小説

  • 僕たちは番じゃない

僕たちは番じゃない

boku tachi ha tsugai janai

  • 電子単行本
  • 電子書籍【PR】

表題作僕たちは番じゃない

羽木 雪
α、20歳→25歳、大学3年生→会社員
瀬尾 遼太郎
Ω、19歳→25歳、大学2年生→美術館の職員

その他の収録作品

  • 子育て編【書き下ろしSS】

あらすじ

Ωの遼太郎とαの雪は親が決めた許嫁同士。明るく素直な遼太郎と美人で博識な雪。正反対なふたりだけれど、とても仲良しだった。しかし、あることがきっかけで、今ではあまり話もしなくなってしまった。気まずい関係が続く中、遼太郎がほかのαの男と仲良くしている姿を目にして―? お互い大好きなのに、すれ違ってしまう…じれじれな恋を描いた胸キュンオメガバース! ふたりのラブラブなその後を描いた「子育て編」も収録!

作品情報

作品名
僕たちは番じゃない
著者
豆子 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイデジタルノベルズ
電子発売日
4.5

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萌々

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中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
2
平均
4.5 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

すれ違いはハッピーエンドのプロローグ

「すれ違いはハッピーエンドのプロローグ」

この作品を読んで、一句浮かんだので詠んでみました(笑)

両片想いなのに、バッドなタイミングでお互いの勘違い発言を耳にして盛大にすれ違ってしまう両者。読んでいて胸がズキズキと痛みました。゚(゚´Д`゚)゚。

最初は攻めの雪の視点から描かれているのですが、雪の横柄な態度にイラッ。でもその理由が分かると、遼太郎の無防備さにイラッ。感情が大いに揺さぶられました。
遼太郎の視点に移ると、彼の生い立ちが雪への気持ちに素直になれない一因になっていて、そんなところも両者のわだかまりへと繋がります。思い違いだけならまだ良いけど、そこに更なる思い違いとすれ違いが加わって、また第三者のいたずら要素も付加されるとあっては事態はますます泥沼化寸前へとGO。一番聞いて欲しくない発言を立ち聞きしちゃうの勘弁してくれよ〜ですし、聞くならちゃんと最後まで聞いてやってくれよ〜のモヤモヤ感がハンパなかったです。

番になってから距離が開いていく2人の姿を追うのが切なかったですが、両視点の良さはお互いの真意が読者に伝わること。どちらか一方の気持ちに偏らずにストーリーを客観視できるのは大きな利点だと思います。
最初の方は雪の遼太郎への悪態が目につきましたが、これもそれも好きの裏返しから。好きになってもらえなくて拗ねた感情が子どもっぽく映るのも、それだけ遼太郎のことが好きなんだと思えば雪への見方も変わると思います。遼太郎は遼太郎で、ヤキモチを妬かせるのが上手なので、そこはもうちょい自覚すべき。お互いに番に不安にさせるように振る舞っているのが焦ったくて仕方なかったです。

しかし。わだかまりとすれ違いが解けたあとは、お待ちかねのラブラブターンです^ ^
妊娠と子育てを通し、愛を育み合っていく2人の夫婦としての絆がよりいっそう強くなっていくのを見届けるのがめちゃくちゃ楽しい…!!
2人が親として成長していく姿が丁寧に描かれているのもこの作品の見どころの1つでしょう。雪のイクメンっぷりに、後半の子育て編は少しBLの甘さが足りんかな……と思うところもあったけど、遼太郎への愛おしさがちゃんと感じられるので満足度としては高かったです。

あんなにもすれ違っていた2人も、誤解が解ければこんなに幸せな画が目の前に広がるものかと感慨深く浸りました^ ^
すれ違いはハッピーエンドのプロローグ……大きく跳ね返ってきた雪と遼太郎の幸せにずっと胸がいっぱいです。

2

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