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セツセツセツ、俺の頭はセツでいっぱい。いつセックスしようか。
…このフレーズに引きました。ストーカーの言葉のはずなのに、「これを言っていいのは、実行していいのは自分だ」と世都を自分のものにするため、杜和は現在の職を捨て世都のいる学校に教師として再就職。
…果たしてこの作品の中で一番執着が濃く、恐ろしいのは誰なのかと考えてしまいます。
これって決してラブイチャエロバカがテーマの話じゃないよね…?どっちかっていうと、ほんのりブラックな作品だよね?と思ってしまいました…
世都は天然エロおばかというより、魔性めいた受けだよなぁと思いました。杜和も言っていましたが、世都の相手はよっぽど精神が強い男でないと無理だろうと感じました。
お仕置きだと言われても、杜和以外のモノで苛められても全て快楽に変えてしまう世都もなんか怖い…。本格的な調教もののBL作品より深いような気がします。
軽く読む分にはドMちゃんだ、ドS攻めだと言ってられますが、深く読むと…ハハ…と薄笑いしかできないような…
世都を抱いて溺れさせて甘やかしてドロドロにした杜和。杜和のこと意外考えられない頭の悪い生き物にされた世都。なんというか…凄く閉塞感のある関係だなと思います。
普通の恋人同士というものは、確かにそれをどこかで望んでいるかもしれないけれど、でもそれをしてしまったらダメだという意識が働くのでは…?
それを実行してしまった杜和と、それを受け入れてしまった世都。二人がそれでいいならいいのですが…やっぱりこの作品、怖かったです…。
そんな恐怖作品(笑)を、明るく軽く書いてしまえる崎谷氏の作家としての力に「神」評価をつけました。
思わずウホ☆と唸りをあげてしまいました(*´ω`*)
面白い。
始まりは高校生の時。
ずっと見ていた相手との出会い、別れ、再開。
受視点で進んでいくストーリー。
一途でずっと思い続ける様が、人によってはちょっと…と思ってしまうこともあるのかな…とも思いましたが、個人的には絶妙でした。
同じ職場で、つれなくされても。どうされても~
タイトルがちょっとヤベェよ(´∀`)と思ってましたが、そこまで弾けてもなかったですね(笑
逆に、最後の攻~の視点に思わぬ逆風いただきました。
『被害者に惚れられたストーカー』
ちょww
まさかのドンデン返しが面白かった。
気になったのは
恋愛証明書でもそうなんですが、作品の流れが似たり寄ったりなのはパターンなんでしょうか?
そこがちょっと気になったかな
もうじき三十だというのに、顔も身体も『子ども』らしすぎる石原世都は、気が弱い私立高校の美術教師。
子どもっぽい見た目から生徒からの扱いも軽いものだし、「美術」という受験には何の関係もない教科の担当のせいで職員室にも居場所がない。
そんな世都にも秘密が一つだけあった。
それは、年下の同僚・千澤口杜和と恋人同士でしかも、同棲しているということだった。
実は、世都と杜和は高校の先輩・後輩の間柄だったのだが、水球部のエースとして活躍している杜和を美術部に所属していた世都が一方的に見つめるだけの関係だった。
言葉を交わしたのはたった一度、世都が他の水球部の連中に絡まれていたのを杜和が助けてくれたのだった。
そんな時を経て、再び同僚として再会した世都と杜和だったが、世都が付きまとわれていたストーカー男に襲われたのをきっかけに、「放っておけないから」と世都は半ば無理やりに杜和の部屋に匿われることになる。
そしてそのまま三ヶ月――。
何度か荷物を取りに自宅へと帰ったけれども、その往復は杜和の車で杜和の護衛付きでの行き来で。
ついには、家賃を二重に払うのが「もったいない」という理由で世都の済んでいた家を解約されてしまう。
とんとん拍子に進む物事に、世都は困惑する。
そして何よりも「どうして自分を抱くのか?」との問いに杜和に「そんなことどうでもいい」としか答えてもらえなかったことに、自信を喪失していて、杜和が傍にいてくれるのなら「何でもする」状態になってしまう。
ましてや、自分のどんくささから、呆れたような返事しかしてもらえなくて、ますます世都は杜和の言いなりに……。
そして何かと失敗をやらかす世都に対して杜和がする『お仕置き』はエッチなものが多くて、いつも死ぬほどヤらしくて、お仕置きなのについつい世都は感じてしまい、その行為に溺れてしまう――。
