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何度巻き戻っても繰り返される絶対の愛
小説


BL小説における、死に戻り(タイムリープともいう)ストーリーの市場は本当に活気があってアツいですね。
時代もの現代もの問わずに、断罪ルートから巻き戻るもの、何らかのトリガーが働いて巻き戻るもの、不慮の事故から巻き戻るもの等々……死をきっかけとした人生やり直しストーリーのバラエティに富んだ面白さは底なしだと思います^ ^
数多ある死に戻り系のストーリーの中、こちらの作品は現代もので、かつ切ない系の物語です。オメガバース設定や思い違いの恋愛模様に加え、シリアスな事件までもが複雑に絡み合いながら、どんどん引き込ませていく読み応えはすごかったです。
……最後なんてね、泣いちゃいました。
物語の冒頭と物語の最後が、ここでこう繋がっていくのかと。三間と夏希の物語でありながらも、まだ姿の見えないちっちゃな第三者の存在によって2人が惹かれ合っていくのはもちろん、親と子のささやかな幸せが刻み込まれたラストエンドには涙が溢れて止まりませんでした。
夏希の一度目の人生ターンと二度目の人生ターン。
三間の一度目の人生ターンと二度目の人生ターン。
単純に考えて、この物語には2人×2つの人生ターンが交錯しており、彼らの視点と時間軸で感じる思いが異なるのが見どころでしょう。
一度目は幸せといえるような人生ではなかった。
でも二度目はそんな終わりにならないように色んな可能性から逃げた。
死に戻った結果、夏希は何者かに殺されたかつての人生ルートから逃げるように三間を避けるようになるけど、三間がそうはさせてはくれません。
明らかに変わった三間の自分に対する態度の違いに戸惑いつつも、三間に惹かれずにはいられない夏希の静かな恋心は恋愛ターンの1番の見せ場です。夏希に執着してる三間の態度にも同じく注目です^ ^
三間のそうした執着の謎は、この物語の大きな軸となります。
一度目とは違う態度変化の理由は何なのか。また、死にゆくときに聞いた子どもの声が意味するものは何なのか。また、自分をあのとき殺した犯人は誰なのか。。。
犯人は三間だと思っていたことの疑惑が解け、新たな犯人が判明していく一連の謎解き展開は全く目が離せないドキドキとハラハラの嵐でした。
恋愛や事件、そして俳優という仕事のこと。じっくりと丁寧に進むストーリーがあってこその涙と感動の物語でした。
やはりこの物語のキーマンは、三間と夏希の2人の子どもではないでしょうか。恋人同士だったわけでも好き合っていたわけでもなく、突発的な発情期で授かった命の種のおかげで踏ん張れたことがたくさんあったと思います。
未来のパパとママのためにあるべき方向へと導く小さな存在は、正真正銘2人の恋のキューピット。時を超えて結ばれる家族の絆の深さに心打たれて、素晴らしい感動の余韻に満たされました。
死に戻りに期待するものは、回避かそれとも希望か……
一度目の人生のようにならないために逃げることを選択した夏希と、新たな希望を追い求めた三間とではやり直しに向けるベクトルが違っており、そうしたところに注目しながら、彼らの思いや行動を最後まで見守って欲しいなと思います。
こちらの本は、アルファポリスの第12回BL大賞で現代BL賞を獲得されたスゴい作品です。人気もスゴかったです✨
実は、私は、その時から夢中になって読んでいました!
主人公の夏希が何モノかに殺されてしまい、気が付いたら人生やり直しに入っていた、巻き戻りストーリーです。
始まりから夏希の心に寄り添って世界に入り込んで読み進められます。何故かと言うと、練り上げられたシリアス展開と、心理描写の丁寧さ!
読むたびにドキドキして、キュンとして、謎にも心揺れて。
特に後半、攻めである三間の気持ちが見えてくると涙が止まりません!
読み終えた後の感動を是非体験して欲しいと思います✨
私は出会えて幸せをいただいたご本です(*^^*)
素敵な物語を、ありがとうございます!
