋愛 2
な感じだと思います。
三輪さん×守くんのカプです。
ある日、前世の記憶を思い出した守くん。そこはBLゲームの世界で、更に自身は総受けの主人公だった。攻略キャラのイケメン達と恋に落ちたくない。どうにか恋愛フラグを避けていたが、ゲームの黒幕でサイコパスの三輪さんにあることがきっかけで気に入られてしまい…。
前世の記憶から、妹が遊んでいたBLゲームの、まさかの主人公だと自覚してしまった守くん。守くん視点で物語りが進むので、BLゲームの世界観やキャラクター達に対してツッコミを入れたりして、クスッと笑えるコミカルさがあります。
その中でも、特筆すべきはやっぱりBLゲームの黒幕でありサイコパスな三輪さんです。どれだけサイコパスかと言うと、魔物を帝都に放ったり、ゲームのシナリオで普通に人を殺します。かく言う守くんも、ナイフでお腹を刺されて一度殺されかけます。
しかも、何故か治癒能力が発動し傷が治った守くんに対して「君を壊し放題」と言い放って興味を持つようになる、ちゃんとしたサイコパスキャラでした。
しかし、三輪さんの殺人を守くんが阻止し、実際の殺人は起こらなかったり、絡み描写でサイコパスっぷりが発揮されるような痛々しい絡みはありません。
なので、物語りのコミカルさと相俟って、三輪さんのサイコパス具合はめちゃくちゃ怖いって程ではないので、徐々に絆されていく守くん。でもやっぱり三輪さんのサイコパスっぷりは恐ろしい!と怯えてもいる守くん。そんな姿を応援したくなるし、最後まで楽しく読むことが出来るので、是非とも読んでほしいです。
大学生の守が大正時代設定のゲームの世界に転生し、魔物退治をする全寮制の男子校の1年になってしまいます。
そこで出会った三輪椿は学園一の美しさと人気で目立つ存在ですが、性格はサイコパス。
前世の記憶のある守はゲームの内容を平和な世界になるように変えようと画策するのですが、上手くいかずに逆に三輪先輩に翻弄されるというお話です。
守の心の声がすごく面白くて笑いが止まらなかったです。
三輪先輩はサイコパスだけど口調が優しく上品で基本笑顔なため全く怖くなかったです。
えっ、もうおしまいなの?早すぎと感じるほど読みやすく続きがどうなるか気になります。
夜光先生の作品では、サイコパスみのある攻めが魅力的に描かれることが多いですが、今作は「これぞサイコパス!」という攻めがゲームの攻略対象キャラという設定。受けを刺し殺そうとして、実際に刺す!というショッキングな展開があり、そのシーン以降、「ゲームキャラと恋愛できるのか?」という哲学SF的な問いが生まれますw 最後まで楽しく読み通せましたが、本来のBL読書の目的とは少し違うところに着地した感があります。ゲーム転生ものは数あれど、ここまで攻めた作品は少なく、実験的な一作だと思いました。