特典SS付
ゲームの世界の悪役に転生しちゃった主人公が、破滅の待つ未来を避けるべく行動を起こしてってお話になります。
WEB版で元々読んでたんですけど、書籍化された為にいそいそと購入です。
イラスト、美しすぎるー!
こちらですね、ストーリーがとにかく面白いんですよ。
主人公が悪役回避の為に色々奮闘するんだろう的な最初の予測を裏切り、意外な展開でグイグイ引き込ませてくれます。
思いもよらない内容になってきたぞ的な。
また、世界観が魅力的で。
三柱の神に、自治領区である竜の谷。そして竜神紋に、盟約で結ばれた守護竜ー。
作者さんの本当に好きなものを詰め込んだんだろうなぁって設定なのですが、こんなの、私も大好きだし!と、読んでてワクワクさせてくれる。
ちょっ、続きは!?と、グイグイ引き込まれてゆく。
ここからまだまだお話は続いていくんですけど、伏線とかもキッチリはられてて、思いもよらない所で繋がってますからね。
と、そんな感じでストーリーとしても世界観としても素晴らしいんですけど、個人的に一番好きな所って、実は攻め2人の溺愛部分なんですよね。
最初の主人公ですが、とにかく破滅する未来を避けたい、そして面倒事はごめんとばかりに、かなりの逃げ腰なんですよ。
いや、妙に生真面目な部分があったり、天然な部分があったりで、やる気のないわりに勤勉で面白いんですけど。
そんな主人公が、攻め2人の重すぎる愛に、徐々に徐々に絆されてゆくーー。
この三人の関係性って、特別なんですよね。
設定がめっちゃ生かされてて、カップルどうこう以前に深い繋がりがある。
だから攻め2人は、もうめちゃくちゃ溺愛してくるし、過保護だし、執着して囲い込もうとしてくる
その重すぎる愛でグイグイ追い込んでくるんですよ。
あー、これは逃げられないわって感じで。
もうさ、センとレジにこんだけグイグイこられて逃げ場も無くして、主人公が完全に負けを認める瞬間(2人の想いを受け入れる瞬間)が好きすぎるんですよ。
白旗をあげるしかないってセリフに思わず笑っちゃうんですよ。
その後の「信じると決めたんだから、信じよう」ってセリフに、何回読んでも「あーーーーーっ!!」ってなっちゃうんですよ。
いや、まさに「絆される」ってこう言う事よねと。
またさ、攻め2人が、ただ単に神竜と守護竜としての繋がりがあるから好意を持ったって事じゃないのがいいのです。
それを疑うハイネに対して、彼本人を愛する気持ちを伝えるセリフの数々に、もうお腹いっぱいですもん。
ハイネだけじゃなく、読んでるこっちも悶えながら「もう勘弁して下さい」ってなっちゃう。
自分達の愛は重いって自己申告してるけど、もう重いどころじゃない…。
いや、この2人に主人公が振り回されてる感が強いけど、実はハイネがこの2人を振り回してからね。
センもレジも、主人公を繋ぎ止めようと必死で、いじらしくて涙が出てきちゃうからね。
2人とも頑張れ!!って。
ちなみにですね、WEB版からかなり加筆修正されてます。
新しいエピソードが入ったりとかでは無く、細かい部分が丁寧に加筆修正されてます。
多分、内容が理解しやすくなったり、主人公の心情がより分かりやすくなったと思うんですけど。
あと、セン視点の書き下ろしー!
センがめっちゃ好きで、彼の心情とか彼視点でのハイネとかめちゃくちゃ知りたかったんですよ。
あー、裏でこう思いながら、ハイネの前ではシレッとしてたのね…。
こうやってハイネに惹かれていったのね!!