はじめは『受け』のオメガ視点で物語が進むので、『攻め』との関係性がちょっっっと、だいっっっっぶ、切なく悲しく表現されています。『攻め』が別の人(女性)を好きだったり(ああっ!)、『受け』との行為が突発的なヒートによる事故のような形であったり(だあっ!)、その行為の最中に『攻め』が別の人(その時『攻め』が好きだった女性)の名前を口にしたり(←あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛)します。はいっ、これが、死に戻る前の世界です。
そんな世界で階段から何者かにより突き落とされて、、、というとんでもない形で死に戻り(※『受け』、妊娠中です)。『受け』はベータに擬態して『攻め』とは関わらないようにして生きよう、としますが。なぜだかグイグイ『攻め』が来ます。そして来ちゃう『突発的ヒート』で。『受け』は、自分の意思で『攻め』の手を取ります。その後なんだかんだと事件が勃発したり解決をして(あれです、死に戻る前の世界で階段から突き落としたりした人がわかったりと。いろいろなあれです。いろいろな。)最後に『攻め』側の事情が明らかになるのですが。そこでこの物語の印象がガラリと変わります。
『攻め』も、やり直しをしているのです。元の世界線で『攻め』はいろんなものを失います。いろんなものを失って、初めてそこにある『希望』に気づいた『攻め』が。やり直しをするのです。そうしてほしいと、望まれたからでもあります。二度目の人生を、みんなで幸せになるために。『攻め』、奮闘します。
泣きます。とてもとてもとても、泣きます。
こちらの作品は死に戻りを題材にした、オメガバースミステリーです!
本作をよみながら、伏線と山あり谷ありの構成の見事さ歓声をあげていました!
ある事件によりΩからβに擬態した主人公が、序章に書いてある『きっかけ』に向かって、人生を精一杯生きて幸せを掴みとろうとします。
この『きっかけ』が掴みとれるのか?
ハラハラしながら、物語を読んでいきます。
とにかく伏線のしこみが凄まじい!作者様の筆力のあつさや、テーマ性をがしがし感じます。
私は、きっかけが主人公にどうしても会いたくて、頑張ってほしくて、この死に戻りをおこしたのだと思っています。
ミステリー×オメガバース×死に戻りを、圧倒的な筆力でかかれた良作です。
私は好きなシーンがあって、主人公が食べるにこまり、豆腐屋さんでオカラを無料で貰っていた。と言う設定が、とても好きです。
食うに困ったことが無い人間には、これが分からないのです。私も親の援助がもらえず、病気で動けなくなった時に、オメガのように部屋にこもり、必死に足掻いた若い頃を思い出しました。
こちらの作者様は、人間らしさを丁寧にかいてくださり、読むと人生の辛かったこと思い出しながら、良き思い出として、気持ちが洗われる気かまします。
灰鷹先生の、社会の小さき者に寄り添う物語が大好きです!
素敵な物語を有難うございます✨
BL作品を読んだのですが、人が人を大切にしたり
愛したり、情を持ったり、「誰かのことを思う」ということを丁寧に描いた作品だと思います。
人が人である限り、正しいことばかり選べなくて、
頭ではわかっていても、感情の憤りに負けてしまったり、
ふとした瞬間に揺れ動いてしまって行動すること
ってあると思うんですが、そんなとっても現実的な感情を
死に戻りというファンタジーの設定や芸能界という設定を使って読みやすく、感情移入しやすい作品になっています。
個人的に作者様のファンではあるものの、
この作品のすごいなあと思うのは全てがきちんと対比の構図で構成されているところです。
映画の作品が戦争のことでの生きることと死ぬこと、
その中で生まれた悲しみと喜び、
この2人の手を握ってるのが希望であることで、
生まれることと亡くなること、
また、なんでこの作品がオメガバであるかというのが
脇を固める忠さんや、ゆうみさんできちんと描かれている。
オメガバの設定があるからこそ、だからこそそんな種の問題よりも、好きになって、大切に思って、ただその人と一緒にいたいと思ったという、人が人を思う根本に立ち返るという、話に戻っていく、オメガバの設定があるからこそただの人間の話になっているという流れが本当に素晴らしいと思いました。
ぜひ読んで欲しい作品です!
