10/13発売電子限定かきおろし付
恋人編のラブラブイチャイチャをたっぷり味わえる楽しさ半分。
バース性のしがらみや未来について不安になってしまう気持ちも半分。
恋人同士になってもなお抱える問題は山積みで、作者さんがどうしても描きたかったという続編への思いを強く感じたストーリーでした!
せっかくの恋人編だし、あまあまテイストに振り切っちゃってもいいと思うのですが、そんな単純なストーリーに舵を切らないのがこの作品の読みどころです。"続編でどうしても"の部分は、嫉妬あり、独占欲あり、誤解あり、不安ありというように、多少ネガティブ感情もチラつきましたが、結果的には2人の愛情の深さをドドンと見せつけられたことに歓喜!!ヽ(´▽`)/
不安感と安心感の対極感情によりストーリーが引き締まり、尚且つ感動極まる素晴らしいストーリー運びとなっていました。
同棲のワードが飛び出し、2人の関係が恋人からそれ以上の関係へと進む変化が生まれたのもこの続編の見どころでしょう。
結局のところ、同棲の話が出ただけで同棲には至っていませんが、それキッカケでお互いの家族が登場し、過去について振り返る意味でも、家族との関係を覗き見る意味でも同棲の話題が出たのは良かったと思う。同棲の話題も、βとΩという2人のバース性の問題についても、彼らが今後共に過ごしていくであろう未来について深く考える足掛かりになったことが嬉しかったです。
βとΩはバース的には番えません。
発情期の問題等あるけど、そうした肉体的なトラブルよりも、精神的に一緒にいて安心しあえる心の部分を一番に重視する2人が素敵だなと思いました^ ^
たとえ不安になってしまったとしても、ちゃんと自分たちの関係や、バース性にちゃんと向き合いながら一緒に最適解を導いていく2人は最高の"番"です。
前巻を超えて2人のアツい想いに触れた続編でした。
朱音のフェロモンが視える体質の威力も絶好調で、幻想的なビジュアルとも併せて2人の物語をお楽しみ下さい♪( ´▽`)