てな感じで楽しくて仕方ないです。
それにしてもセン視点を知ると、セリフ一つにまで何か色々繋がって、びっくりしてる。
ここまで掘り下げて、綿密に設定を作られてるんだなぁって。
これ、絶対読んだ方がいいと思う。
と、そんな感じでめちゃくちゃ面白かったです。
個人的な話になるのですが、レビューを書くのが久々で。
なかなか慌ただしくて余裕が無くなると、レビューを書きたいと言う意欲自体が消えちゃったみたいなんですよね。
ただ今回、この思いを語りたい的に急にレビューを書きたくなって。
そのせいで、下手くそな上に暑苦しいレビューでお目汚ししてしまって申し訳ないです。
ここまで付き合ってくれた優しい方は、ありがとうございました。
めっっっっっちゃ最高でした!
とにかく、世界観が壮大で神すぎます。
よくこんな複雑で緻密な設定が思いつくなぁ…と感動しっぱなしで、守護竜(攻)×神竜(受)の主従関係や、悪役なのに世界を救う宿命など…読み進めるほどワクワクが止まらず一気読み!
主人公を守護するタイプ違いの攻め二人(クール美人・豪快漢前)が本当に魅力的で、初めは文字通り“人が変わった”ハイネを訝しんでいた二人ですが、ハイネ自身を知れば知るほど沼嵌りしていき……
しかし、当のハイネは「神竜への忠誠心」だと思っている…このすれ違いが歯がゆい、けど堪らない…!
その誤解を解くべく、二人から言葉でも行動でも“わからセッ”されるシーンは本当に萌えの宝庫で(合掌)
二人の止まらない愛情に「もう、わかったから…っ」とキャパオーバーするハイネが可愛いくて、イイゾ!モットヤレ!状態で大応援でした♡笑
一方のハイネは、本来ならチート持ちの筈が上手く使えないせいで何度も死にかけ、それなのに好奇心旺盛で勝手に危険な行動をとる(無自覚)…そりゃあもう、守護竜二人からしたら心配で心配で仕方がない訳ですよ……!
更にプレイヤーとしての「大好きな世界(ゲーム)」と言うファン心が、二人には“世界を俯瞰している神視点”と思われていて「いつか居なくなってしまうのでは?」と不安を募らせる要因に。
不安が募れば募るほど、想いも愛情も重くなっていく……
攻めの重たい愛情に溺れる…正に“溺愛”とはこの事!
もう、3人の関係性がツボすぎて堪りません♡
「1巻」とあるとおり、続きものです。
悪役フラグを回避して平和なスローライフを目指したい平凡な主人公が、どんどん“神”としての覚悟と自覚を持つ成長に胸が熱くなります!
今後は、弟のシオン(兄上大好き)との絡みも楽しみすぎる〜〜〜!
因みに1巻ではweb版の『二章:竜の谷 次代宣言の日2』迄を収録
更に、セン視点の書き下ろし番外編では「ここ!攻め視点で読みたかったやつ!!!」が補完されて悶絶必至ですので、web版で既読の方も是非◎
嫌われ者の悪役令息に憑依転生して運命を変えていく系の異世界転生BLが大好きなので
こちらの作品も漏れなく沼りました
赤髪でツンツン美人なハイネは竜人属の竜王の長男として生まれ、次代竜王となる印である竜紋を腕に持っていましたが竜化することが出来ずに出来損ないとして横におかれてしまう存在でした
そして優秀な弟との比較や次代竜王の座を廃嫡されることで暴走竜となり勇者に討伐される典型的な悪役だった、はずでしたが
竜神さまと女神さまによって異世界の魂と融合し、破滅の未来を変えていくヒーローへと変えられます
そして竜王どころか竜人属の神である竜神となった(まだ完全体ではない)ハイネが、超絶美形なセンとワイルドイケメンのレジーラという2人の守護竜に愛されるのがポイントです
2人の献身と溺愛が本当に素敵です
守護竜の2人ともいいんですが
いいんですが
私の推しは護衛となるオリバです
寡黙でハイネに全身全霊で尽くす姿がカッコいいです
オリバもハイネのハーレムに入れないものかと考えてしまいます
でも守護竜が許してくれないでしょうけど
サブキャラも魅力的な人物が多いので
続きがとても楽しみです
一番 : 世界観が素敵!
