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高永ひなこさんの作品で一番好きなシリーズです。来月5巻が出ると知り、1巻から読み返しています。無口で無表情な遠野と野球部エース田宮の、純情ラブストーリーです。
今回は、ちび遠野くんに加えて、遠野ママの可愛さにもやられます。遺伝なのか、遠野ママも全くの無表情です。ちびママが出てこないのが残念だけど、ちゃんと気持ちが伝わっている遠野パパに感心します。
そして、遠野とママの無表情同士で熱い会話をしているところでは、会話の内容とのミスマッチさに笑えます。恋バナに混ざりたがるママと参考にしようとする遠野が微笑ましいです。
2巻では、遠野の幼馴染のゆうちゃんと会長をくっ付けようと奮闘する、遠野と田宮が見れます。独占欲が強くてカッコ悪い田宮が、カッコ良くてますます惚れます。
第1巻は「萌」寄りの「萌x2」評価だったのですが、第2巻は迷いなく「萌x2」評価です。主人公・遠野の両親が登場人物の誰よりもコメディー担当というまさかの展開で、私このパパママが大好きです。遠野パパに出会えて遠野ママはとっても幸せですね~。「おなべ放置は困るなぁ」と笑うパパが最高でした。
パパママの話はこれぐらいにして…。遠野と田宮のお話が半分、第1巻で登場した遠野の幼馴染・相良と新キャラである加賀見のお話が半分という感じです。遠野と田宮が二人とも素直でラブラブなカップルであるのに対して、相良と加賀見は二人とも策士タイプなので想いが成就するまでもうちょっと時間がかかりそうですね。今後が楽しみです。
さすがに、1巻目を読んだ時のようなインパクトはないんですが、それでも十分面白かったしやっぱり好きです。
とにかくメインCPのキャラクターが好みなんですよね。田宮(攻)もカッコいいのか情けないのかわからなくていいんですが(褒め言葉ですから)、なんと言っても遠野(受)がいい。
それに加えて、遠野のママもよかった。そうか、こんなのも遺伝するんだね・・・少なくとも、遠野はママのおかげで、ずっと家族の理解には恵まれてたわけですね。この遠野一家+田宮の団欒風景(?)はサイコーでした。笑いが止まらん。
作家さん自身もあとがきで言われてますが、1巻に比べてできあがったバカップル化してると言えば確かにその通りです。
でも、1巻のなんとも初々しい、でもHは結構簡単な、ちょっとアンバランスなようでその辺が逆にリアルなんじゃないかと感じる2人も大好きですが、あまあまな2人もよかったですよ。
ただ私は、遠野の幼馴染みの相良と彼を好きらしい生徒会長のCPにはまったく興味ないので、あんまりそちらに逸れないで欲しいというのが本音です。あくまでも脇ならまだしも。
だからこの2人がメインだという次巻はなんだか読む気失くしそうになりました。まあ読んだんですが・・・
これに限ったことではなく、私はもともと脇キャラクターをメインに据えたスピンオフがあまり好きじゃないんですよ(もちろん、メインCPよりサブCPが好みだったらまた別ですが)。特に、こちらは相良のキャラクターがかなり嫌いなタイプなので。ツンツン過ぎる受はホントにダメなんです。でも多いんですよね。
さらに、会長もまったく好みじゃないので、このCPはもうどうでもいい。
こちらも、いっそ『チャレンジャーズ』と『恋する暴君』みたいに、きっちり作品を分けて出してくれたら読み分けできたのに、ととても残念です。メインCP大好きだから(高永さんで断トツに好き)、あくまでもメインに集中したいし、して欲しいんですよ。
1巻のレビューでも書きましたが、私は高永さんの絵が大好きなんです。それだけではなく、高永さんのHシーンが(今まで読んだBL漫画の中では)いちばん好みですね。
中でも、この作品(シリーズ)のHシーンがすごく好き。H度高過ぎなくてちょうどいいんです(他のH度高い作品のHシーンがダメなわけじゃないですよ、念のため)。
それにしても、相変わらず絵の完成度が高くて、安定感が抜群です。読んでて安心できるんですよ。漫画に絵は大きいなあ、と高永さんの作品を読むたびに感じます。絵だけじゃないのもまた真理だとは思うんですが。
表題作を楽しめる1冊になっています。
voice4:田宮が合宿に行くお話
葛藤する遠野も可愛いし、それを応援する母の姿も素敵。
遺伝って怖いですねww
voice5:田宮が相模と揉めるお話→加賀見と相良をくっつけちゃおう作戦
これが次巻への伏線となっています。メインはあくまで田宮×遠野なのですが、加賀見×相模編への足掛かりになるお話なので長いですし、じっくり進みます。ここでも遠野母の素敵アシストがあります。本当にいい役ですよね(。-人-。)
first voice(短編):田宮、初めて遠野の声を聞く話
田宮側からのお話です。この視点から見ても遠野可愛いです…。。。キュンキュンしちゃいます。
【不器用なサイレント】第2巻。
大人しくて中々感情を表に出せないから誤解されがちだけど、田宮への情熱はそこはかとない美術部所属の智。
そして、明るくてスポーツ万能、誰にでも好かれるタイプで智の恋人・田宮のお話。
いやー、清く正しく美しくな学生からは、割とかけ離れているギャップ感がタマラナイ(笑)
相変わらず表に感情が出にくいけど、田宮と付き合うようになってからは、自然となのか努力なのか、徐々に分かり易くはなっている智。
例えばこうしたい、と思っても、きっと今までなら行動に起こさず終わるタイプだったんじゃないかなと思うけれど、田宮へ自分の本心を伝えたいが為に、学校で合宿している田宮の元へと真夜中にフェンス飛び越えようと、二度も挑戦する。
心を突き動かす衝動ってヤツですかね。そういうの好きです。
勿論、絶対そういう事するヤツじゃないと田宮も思って居た訳だから、智のそんな行動は嬉しい訳で。
日を追うごとに二人の思いは深まっているなぁとしみじみ。
そして。
智の幼馴染のゆうちゃんこと生徒会書記の相良と、容姿端麗完全無敵な生徒会長・加賀見。
キましたね、生徒会長!
女子に大人気な容姿で掴みどころのない性格、それなのに自分にちょっかいを掛けてくる加賀見にイラつく相良。
ふざけるのもからかうのもいい加減にしてほしい、と願うのに、「茶化すのはやめろ」と逆に言われ、キスされる始末。
茶化しているのはどっち?俺じゃない、お前だろ!と振り回され始め……な所で次巻へ続く(笑)
実は、高永さんの描く、相良のようなツンは好きじゃないのですが、周りの人間に中和されてる感じでバランスが良く感じます。
(元々は強気ツン子猫さん大好きですが)
智と田宮は「もう分かったからー!お腹いっぱいよもーう」となる位アマアマでラブラブなので、次巻は相良と会長の仲がドコまで進むのかなーという感じ。
やっぱり私は甘く安心感のあるカップルって大好きです♪