という感じの話でした。
実は杜和は世都のことを最初に会った時から気になっていて。
世都がストーカー男と知り合ったSNSの管理をする会社に勤めていて。
世都の居場所を知って、その仕事を辞めて世都の職場に再就職してくるくらい世都を独占したいと思っていて。
無理やり同居を押し通したのも、杜和の独占欲の表れなんだけれど。
ちょっと天然でぼけたところのある世都は気づかない。
気づきそうになったら、杜和がエッチで陥落させちゃうから、いつも答えまでは行き着けない。
そういう二人の関係で。
杜和は自分でも自覚しているとおり、「対象に好かれたストーカー」。
世都の泣き顔が好きという鬼畜っぷりで。
それゆえ、世都を困らせたいから自分の気持ちをはっきり伝えようともしない。
結局、最後までそういう甘い雰囲気になりませんでした。
まぁ、内容についてはそんな感じなんですが、個人的にびっくりしたのはこの作者さん、こんな話も書けるんだ!? ということ。
近頃この作者さんの話を読むことが多いんですが、大体が胸の苦しくなるような切ない系の話が多い作者さんのイメージだったんですが。
今回のこれはやたらえっちなシーンが多い。
普通に会話しているよりも、そっちのシーンの方が多いんじゃないか……と思うくらい。
確かに、杜和に本当の気持ちを言ってもらえない世都の気持ちは切ないっちゃ切ないんだけど、でもやることはバンバンやってて……。
かなりびっくりしました。
いつものようなちょっぴり切ない系の話を期待するのであれば、オススメできませんが、個人的にはこれはこれで有りだと思うので、ちょっとえっちが濃くても大丈夫! という人にはオススメします。
かなり変わった受け攻めだと思ったのですが、面白かったです。
ストーリー自体はあまり抑揚がないと思ったので、ストーリー部分がもう少ししっかりしていたら神評価をつけたかったです。
カップリングはとても気に入って、他にもこの二人のお話があるなら読みたい!と思ってしまいました。
ストーリーは、同じ高校で働く教師のカップルの日常生活を描いたもので、二人の同棲生活と、何故付き合うことになったのかの説明が受け視点で書かれています。
ほとんどこの二人の紹介のような中身で、イロイロあったりケンカばかりしてるけど結局バカップルなのでは…という感じのなのですが、それが非常に面白いです。
子供っぽくてお人よしで騙されやすい世都と、年下とは思えないほどクールで博識で意地悪な杜和。
ストーカーされていた世都を杜和がたまたま助けて、なし崩しに関係を持ってしまい、杜和が責任を取るといって同棲に至っています。そのため世都は仕方なしに杜和が付き合ってくれていると思い込んでいるのですが、ノーマルの人が男性相手に仕方なしにつき合ってあげて同棲するなんてそんなまさか^^;
なので、勿論クールに見える杜和は世都にベタボレでかなり独占欲が強いのですが、それもBLのお約束ですよね。しかし杜和はそれがかなり極端で、究極的です。
最後にちらっと杜和視点が入っていますが、そこまで読むとかなり面白いカップルだなあーと感じました。杜和は、自分がたまたまターゲットに好意を持ってもらったストーカーだと言っているのですが、その表現がまさにピッタリ!です。
そしてかなりえろい。何を言ってるか自分でもわからず、杜和の好きなように作り変えられていく様子がほんとにえろいです。
「頭がわるそうでえろい」という表現は聞き方によってはバカにされてるみたいだけど、杜和の愛を感じます。杜和の敬語とタメ口を使い分ける口調も楽しかったです。
カップリングとしては楽しくて楽しくて神評価をつけたいと思います。
ただ、酷い攻めであることに変わりはないので、Sな攻めが好きでなければ合わないかも。好みが別れそうな作品だと思いました。
私にとっては大当たりでした。というか、いつもの崎谷クオリティにほっとした、というのが一番近いかもしれません。
崎谷作品定番のダメだけどかわいい受けとS傾向メガネイケメン攻め。展開も何の変哲もありません。だけど、これが安心する~。
面白かったのは、攻めが意外と天然なところ。受けに対して無意識に執着していて、その執着が尋常じゃないことに気づいているのかどうか(笑)ほかの男と会ってたと知ってムキになったり、ただSなだけじゃなくて可愛かったです。でも、無意識なので普段は非常にツン。・・・結局どちらも天然で、そこがまたほほえましく、萌え萌えでした。