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鳥籠シリーズの最終巻
前作までの話をきちんと伏線にしての久保寺×充紘の話です。
会社が業界一位になった事で、過激な団体に狙われやすくなった長和製薬。その研究員の充紘は過激な団体に拉致されてしまいます。
久保寺を信じ、ギリギリまで耐え続ける充紘。
同僚の冬稀達の協力もあり、無事に助けだされますが、その時に受けた心の傷が充紘を苦しめます。
今まで、自分の欲求に忠実なだけに見えた久保寺が温かく、優しく支える姿が頼もしく、苦しむ充紘に何度も切なくなりました。
『鳥』シリーズ最終巻!
今回は久保寺と充絃です。
前作でひかれた伏線が、ここにきてやっと理解できました。
ライバル会社の陰謀に巻き込まれる充絃。
拉致監禁されますが、痛いことはないです。むしろ物足りない感じ。
脅迫されてどうしようもない充絃がかわいそうだけど、悲壮感はないです。
前作で登場した中津と久保寺がミョーに意気投合している感じで、面白いです。
この二人がタッグを組めば、過激な事するんだろうね。
それが見れなかったのは残念。
サクサクと脱出し事件も解決し、やはりどこか物足りない感じは残ります。
最後に、充絃は久保寺の籍に入った事で、呼び方を変えました。
賀野と冬稀も幸せになり、みんなハッピーなラストです。
『鳥』シリーズ4作目・完結編です。
2作目『鳥は象牙の塔にいる』の久保寺×充絃CPがメイン。向こうのレビューでも書きましたが、私はこっちの2人がものすごく苦手というか大キライです。賀野×冬稀の方がず~っとマシ。
個人的に、このシリーズは好みじゃないんです。なんの思い入れもない。
設定のわりに盛り上がり(下がり)もあるのかないのか、こちらも拉致はあるけどとにかく何もかもがうっすいんだよなあ。
とりあえず、このシリーズは1回読んだらもう充分です。再読しようとは思えませんでした。
・・・シリーズ通して、よかったのはイラストくらいでした。