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表題作四季

ジョー ケンのボディガード
ケン 英国貴族ウィルフォード卿の子息

あらすじ

全てを捨ててニューヨークにやって来た、ケンとジョー。二人は同性の恋人同士。これから何者にも邪魔されない、二人だけの熱く甘い暮らしが始まる。幸せいっぱいの二人――に見えたが、実はジョーの体は病魔にむしばまれていたのだった!! 命を賭けた純愛・官能的なSEX。そしてケンとジョーを取り巻く人々を写実的に、なおかつ耽美に描いた、鷲尾滋瑠の傑作! この感動ロマンス……「涙なくして読めない!!」

作品情報

作品名
四季
著者
鷲尾滋瑠 
媒体
小説
出版社
ビブロス
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
ISBN
9784882711919
4

(4)

(3)

萌々

(0)

(0)

中立

(0)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
15
評価数
4
平均
4 / 5
神率
75%

レビュー投稿数1

忘れないように

ケン&ジョーのシリーズなので、またいつものエロ&ゴージャスな豪遊展開かな、と思ったら、これは違いました。

ジョーが育ったアメリカの貧民街で、お坊ちゃまのケンが、ジョーが亡くなるまで過ごした四季のお話。
ケンの父親は、慈善活動の団体を運営している多忙な人。
ケンの父親とジョーは、ケンに内緒の約束を交わしている。
不治の病で余命短いジョーは、貧民街でケンにアルバイトをするように強制します。
貧しくて、学校にいけない子供達が沢山いる街に住んで、労働を体験・・ジョーがケンに見せたい何かがあるらしい。

5階に住む二人の階下には、トニオという学校にいけない子が住んで居る。文字が読めないトニオにジョーは絵本を読んであげる。ジョーの手配で、ケンの父親の財団から支援を受けて、学校に行けるようになった矢先にトニオは父親の暴力で虐待死してしまった。

トニオに読んだ絵本;リンゴの樹を植える兎のお話;をジョーはケンに渡して「生きろ」と伝えます。
どういう思惑があるのか、著者は、ジョーが息を引き取る瞬間をケンに見せない展開を選んでいます。リンゴを買いに行かせて、ケンが戻ってくる間にベンチで息を引き取っていた。

育児放棄や虐待されている子は、日本にも沢山います。
そんな子が一人でも減るように、私にできる事をしていきたい。里親支援をしている知人がいます。機会があれば、支援活動に参加したいと思っています。
でも忙しくて、暫く忘れていた。大事なことを思い出させてくれたので、神評価。

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