竜の谷の風景が美しい。
竜人族の凄まじい容赦なさと愛がめちゃめちゃ重いのが楽しい。
この世界とゲームの関係の真実が上手い。
不思議な透明感、爽やかさがある。
二番 : 主人公の成長に違和感なく共感、
とても丁寧に主人公の自信の無さが描かれているので、何処にでもいるフリーター、普通の人、の言動に、うんうんそーだよねと読むうちに
ハイネの不安、驚き、戸惑い、期待をダイレクトに受け止めて、
いつの間にか読者視点を忘れて夢中になって、のめり込んで行けるとこ。
ハイネが、ハイネであるからこそ愛されて大切にされる、
でも俺じゃないよ、
と思う不安定さ感。守護竜や家族や使用人等との触れ合いで少しずつ、ほんの少しずつ、
これがなかなかに胸キュンです。
三番 : 作者の欲望ダダ漏れ
じっくり読み返さなくても、ハイネの見る、感じる^ ^守護竜の
筋肉とか美貌とかの姿形も、言動も 理想の攻めが溢れていて、
めっちゃニマニマします〜
四番 : 魂とはー
ゲームで討伐される消えたハイネ。 主人公として生み出されたハイネ。
主人公は消えたハイネを想わずにはいられない。
初めは、私も、消えたハイネを想って、理不尽で寂しい痛みがあったのですが、
主人公の言動を観ているうちに、二人とも消滅したんじゃないのがわかってきて、
二人が合わさっても一人にしかなれない。
二人分の記憶や想いがあっても一人は孤独で、
温もりに縋らずにはいられない。
これはそんな愛の物語です。
五番 : 見た目に反して全っ然色気が無いハイネ
女王様然美人なのに〜、その上遠慮も会釈も無い鋭い突っ込みで、この場面でそれっ?っと吹き出すこと度々。まわりも、おまえらいい性格してるよな!
というキャラクターだらけ^ ^
とにかく続きが読みたいです!!
誰かファンブック作ってくれないかなあ〜
肖像画付きキャラ紹介とかー世界地図とかー
裏設定とか!小話とか!!!
絶対買います!!!!!
WEB版未読。竜が好きなので手に取りましたがとてもよかったです。
神様視点やシステムウィンドウなどゲーム要素が盛りだくさんなのにコメディぽくならないのがすごい。
作り込まれた世界観が(私には)ちょっと難しかったので読み返したのですが風景描写が美しくてむしろいつまでも読んでいたくなるほど。
センとレジーラ2人の攻め様がどっちもカッコよくて、そして2人の前だと反応が若干違うハイネがまた可愛くて。
そんなハイネは攻以外からも慕われてて確かに溺愛なんですが、ハイネにほっとけない魅力があり説得力のある溺愛なのがよいのです・・・!
おまけのセン視点にかなりボリュームがあり、綺麗系ド攻めセンの心の動きがたっぷり描かれていて、ほほう、あの時はこんなふうに思っていたのね!とクールなセンの解像度が上がり溺愛と執着にさらに説得力が増しました。
こちらは書籍版書き下ろしなのでWEB版既読のかたも絶対に読まれたほうがいいです!
次巻書き下ろしはレジーラ視点でしょうか・・・?期待しています!
楽しみにしていた竜への竜化に関しては、この巻ではハイネがセンに乗せてもらった描写と、翼だけでした。
次巻以降、竜化の様子やそれぞれの竜の色や形がわかったら嬉しいのですが。
そして表紙とイラスト。この世界観にこのキャラクターは円陣先生の本領発揮すぎでしょう!最高でした!!
