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表題作SAVE FAITH 愛情遊戯の心裏学

椎葉佑(たすく) 哮志のツレ
九重哮志(こうし) 美人で喧嘩上等

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

繁華街の裏露地の一角にある喫茶店『Epilogue』でマスターの後継者見習いとして働くタケル。
口は悪くても中身は真っ直ぐな仲間たちが集うそこは、憩いと安寧の場所だった。だが、半年程前、タケルが本当の兄のように慕い、誰よりも懐いていた、一つ年上の高校生・佑が忽然と姿を消して以来、タケルは壊れたように笑顔を失ってしまった。
そんなある日、無二の親友・明弥が佑を見付けたと、タケルの元を訪れて――!
出版社より

作品情報

作品名
SAVE FAITH 愛情遊戯の心裏学
著者
如月直也 
イラスト
槇えびし 
媒体
小説
出版社
日本文芸社
レーベル
Karen新書
発売日
ISBN
9784537141320
2

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萌々

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中立

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趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
1
評価数
1
平均
2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

悪い意味で予想を裏切らない?

元ケータイ小説を書籍化したものらしく、別のサイトで賞賛されていたのを見たような…
私は学園・寮ものが大好きなので手を出しましたが、ケータイ小説ってこういうものだな~、って印象を見事に裏切らないと感じました。

文章もキャラクターも…すごく言い方悪いですが、ズバっと言っちゃうならまさに中学生くらいが好きそう、なちょっと古くてイタイ印象です。

ストーリーは主人公タケルが慕っていた佑という子が突然失踪してしまう。
落ち込むタケルは、友人から、佑がとある学園に編入してきたと情報を得て自らもその学園に編入し佑を取り戻そうとする…、というちょっと謎めいた部分に最初惹かれないでもないのですが。

佑が消えた理由がなんてない、タケルに友情以上の感情を持ってしまったからだ、という。
主役の2人はまだいいんですが、次々現れる脇キャラたちがなんていうか…今時こんなキャラクターがBLにいるのか?という子が多くどうにも好きになれなかったです。
自分が可愛いと思ってる、語尾を延ばす、ちやほやされないと気がすまないアイドルキャラみたいな子が多くて、何だか入りきれなかったです。
それもこれも多分やっぱり文章が軽い感じだからなんですよね…。

蛇足ですが、冒頭でタケルが「佑を追って入学したいけど学費がない」と言ったら友人が肩代わりを申し出てくれます。その時の台詞が「株やってるから20億くらいなら動かせるから~」という感じなんですが、あまりに頭悪そうな台詞じゃないかと思ってしまいました^^;

世間的な設定がちゃんと書かれていない(学校の事とかキャラクターの後ろ盾になってる環境・出身とか)、浮世離れしているけどフォローもなくそのまま進んでいく…ていうのが悪い意味で予想を裏切らないケータイ小説かな?って思ってしまった。

これに懲りずに、予想を裏切るケータイ小説に出会ってみたいです。

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